卓球王国2月号について紹介する。
次の号が明日発売なのでだいぶ遅くなってしまったが…。
【注目の記事】
2月号で最も注目するべきは「荻村伊智朗没後20年 特別企画 日本にはオギムラがいた」。
日本卓球界が世界に誇る偉人、荻村伊智朗の持つ五つの顔について、荻村さんをよく知る人物たちが語っているのだが、今号はその前編が掲載されている。
●荻村伊智朗の現役時代からの親友の久保彰太郎さんが語る「選手としての荻村伊智朗」。
●元世界チャンピオンで前国際卓球連盟副会長の木村興治が語る「国際卓球連盟会長としての荻村伊智朗」。
●元全日本監督の前原正浩が語る「指導者としての荻村伊智朗」
今の若い人たちは(たとえプロの卓球選手であっても)日本卓球界のレジェンド、荻村伊智朗がどのような人物なのか、よく知らないのではないかと思う。
選手としてだけではなく、様々な顔を持つ荻村さんは、卓球を世界中に広めるため、人気のあるスポーツにするために、人生のすべてをかけて活動した人だ。
荻村さんを抜きにして今の卓球界を語ることはできない。
そんな荻村さんの凄まじいまでの卓球愛と情熱を、たっぷりと感じることができる連載だ。
荻村さんの他の2つの顔は「卓球理論家としての荻村伊智朗」と「卓球文筆家としての荻村伊智朗」だ。
後編も楽しみである。
【神のサービス】
ヤマト卓球(株)の開発部門のチーフディレクター・仲村錦治郎(元五輪日本代表)氏による「神のサービス」シリーズ。今回のテーマは<フェイク>。
“フェイクの効かせ方”や“切る時間とフェイクの時間の割合”など、相手の目の錯覚を誘うフェイクモーションのコツや練習法を紹介している。
サービスの名手と言われた仲村さんが現役の頃、当時中学生だった私は周りにいる指導者たちから、そのサービスがいかにすごいかという話をよく聞かされていて、初めて実際に試合を見た時は、何気ないサービスに見えて、相手がまったく返球できないという事実に、ただただ驚愕したのを覚えている。
そのサービスの秘密を明かしているこの「神のサービス」シリーズは、私としては、嬉しくてもだえっぱなしのスペシャル企画なのである。
しかも今回のテーマである<フェイク>は、神のサービスを身につける上で最も重要な要素であると私は考える。
サービスの貴公子になりたいそこの君、これを読まずしてその夢を叶えることは不可能だと断言したい。
※他にも「ミスターフェイク」とも言えるフェイクの達人、馬琳のフェイクモーションサービスなども紹介している。
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