アメリカで卓球がジワリジワリとブームになりつつあるんだって。
会社内で社員同士が行う卓球を通じて、ミュニケーションを図る取り組みがアメリカで広まっているそうだ。
この卓球ブームの火付け役となったのが、オリジナルの卓球ラケットを販売する「Uberpong」というサイト。
2012年、米国オースティンで設立された「Uberpong」では、デザイナーが手がけたデザインをラバーに印刷した卓球ラケットや、ユーザーの思い思いの写真やイラストをラバーにプリントしたものを購入することができるという。
「Uberpong」は現在、2種類の卓球ラケットを販売している。1つは世界各地のグラフィックデザイナーがデザインしたラバーを選べる「DESIGNER PADDLES」。もう1つは、自分自身が選んだデザインを使用する「CUSTOM PING PONG PADDLES」だ。
ともに競技用ではなく、レクリエーションを楽しむことを目的に作られている。
どうですかこのオサレなラケット!
ユーザー自身の趣味で好きなデザインを指定できる「CUSTOM PING PONG PADDLES」では、さらに両面のラバーに同じデザインをプリントするのか、片面ごとに異なるデザインにするのかを選択することができる。
2つのプランで若干料金は異なり、前者は34ドル(約4100円)、後者は39ドル(約4600円)だ。
バック面とフォア面でデザインを変えられるんだね。
卓球は両面同じ色はダメだから、ここはやはり違うデザインにしたいところだ。
各デザイナーが手がける「DESIGNER PADDLES」の価格は30ドル(約3600円)。より細かなカスタマイズをしたい利用者のために、20ドル(約2400円)でラバーのない「UBERPONG BLADE」も販売している。
デザイナーが手掛けるオリジナル卓球ラケットがコチラ!!
なかなかカッコいいじゃないですか。
ちなみにラケットはペンとかシェークとかの区別はなく、形状や材質なんかは1種類だけだそうです。
見たところシェークって感じだね。ペンがほしいなぁ・・・。
名だたる企業が顧客に!!
何がすごいって、主要な顧客は個人ではなく法人だってこと。
しかも、Google、コカ・コーラ、Nike、Red Bull、TOMs、Levi’sといったアメリカを代表する大企業だっていうじゃありませんか。
なぜ多くの有名企業から注文を受けるようになったのか、その過程がまた面白い。
「Uber Pong」の創業者はDavid Lowe(以下ロー)氏。2003年にイーストロンドン大学を卒業した後、日本で英語教師として働いたり、オーストラリアで営業マンとして働いたりと、世界中を働きながら旅した人物だ。(中略)ロー氏が勤めた会社の中には、共有スペースに卓球台が設けられているオフィスもあった。そこでは、会社で働いている人たちが卓球の試合をすることで親交を深めることができたのだ。
これは珍しい話ではなく、米国を代表するようなベンチャー企業では、社内に卓球台を置く会社が増えつつあるという。卓球をアクティビティの一環として取り入れることで社員同士の仲を深める、手軽に省スペースで楽しむ、というのが卓球が選ればれた理由だったようだ。
ロー氏の場合も、同僚と卓球をすると毎回のように白熱した。また卓球を通して同僚たちの個性を感じ取ることができ、出会ったばかりの同僚たちとの関係も深まった。卓球がコミュニティの橋渡しをする役割を果たしていることはロー氏にとって大きな発見だったという。
ロー氏はコミュニケーションツールとしての卓球の魅力を知ったが、用具に対してある不満を感じるようになったという。
「卓球ではプレーを通して相手の人間性を伺うことができるが、ラケットは皆同じようなデザイン。それぞれの個性を何ら表していない」
今では「企業のロゴ付きラケット」や「卓球台の製作」のオーダーも数多く受けているんだって。
卓球を広める運動も展開!!
「Uberpong」はただパーソナライズ可能な卓球ラケットの販売だけを行っているわけではない。卓球のコミュニティ作りにも力を入れている。卓球ができる場所を探せる地図ソフトを開発して情報を公開したり、TOMsなどの企業と組んで卓球イベントを開催するなど、卓球界を盛り上げることに取り組んでいるのだ。
グッジョブUberpong!!
「卓球ができる場所を探せる地図ソフト」、日本でも使えるようにしてね。
最後に、私だったらUberpongでどんなラケットを注文するか、考えてみました。
やっぱりこれしかないでしょう。
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