細分化する卓球マニアを分類

 

卓球は奥が深い底なし沼のようなスポーツである。
なので、卓球好きにもいろいろあって、その興味の方向性によって卓球の楽しみ方はまったく違う。

最近、キロ先生が卓球ファンを独自の視点によって分類するという記事を書かれていて、さすがやなあと感心しきり。

決定版! 卓球愛好者4つの分類 あなたはどこに所属してますか?
卓球愛好家の分類 志向と相対的レベル

実は私も2年ほど前から卓球ファンを鉄道ファンの「乗り鉄」「撮り鉄」のように細かく分類しようと思ってコツコツ書いていたんだけれど、しばらくほったらかしにしていたのを思い出し、このたび、一気呵成にまとめてみたのである。

 

卓球人の分類

【ガチ卓】
卓球を真剣にやっている卓人。
厳しい練習を己に課して大会で勝つことを目標にしている。

【用具卓】
いわゆる用具マニア。
新商品が出れば試さずにはいられない性分。

【自作卓】
ラケットを自作する卓人。
卓球台を自作する猛者もいるとかいないとか。

【試合卓】
とにかく試合をすることが大好きで、あらゆる大会に出まくる卓人。

【観卓】
試合観戦を楽しむ卓人。
Tリーグや日本リーグはもちろん、小・中・高・大の全国大会まで、試合を見るためならどこへでも行く。

【音卓】
打球音はもちろん、選手のおたけび、全国大会の各学校の応援など、卓球に関する音を録音する卓人。
「〇〇さん、至急10コートにお入りください」など、本部による選手の呼び出しを専門に録音するマニアもいる。

【嗅ぎ卓】
ラバーの匂いを嗅いで興奮を覚える卓人。
ツワモノになると、匂いだけでラバー名はもちろん、厚さや色まで言い当てる。

【収集卓】
ラバーのパッケージやラケットの箱、大会パンフレット、大会チケットの半券、昔の卓球本や雑誌など、卓球に関するあらゆるものを集める卓人。

【模型卓】
卓球台の模型を作ったり、お気に入りの卓球会場を模型で再現して楽しむ卓人。
街をまるごとジオラマで再現し、そこにオリジナルの卓球強豪校・卓球ショップ・卓球教室などを配置して楽しむツワモノもいる。

【トーナメント表卓】
トーナメント表に赤ペンで線を引くことを楽しむ卓人。

【タイムテーブル卓】
試合の進行計画を分析・研究する卓人。

【追っかけ卓】
1人の卓球選手を熱烈に応援する卓人。

【動画卓】
いわゆる卓球ユーチューバーのこと。

【歴史卓】
卓球の歴史を調べて研究する卓人。

【メーカー卓】
各卓球メーカーを分析・比較することを楽しむ卓人。

【帰卓】
試合や練習後の帰り道をいかに楽しいものにするかを研究する卓人。

【廃番卓】
廃番になった用具で打つことを楽しむ卓人。

【投資卓】
卓球に何かしら関係のある会社の株を買って売買を楽しむ卓人。

【ヤジ卓】
試合中にヤジを飛ばすことを生きがいにしている卓人。
自分のヤジで選手のメンタルが崩れて試合がひっくり返ったときは酒がうまい。

【飯卓・呑み卓】
試合や練習よりも、そのあとの飲み会のほうを楽しみにしている卓人。

【泣き卓】
卓球選手の引退試合やその後のセレモニーを見て号泣することに快感を覚える卓人。
逆転負けを喫して泣いている女子選手を見ながら一緒に泣くことに快感を覚える悪趣味な泣き卓もいる。

【ピンポン卓】
有名な卓球選手の自宅を探し出してピンポンダッシュをする卓人。
現役選手はもちろん、往年のレジェンド選手の自宅にもやっちゃう。
あまりに迷惑なので純粋な卓球ファンからは「クズ卓」と呼ばれている。

【妄想卓】
架空の卓球本の書評を書いたり、歴代のレジェンド選手でドリームチームを組んでみたり、ひたすら妄想を楽しむ卓人。
卓人を「〇〇卓」というカテゴリーで分類し、いもしない卓球ファンの実態をでっち上げてブログに投稿するバカもいる。

 

とまあ、私が知っている限りではこんな感じであるが、ほかになにかありましたっけ?
こんな卓人もいるよ、なんてのがありましたら、ぜひ教えていただきたい。

7 件のコメント

  • 辻卓球を忘れています。
    街で目が合うと辻斬りよろしく誰彼構わず勝負を仕掛けてくるけしからん輩です。
    大八車に卓球台を乗せて徘徊する姿は子連れ狼のようです。
    戦型はもちろんカットマン。

    • つぐさん
      わわ、あれは昭和30年代で絶滅したと聞いてましたが、まだおりましたか!
      問答無用の野良卓球人、そのくせ失点するたびにベンチコーチの幼き息子が悲しそうな目で「ちゃーん!」と叫ぶからこちらはやる気がそがれるという・・。
      辻卓・・関わってはいけないヤカラですね。
      クワバラクワバラ。

  • 面白いですね。
    私も自分なりに考えてみました。

    【委卓】
    試合出場などを人に頼んで代わりにやってもらう卓人。
    代打選手の勝ち負けに一喜一憂する。
    多重委託による費用の中抜きなどが問題視されている。

    【在卓】
    自宅で卓球を楽しむ卓人。
    手軽に球突きや素振りだけを楽しむ人もいれば自宅用卓球台やマシンを購入する人もいる。
    感染症の流行の影響もあり少しずつ定着しつつある。
    オンライン技術の向上により離れた相手との卓球も可能になるかも?

    【忖卓】
    他人の心情を推し量り配慮する卓人。
    本来「相手の気持ちを汲み取る」というようなポジティブな意味だったが近年は立場が上の相手に対して顔色を伺い機嫌を取って卓球するというネガティブな意味で使われることが多い。

    【洗卓】
    卓球した後のユニフォームや練習着などを洗濯する事を楽しむ卓人。
    色落ちしないこと、汗の臭いが残らないこと、洗濯後の着心地などに気を使う。
    酵素パワーで汚れを落とす洗剤「ア卓」が人気だったりする。

    【サン卓ロース】
    恵まれないこどもたちに卓球用品を配る卓人。
    ディグニクスが欲しい、檜単板ラケットが欲しいと高望みするこどももいる。
    残念ながら卓球ソックスはくるぶしくらいまでしかない小さなものが多く、ピン球やクリーナーくらいしか入らないのが現実である。

    どうでしょうか?

    • ベーゴマさん
      素晴らしい!
      めちゃ笑いました。
      抜群のセンスですね。

      洗剤「ア卓」なんて最高ですよ。
      「代打選手の勝ち負けに一喜一憂する」、これもいいなあ。ある意味テレビゲームをやってるような感覚ですね。
      新しい卓球の楽しみ方として流行る可能性あると思います 笑

      在卓も追究していけば今の時代にぴったりな新たな卓球ライフスタイルとなるかもしれません。
      VRを使ってリアルな感覚で遠隔卓球を楽しめるようになったら最高じゃないですか。

      まだまだ○○卓の可能性は広がりそうですねぇ。
      グッドアイデアありがとうございました!

  • あと、就職卓があります。
    卓球好きで、卓球関係の会社に就活するんですが、面接5回受けて、5回お祈り通知受けた母校の後輩がいます。
    陰ながら応援しているのですが…。
    この子が時間ある時、バイトで高野口P4会運営手伝ってもらっています。

    • 中辻さん
      就職卓もいいですねぇ。
      好きが高じて卓球を仕事にするのはある意味究極の卓球マニアと言えますもんね。
      5回落ちるのはさすがにツライでしょうが、そんな情熱がある方が運営を手伝ってくれるのは心強いですよね 笑
      まあその点、我々呑み卓は気楽でいいですね 笑

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