アジアカップを連日ガン見。
ゆえに仕事がはかどらんことこの上なし。
それほど面白かった今大会の前半は、張本くんが樊振東を破ったという快挙で大いに盛り上がり、その張本くんを4-1ですっ飛ばした丁祥恩の両ハンドブンブン卓球がエグかったり、その丁祥恩を4-1で破って韓国卓球の恐ろしさを見せつけた李尚洙、などなど。見どころ満載であった。
でも終わってみれば樊振東が優勝、2位も中国ということで、やっぱり中国は強いよねってことになったんだけれど・・・。
ちなみに、張本くんに負けたはずの樊振東選手が優勝したのはなぜ? と思っている人もいるかもしれないが、
それはおそらく、張本くんとの試合が終わった直後に欽ちゃん(萩本欽一)が現れて、「ちょっとぉ、世界ランク1位のプレッシャーを背負いながら頑張ったんだよぉ、こんなところで消えるのは可哀そうじゃない? 何とかしてあげてよぉ」と審査員に訴えかけ、山本晋也監督あたりが情にほだされて得点を入れてオマケ合格となり、見事に復活した、ということだと思う。
で、いろいろ盛り上がったアジアカップであるが、私が何より興奮したのは、張本くんと丹羽選手が激突した5、6位決定戦である。
例えば10年後に卓球王国の企画で「もう一度見たい5、6位決定戦」などという企画があれば必ずランク入りするだろうと思うほど、エキサイティングで面白い試合であった。
まず今大会の張本くんの爆速卓球ぶりは目を見張るものがあって(特にバックストレートが凄い)、また1つレベルが上がったなと感じた。
しかしそれ以上に驚愕したのは、丹羽選手の見せた超人的なスピード卓球で、まさに神がかっているほどに速く、もやはライジングというより「台にバウンドする前に打っている」とさえ思っちゃうほどのスピードであった。
必殺のキル・カウンターに高速バックハンドや高速チキータ、回り込んでのカウンターも面白いように決まり、おまけに横入れなんていうスーパープレーもやっちゃう好調ぶり。
もやは「高速」を超えた「神速」ではないかというくらいの速さであったが、なぜここまで進化したのだろうか。
いや、丹羽選手の進化ではなく、私が変化したのかもしれない。
年齢を重ねるごとに時間が経つのが早いと感じることを「ジャネーの法則」というらしいが、以前の丹羽選手よりも速いと感じるというのも、私が年齢を重ねたからなのかもしれない。つまりジャネーの法則によって、私は丹羽選手の動きを速いと感じるようになっただけなのではなかろうか。
あと2~3年もすると、私は丹羽選手の姿を肉眼では捉えられなくなっているかもしれない。歳は取りたくないものである。
いや真面目に考えると、丹羽選手の高速卓球の進化の要因というのは、卓球王国の丹羽選手のインタビューを読む限りでは、大学を卒業と同時にプロとなって卓球に関わる時間が増えたから、ということ。
2016年1月にバタフライからVICTASに契約メーカーを変え、その後プロとなるなど、ここ数年で環境が大きく変わり、それとともにプレースタイルも進化していったようである。
丹羽選手はプロとして、まだまだ伸びしろに期待できる選手なわけで、これから日本代表における団体戦のキーマンとなるのは、そんな丹羽選手なのではないだろうか。
だから今回の張本くんとの試合で見せた神速卓球が「普通の状態」という域にまでレベルが上がれば、団体戦で中国を倒すのも夢ではなくなる。
今後さらに「速さ」が進化した張本くんと丹羽選手、そして2015年の全日本で見せたような超絶的な水谷選手の前陣卓球。
この「高速三銃士」で中国に挑み「速さ」で上回る、これが私の期待する打倒中国への道である。
アジアカップの丹羽選手のスピード卓球が安定性を増せば、確かに中国に勝てるかもしれませんね。
台から離れてのラリー戦だと分が悪いので、勝機を見いだすとしたら超前陣プレーだと思います。
平野美宇選手のように研究されて攻略されることのないように進化を続けてほしいです。
すんさん
中国の分析・研究能力の高さは恐ろしいですからねぇ。
例のコピー選手の対策法がありますから。
しかし丹羽選手なら、コピー選手を作れないほど進化して、丹羽対策を無効化してくれるんじゃないでしょうか。
欽ちゃんは誰かが入れてくれるまで粘りますからねぇ。ファンジェンドンはラッキーでしたね。
噂によるとマチャミさんも入れてたとか入れなかったとか。
こじさん
人情に訴えかけるプロですからねぇ。
マチャミさんが入れたのなら柴田さんも入れたんでしょうね、きっと 笑
ちなみに調べてみたら、何年か前に史上初の0点が出たそうで、さすがの欽ちゃんもどうしようもなかったんでしょうかね(どんな出し物か気になる)。