今年のインターハイ女子シングルスで準優勝した四天王寺高2年生・橋本帆乃香という選手をご存知だろうか?
本日はこの選手のバックハンドサービスがえげつないのでご紹介したいと思う。
橋本選手は昨年のインターハイでは1年生でベスト16、今年は一気に決勝戦進出と大きく躍進。団体は優勝、ダブルスも準優勝しているので、来年は3冠王も十分に狙える期待のカットマンだ。
この橋本選手のバックハンドサービスの何が凄いって、なんとね、「投げ上げバックハンドサービス」なのですよ。
投げ上げと言えばフォアハンドサービスで使うのが一般的だが、橋本選手はバックハンドサービスで使う。
高々と投げ上げ、落ちてくるスピードを利用して強烈な回転をかけるわけだが、この時に参考にしたいポイントが肘の使い方だ。
(TOKYO OPEN 2015 橋本帆乃香 vs 石川梨良)
動画を見てもらうとわかると思うが、インパクト後のフォロースルーで、真上に肘をグッと引き上げるように動かしている。
こうすることでスイングスピードが上がり、より強烈な回転をかけることができるのだ。
バックハンドサービスはフォアハンドハンドサービスのように、フォロースルーでカモフラージュするのは難しいが、橋本選手のように腕を大きく動かすことによって、相手に球種を分かりづらくさせるという効果も期待できる。
そして橋本選手のバックハンドサービスはこれだけではない。
先述したメインのバックハンドサービス(左横回転)に加え、逆回転(右横回転)のサービスも使うのだ。
ポイントは、ギリギリまで回転の変化がわからないようにするために、インパクトするまでは左横回転を出す時と同じフォームにすること。
この逆横回転サービスをちょいちょい出すことによって、軸としているバックハンドサービスがより効いてくるわけだ。
橋本選手はカットマンだが、攻撃選手がマスターしても強力な武器となることは間違いない。
おひとつ試してみてはいかがでしょうか?
フォアハンドサービス主流の時代にバックハンドサービスの使い手が現れるのは喜ばしいことだ。しかも投げ上げバックハンドサービスなんていう高度な技を見せてくれるとは、卓球ファンとしてはたまらんよ、ほんと。
次は「投げ上げしゃがみ込みサービス」の使い手が現れることを期待したい(もうすでにいるのかしら?)。
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