スロベニアオープンの男子シングルスで水谷隼選手が優勝した。
準決勝では前の週にクロアチアオープン(準々決勝)で敗れた朱世赫選手(韓国)と対戦。
ゲームカウント1-3のピンチから3ゲームを連取し、最終ゲームも14-12という大接戦を制して決勝進出。
荘智淵選手(チャイニーズタイペイ)との決勝戦でも最終ゲームまでもつれる白熱した試合となった。
動きもキレていてなかなか調子が良さそうに見える水谷選手だが、実際はかなり体調不良だったとのこと。
水谷隼@Mizutani__Junスロベニアオープン優勝しました(#^.^#)今までの人生で一番過酷な1週間でした(Д` )ヘルペス口内炎で、話せない、飲めない、食べれない、そして1日中激痛、ずっと我慢の毎日…試合も接戦ばかりで半端なく忍耐力がついた1週間でした https://t.co/va03e0lmcs
こんな状態で優勝してしまうとは、逆に”それくらい仕上がっている”と言えるかもしれませんね。
そんな水谷選手は6月29日から北朝鮮で行われる平壌オープンに参戦するかもしれないという。
平壌オープンは昨年からITTF公認のワールドツアーとして開催されたが、日本卓球協会は情勢を考えて誰も派遣しなかった。
今回水谷選手が参加することになれば日本人で初参加となる。
なぜ参戦するのかというと、リオ五輪でメダルを狙うため。
水谷選手は五輪出場選手でのランキングは4位で、このままいけば第4シードとなり、準決勝まで中国選手とは当たらない。
しかし、五輪ランキング5位の荘智淵選手との差は安心できるものではない。
スポーツ報知の報道によると「荘が出ない(今週の)オーストラリアOPで優勝して、荻村杯でいい成績を出したい」と話しているそうだが、そこで良い成績が残せなければ平壌オープンに参戦してポイントを稼ぐことが必須となる。
「(ポイントで)勝っていれば協会と相談」とも言っているようだが、北朝鮮に行くには、スポーツの遠征でも外務省を通じた手続きが必要で、渡航の煩わしさや国交のない国でのリスクを考えると、水谷選手としても気が進まないことなのかもしれない。
しかし卓球ファンとしては、北朝鮮にたった一人で乗り込んで、大暴れして優勝する水谷選手というのも見てみたい(勝手だなぁ)。
まあどうなるかはわからないけど、とにかくオーストラリアオープン(現在開催中)での優勝を期待したいですね。
ちなみにスロベニアオープンでは、張本智和選手が準々決勝まで進出し、荘智淵選手と対戦して2ゲーム奪うなど、なかなかの結果を残した。
やりますなあ。
荘智淵選手との試合動画が見当たらなかったので、予選とベスト8決定戦の試合をどうぞ。
ベスト8決定戦 (4-0で張本選手の勝ち)
張本智和 vs SZUDI Adam(ハンガリー)
コメントを残す