試合で負けた選手にオススメしたい曲 ベスト15


試合で負けた時のあの悲しさと悔しさ。たまらないものがありますよね。
どんなスポーツ、どの世代であってもその思いは同じはず。
 
そんなやりきれない気持ちを抱えた帰り道に、そっと一人で聴いてほしい歌をまとめてみました。
 
わりと有名な歌が多いので、全部知っているという人もいるだろうけど、この企画は「皆さんが知らないであろう曲を教えます」という趣旨ではなく、私が個人的に「試合に負けた時に聴いたら、根拠はないけどちょっといいかもしれないよ」と思った曲をまとめてみた、ということです。
 
完全に個人的な好みで自由に選んでおりますので、年代とかもバラバラです。
唯一設けたしばりは「日本の歌である」ということ。
 
「一人で家に向かう帰り道で聴いている」というシチュエーションを想定しました。
(自転車に乗りながら・トボトボと歩きながら・電車の中で・車の中で、など)
 
それでは、さっそくいってみましょう。

 

【15位】 悲しくてやりきれない/ザ・フォーク・クルセダーズ

どうしようもなく悲しくて暗い歌詞とメロディ。 暗く沈んでいる時にあえてそんな曲を聴くというのもアリなのではないかと思う。思いっきり落ち込んだ後は、また練習あるのみ。作曲した加藤和彦さんは「あの素晴しい愛をもう一度」「帰って来たヨッパライ」など、多くの名曲を世に送り出したヒットメーカー。若い世代の人にも知ってもらいたい作曲家ですな(私も加藤さん世代ではないけど)。

悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このもえたぎる 苦しさは
明日も続くのか

 

【14位】 happyend /ROCO


“玩具ジャズ”という独自の路線を走るROCOは、キュートな歌声がとても魅力的な女性シンガー。もっとメジャーな存在にならないかなぁと私が勝手に思っている歌手だが、本当に良い曲がたくさんあのですよ、はい。今回紹介する「happyend」は、試合に負けてクサクサしている心を優しく撫でてくれるような曲。
 
おなかいたくても It’s all right, ok!! 
まだまだ食べれるパワーにして happyend
お皿の底の景色見に行こう
絶対最後は happyend

【13位】 約束/野狐禅


もう解散してしまったが、私の大好きなバンド。哀愁たっぷりで力強い竹原ピストルの歌声はズシリと全身に響いてくる。「約束」は2ndアルバム「東京23区推奨オモイデ収集袋」の中の一曲。癒し系にはほど遠い歌声と歌詞であるが、聴き終わってなぜか不思議と癒されている自分に気づく。
 
くやしくて くやしくて こぼれ落ちた涙は
懐かしい 懐かしい 情熱の温度に似てる

 

【12位】 カレーライスにゃかなわない/真島昌利


THE BLUE HEARTS時代にマーシーがソロで出した曲。人生には嫌なこと悲しいことがたくさんあるが、とにかくカレーを食べればなんとかなる、そう思わせてくれる曲。試合に負けた悔しさも、カレーライスのうまさにゃかなわない!
 
悲しい気分にサヨナラ さみしい気持ちにサヨナラ
今日はカレーライスだ

 

【11位】 深夜高速/フラワーカンパニーズ


ワゴン車1台で日本全国を回りながら年間100本以上のライブを行う日々を15年間も続けているフラカン。その走行距離は年間4万キロ! グッズの販売や機材の搬出入も自分たちで行っている。深夜高速はそんな巡業バンドフラカンの代表的な一曲。2009年にはこの深夜高速1曲だけを13組のアーティストがカバーしたトリビュートアルバムが発売された。なんだかんだあっても、「ああ生きててよかったな」としみじみ思う一曲。
 
生きててよかった 生きててよかった 生きててよかった
そんな夜を探してる

 

【10位】 悲しみの果て/エレファントカシマシ


エレカシを知ったのはブレイクのきっかけとなった97年リリースの「今宵の月のように」から。当時がっつりこの曲にハマっていた高校生だった頃を懐かしく思い出す。大事な試合に敗れ、打ちのめされたその悲しみの果てには、いったい何があるのだろう?
 
悲しみの果てに 何があるかなんて
俺は知らない 見たこともない
ただ あなたの顔が 浮かんで消えるだろう 

 

【9位】 花のランランパワー/真心ブラザーズ


花のランランパワー
THE真心ブラザーズ
キューンミュージック
1993-04-21


アニメ「コボちゃん」のオープニングテーマとして聴いていた曲だが、大人になってあらためて聴いてみると、本当に良い曲だなぁとしみじみ思う。「天才てれびくん」でカバーされた曲でもあるけど、子供より大人の心に響く曲なのではないかと思う。何だか知んないけど、元気、出るよね。
 
夕方に空を見てたら パワーがあふれてきたよ
ぼくはさっきまでのぼくとはちがうんだよ

 

【8位】 長いのぼり坂/長渕剛
 
長渕アニキの優しい歌声と歌詞が心に沁みます。人生は焦ったって何も始まりはしない。ちょっと試合で負けたくらいで慌てる必要なんてないということを教えてくれる歌。ゆっくりのんびり行けば良いのだよ。走っても歩いてもどうせ同じなんだから。
 
あせってみても 始まらぬ 
人生のんびり 生きてやる
長い長いのぼり坂 走ってみても同じこと
後にさがれぬ道ならば 大地を踏みしめ歩きましょう

 

【7位】 夕暮れ/THE BLUE HEARTS


1993年リリース。ブルーハーツとしての最後のシングル。試合に負けて帰る頃って夕方だったりすることも多いと思うけど、どうせ聴くなら、辺り一面夕日で真っ赤に染まった中をトボトボと歩きながら聴きたい一曲。負けた悔しさはたまらないものがあるけど、体の奥底から燃えたぎって来るものを感じるんじゃないかな。
 
幻なんかじゃない 人生は夢じゃない
僕たちははっきりと生きてるんだ

 

【6位】 笑顔のまんま/BEGIN with アホナスターズ


作詞:明石家さんま、BEGIN/作曲:BEGIN
歌で癒されるなんていうと何だか恥ずかしいのであれなんだけど、私の中で最も癒される曲と言えばこの曲である。27時間テレビの中でさんまさんがビギンに依頼して急きょ番組中に作った曲。さんまさんの座右の銘が歌詞に入っていて、グッとくる。
 
笑顔のまんま 笑顔のまんま
そうさ人生 生きてるだけでまるもうけ

 

【5位】 哀愁交差点/ジャパハリネット


2007年10月14日に解散したバンド。バンド名は以前から知っていたが、聴き始めたのは今年の9月くらいからである。そしたらなんと10月14日に8年ぶりの再結成を発表。ボーカルは同い年で同じ四国の出身だったので勝手に親近感を覚えた。『哀愁交差点』は2004年にメジャーデビューを果たした曲。ボーカリストの全身から哀愁がほとばしっている。かっちょええ。
 
いつの日か胸を張って「帰ってきたよ」そう言いたくて
いつの頃か歩きだした ただひたすら認められたくて

 

【4位】 ナビゲーター/ THE BLUE HEARTS


またしてもブルーハーツの登場です。好きなもんで。
楽しげな雰囲気だけどなぜかちょっと切なくなってしまうこの曲。どれほど道に迷っても、己が進むべき道は魂がナビゲートしくれる。自分の魂が導いてくれる道ならきっと大丈夫だろう。そんな安心感に浸れる名曲。
 
私はきっと悲しみの 真ん中あたりで泣いている
私はきっと喜びの 真っただ中で笑うんだ
ビリー ビリー
ナビゲーターは魂だ

 

【3位】 ファイト/中島みゆき 


(竹原ピストルバージョン⇩)

1994年にシングルカットされた曲。CMソングに起用されていたので中学生だった私は当時よく耳にしていた曲だけれど、元々は1983年発表のアルバムに収録されていた曲らしい。ファイトを歌う中島みゆきの声は他の曲を歌う時とは声が違うので、中島みゆきが歌っていると知った時は驚いた。吉田拓郎、福山雅治、槇原敬之など、多くのアーティストにカバーされている曲でもある(最近ではCMで満島ひかりもカバーしている)。
「ファイト!」と応援してくれている曲だが、ポジティブな言葉に満ち溢れているわけではなく、生々しい現実を深くえぐった歌詞になっている。だからこそ「ファイト!」の一言が響いてくる。
 
ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

 

【2位】 空に星が綺麗/斉藤和義


 

試合には負けちゃったけど、空を見上げれば星が綺麗。「まぁ、こんな日もあるか」と口笛を吹きながら歩いて帰れば、家に着く頃には負けたことなんて忘れちゃってるかもね。さすがにそれはないかもしれないけど、そんな効果がありそうな気がする歌。
 
口笛吹いて歩こう 肩落としてる友よ
いろんな事があるけど 空には星が綺麗
 

 

【1位】 HOLD YOUR LAST CHANC/長渕剛

HOLD YOUR LAST CHANCE (24bit リマスタリングシリーズ)
長渕剛
EMIミュージック・ジャパン
2006-02-08


ボコボコにやられて「こりゃもうあかん」と思うほど打ちのめされたとしても、この曲を聴けばまた這い上がれる気がしてくる。タイトルの意味は「最後のチャンスをものにしろよ!」という意味なのだろうか? けれど私は、「何度負けたっていいよ。その度に“次がラストチャンスだ”と思ってまた頑張れば」という意味だと解釈したい。泥臭く何度でも立ち向かう勇気をくれる曲。
 
傷つき 打ちのめされても
はいあがる力が欲しい
人は皆弱虫を 背負って生きている

 

というわけで、このようなランキングになりました。
「試合で負けた時」というテーマではありますが、ちょっと落ち込んでいる時や、妙に寂しい気分の時など、ふとした瞬間に聴いてみるのも良いのではないかと思います。
 
今後もいろいろなテーマでオススメ曲をまとめようかと考えている次第。
通常の記事の何倍も時間がかかってしまいますが、コツコツ書き溜めていきます。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた。

2 件のコメント

  • ご無沙汰しております。
    卓球漫談人気記事一覧からここにたどり着きました。
    1位に私の好きなHOLD YOUR LAST CHANCEが入っていてうれしかったものですから。
    30年くらい前にNHKで放映していたドラマ「まんが道」の主題歌で使われていて、格好良かったんですよね。

    エレカシ ブルーハーツ 長渕剛

    お会いしたことが無いナルコさんの雰囲気が、ちょっと伝わってくる楽しい記事でした。

    • 影丸係長さん
      コメントありがとうございます~。
      いま思うと内容的に恥ずかしい記事なので反応していただいて嬉しく思います 汗
      HOLD YOUR LAST CHANCEは名曲ですよね。
      まさか「まんが道」の主題歌だったなんて!? びっくりです。

      エレカシ、ブルーハーツ、長渕剛、もうめちゃ好きなんです(私のビジュアルは長渕さんに似てます)。
      もしどこかでお会いすることがあれば、一緒にカラオケでもいきましょう 笑

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