卓球王国を読む 2016年6月号


今月もがむしゃらに読み倒しました。
 

今月号の目玉企画はコチラ!

 

神のレシーブ  Vol.1〈台上技術を鍛えよう〉
 
大ヒットDVD『神のサービス』でお馴染みの、サービスのスペシャリスト・仲村錦治郎さん監修の新コーナーである。
 
「レシーブも神レベルとは凄いな」と思っていたがそうではなく、サービスとは違い、レシーブは最も苦手で自信のないテクニックだったという仲村さん。
 
しかしそんな仲村さんだからこそ、他の選手にはない独自のレシーブ理論を持っているのだという。
 
いろいろなレシーブ理論を展開しているが、仲村さんによると「回転を見極める能力は鍛えることができない」とのことで、それをカバーするには台上技術を磨くべしと語っている。
 
「回転を見極める能力」は鍛えることができない
   レシーブにおけるミスというのは、大きく2つに分けることができます。それは、サービスの回転がわからずに生じたミスと、回転はわかったが台上技術が下手なために生じたミスです。相手のサービスを確実にレシーブするためには、まず最初に台上技術を徹底的に鍛えて、後者の「単純な技術ミス」を減らすことが非常に重要となります。
   基本的に「回転を見極める力」は、鍛えることができません。なぜならば、100人いれば100種類のサービスがあるので、ある特定の選手のサービスを攻略できたとしても、他の選手に対してはそれが生かされにくいのです。実際に私自身、数多くの試合経験を積みましたが、見極める能力が養われる実感は全くありませんでした。
   しかし、台上技術は練習をすればするほどうまくなり、技術力の向上が試合でのプレーに直結します。サービスの回転がわかった時は今まで以上に厳しく多彩な返球が可能になり、回転がわからない時でも技術でカバーできるようになります。
   レシーブが苦手な人は、ひとまず回転を見極める能力の向上は横に置いておき、台上技術の練習を最優先させましょう。回転がわかりさえすれば、どんなサービスが来ても自分が狙ったレシーブができる、というレベルにまで技術力を高めるのが最初の目標となります。
 
 
そして台上技術は“飛ばさない”ことが基本であり、大事なのは
“力加減”であるという。
 
力加減を鍛えるための、ちょっと変わった練習方法がいくつか紹介されているが、ここでは「神コラム(仲村さんによるミニコラム)」を抜粋する。
 
神のコラム②  力加減はけん玉で磨いた!
   私は「力加減」のコントロールが非常に得意だったのですが、その要因のひとつが小学生時代のけん玉です。私が所属していた卓球クラブは、卓球台1台に対して40人くらい選手がいたので、なかなか台について打つことができませんでした。私は台につけない時は、卓球場に置いてあったけん玉で遊んでいたのですが、けん玉での繊細な力加減が、卓球にもすごく生きました。特にボールの勢いを吸収して受け止める感覚を磨くのにけん玉は最適なので、台上が苦手な人はやってみると良いでしょう!
 
仲村さんは小学生時代にけん玉で日本チャンピオンにもなっているという実力の持ち主。
この器用さがレシーブ力に一役買っていたとは意外ですね。
 
そんな多彩な仲村さんの「レシーブの極意」を堪能できる、今後が楽しみなコーナーです。
 
 
勝てる選手のコース取り
 
そしてもうひとつ、今月号から始まった注目の新連載がコチラ
 
今すぐ使える“必勝”コース戦術<Vol.1>ミドルを攻めろ!
 
勝てる選手と勝てない選手の差。そのひとつが「コース取りに対する意識」である。いかにして的確にコースを突き、相手が嫌がるポイントを狙うかが勝利のカギとなる。
 
そんな勝てる選手になるためのコース戦術について解説するのが、ご存知、偉関晴光さんである。

連載第1回のテーマは、トップ選手の定番コースの「ミドル攻め」
 
ミドルを攻めるといっても、一球攻めただけで終わりではない。偉関さんは「次球の攻め」の重要性を説く。
 
ミドル攻めで相手を崩した後の次球の攻めが重要!
   ミドル攻めにおいて非常に大切になるのが、ミドルを攻めた後の次球の攻撃だ。ミドル攻めは得点率の高いコース取りではあるが、ノータッチで得点できるケースは実戦では少ない。ミドルで相手の体勢を崩したうえで、確実に次球で追い打ちをかけるという、ミドル攻めからの連続攻撃が最も重要な得点パターンとなる。次球の攻めでまず意識したいのがコース取り。ミドルをうまく攻めた場合は、相手の体勢(軸)が両サイドのどちらかに傾く。相手がミドルのボールをバックハンドで取ったならば、体はフォア側に傾き、フォアハンドで取ったならば、バック側に傾く。これを利用するためには、相手が体勢を崩した側の逆サイドを狙うのがセオリーとなる。
   また相手がミドルを処理した時、バックハンドで打つ時はこちらのフォアサイド、フォアハンドで打つ時はバックサイドに返球されやすい。それを見越して次球を待つこともミドル攻めでは大切だ。
 
 
そして、すぐにできるミドル攻めの練習法も紹介している。3つの方法を紹介しているが、その中から1つだけ抜粋。
 
基本編 3コースの基礎打ち!
   練習の最初に行う「フォアハンド10分」といった基礎打ち。多くの人はクロスだけで打ち合うのだが、これがコース取りの意識を低くする要因でもある。基礎打ちでも、様々なコースを行い、普段の練習からミドルに打つ意識をつけておくことが大切だ。たとえば、フォアハンドのラリーをする時に、①フォアクロス、②バッククロス、③ストレート(台のセンター)の3種類を3分ずつ行うだけで、練習の効果は大きくアップする。
 
パワーに自信がなく、威力のあるボールを打つのが苦手な選手でも、コース取りが巧みであれば得点できる。
逆にどれほど威力あるボールを打てる選手であっても、コースが甘ければ得点することは難しい。
 
試合になるとどうしても冷静さを失うから「ミドル攻め」という基本的なコース取りさえできなくなってしまうことも多いと思うが、これを意識的にできるようになれば、かなり有利に試合を展開できそうですね。
 
 
他にも「潜入!ラバー工場」という特集も非常に興味深かった。
卓球のラバーはどのように作られているのか? その謎に迫るべく、大起ゴム工業という会社の工場に潜入し、その製造工程を紹介している(社長さんのインタビューもあるよ)。
用具マニアには特におすすめの特集だと思います。
 
ということで、今回は以上です。
 

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