私は卓球においては「音」を非常に重視している。
といっても、シューズがこすれるときの「キュキュッ」という音に並々ならぬこだわりがある、ということではなく、もちろんボールを打った時の、いわゆる打球音にこだわっているという意味。
打球時の「パキーン」という金属音、あれがとにかく好きなんだけれど、新しいラバーを試そうと思う時でも、できるだけ良い音が鳴るラバーがないかしら、と願いながらラバー探しをしているほどの音フェチなのである。
私が現役の頃はスピードグルーの時代だったため、多くの人が豪快な金属音、あるいはそれに近い音を鳴らしまくっていたが、私もあの爽快感を体験してしまっているがゆえに、それがいつまでも忘れられないというのが、いまだに音を追求している原因であると思われる。
つまり音フェチというよりは「金属音を鳴らしながら打つ快感フェチ」といったほうが正確であって、できれば全てのラバーが「音が鳴るラバー」であってほしいとすら願っているほどである。
先述したように私はラバー選びの際には音を重視しているわけだけれど、しかし性能を無視して音だけでラバーを選ぶわけにもいかず、性能を取るか音を取るか、といったしょうむないジレンマで、じれにじれまくっている今日この頃なのである。
とは言え、裏ソフトのテンション系ラバーというのはいい音を鳴らすラバーがけっこうあり、いま使っているロゼナもよい感じの金属音が鳴るし、また先日、卓log会仲間のつじまる兄さんに「なんちゃらサウンド」というラバーを使わせてもらったんだけれど、サウンドと付いているだけあって実に心地よい金属音がした。
よっしゃ。こういう類のラバーを使えば問題は解決するやないですか、と小躍りしたのもつかの間。
金属音が鳴るラバーであっても、使っているうちにすぐに鳴らなくなってしまうから困っちゃうのである。ラバーとしての寿命を迎えているわけではないのでまだまだ使用可能なんだけれど、爽快な金属音は鳴らなくなってしまう。
そこで、私がどこかのメーカーさんに開発してもらいたいと願うのは、金属音復活グルーである。とりあえず名前は「サウンドくん」としようか。
その名の通り、ラバーに塗ってまた貼りつけたら、金属音が復活するというアイテムである。「サウンドくん ハード」というのもあって、こちらはサウンドくんの3倍も音が鳴るという優れもの。
もちろん、もともと音がなるラバーの音が復活するだけでなく、音が鳴らないラバーに塗ると音が鳴るラバーへと変身するというサウンドグルー、それが「サウンドくん」である。
欲をいえば「サウンドクリーナー」や「サウンドスプレー」といった、表面に塗る、あるいは吹きかけるだけで金属音が鳴るようになる、といったようなアイテムだとベストなんだけれど。
しかしここで問題が発生、というのは、そんなものを塗ってゴリゴリの金属音が鳴っていたら「あいつ補助剤塗っとんのとちゃうけ」とあらぬ疑いをかけられてしまう可能性があるということで、それはちょっとやだなあという人のために、別のアイデアも提案したい。
たとえば、ラケットにセンサー的なものを埋め込んでおいて、使用者はイヤホン(ワイヤレス)を耳にさし、打球したタイミングで自分だけに金属音が聞こえる、みたいなハイテクアイテムなんてのはどうだろうか。
しかしこれは現実的ではない、ということで、最後の手段は「金属音の鳴るボールを開発する」である。これなんか練習用アイテムとしてでいいから作ってくれないかしらね。
まあとにかくどんな方法でもよいから「音を発生させるアイテム」というのはマジでほしい。
というのも、ただ単に音が鳴って「心地よいなあ」ということではなく、音というのは「練習の質を高める効果」もあるのではないかと思うからである。
私の場合、爽快に打てるほど気持ちが乗って調子も上がり、球が入りやすくなる。
パキーンと心地よい音を鳴らして打っていると調子が良くなっていって、いつも以上にナイスなボールが入るようになるという不思議。この効果は非常に大きいと思いますよ。
何より楽しく練習ができるという大きなメリットもありますし。
だから「サウンドくん」のようなアイテムがほしいわけですよ。
爽快に打つには技術力(打ち方)によってなんとかするという手もあるけれど、上級者でないとそれはなかなか難しい。なので、音の鳴る用具によって爽快に打つというメリットが手に入ればそれにこしたことはないでしょう、ってこと。
スランプに陥った選手がサウンドくんを使い、「音」によって調子を取り戻してスランプ脱出、みたいなこともあるかもしれないしね・・・。
いまのところ「音にこだわってラバーを選んでいる」という人に会ったことがないのだけれど、私のように金属音マニアみたいな人はきっといると思うので、ラバーでもボールでもグルーでも、「音」に関する秀逸なアイテムが登場することを願わずにはいられない。
気持ち良い打球音を響かせたい。
お気持ち、すごく分かります。
私は今コスパや扱いやすさを重視して5枚合板+ノンテンションラバーのラケットを使っています。
概ね満足していますが、たまにカーボン+テンションラバーのスマッシュの金属音を響かせたい衝動にかられます。
ただ、そう言うラケットってだいたい扱い辛くて(重い、飛び過ぎ)試合とかで勝ちにくいんですよね。
あとおっしゃる通り、音が鳴るのはそんなに長続きしないんですよね。
これが回復するツールがあったら使ってみたいです。
ベーゴマさん
おお、需要ありじゃないですか。
まさに私と同じ思いですね。
確かにカーボン&テンションだと弾み過ぎたり重かったりで扱いにくくて敬遠する人はいますから、5枚合板&ノンテンションの組み合わせで「音」が出て爽快に打てるようになれば、意外に多くの草の根プレーヤーに需要がありそうですね。
ほんと音は長続きしないですから・・。
音が鳴る特殊素材をラケットに挟み込むというのもありかもしれませんね 笑
口で言うのはどうでしょう。
高音域の発声練習をして。
もしくは奥歯に何か仕込むとか。
謎の金属音男として有名になれそうです。
つぐさん
それ最高ですねえ。
卓球教室の横に「金属音ボイトレ教室」を併設したりなんかして 笑
あるいは「飲む金属音グルー(ゼリー状)」を開発して、試合前とかタイムアウト時にちゅるちゅるとチャージするみたいな 笑
おつかれ様です(^ ^)
ナルコさんがそこまで音フェチなんだとは
知りませんでございました〜
プレーしながら段々と高揚してくるみたいな
そんな感じありますよね。
またシッカリ打ててると良い音が鳴りますから音って大事だなぁと私も思います。
バリバリのグルー時代なのに、
グルー体験してないというのが今になって残念です。
当時は用具に関して何にも考えてなかったので
大人から与えられたモノで何の疑問も持たずやってました。
そう言えばキャリブラLTサウンドを打った時、
ナルコさんなかなかイイネ〜って言ってましたが、へ〜意外だなぁ〜と思ったんですよね。音も評価に含まれているんだなと新しい発見でした。
サウンドくん、率先して使いたいですね!
ラケット割れてるんじゃないの?!
みたいな炸裂音が出たらすごいですね。
音だけ凄くてヘロヘロ球だったら
ギャップ半端ないですよね笑
そしてなんだかヤサカの商品名っぽいなと思ってしまいました笑
つじまるさん
こんにちは~。
そうなのです。実は打球音フェチなのでございます 汗
ホビー卓球プレーヤーなもんで、爽快に楽しく打てることを「音」に求めてしまっております(笑)
つじまる兄さんはグルー未体験とのことで、こりゃまた残念ですね・・。
サウンドくんが登場すれば今からでも存分に味わえますよ。
「サウンドくん スーパーハード」はツッツキなのに爆音が鳴りますからねっ。
てか、打たせてもらったやつがかの有名な「キャリブラLTサウンド」だったんですね!
どうりでいい音が鳴るわけだ。
病み付きになりそうですわぁ。
まさにネーミングはヤサカっぽいですね。
とりあえず「くん」や「さん」を付ければいいかなという発想になっちゃいました。
「サウンド紳士」とか「サウンド男爵」みたいなほうがよいかもしれませんね 笑
体験が無いので、そもそも金属音がピンと来ません。野球で軟式ボールを打った時と硬式ボールを打った時の打球音ぐらいの違いがあるのでしょうか?
という訳で音にこだわりはありませんが、爽快な金属音ではなく“にゅるん”とか“ぷほっ”みたいな気の抜ける呑気な音が出ると面白いかなと思います。
オリンピックや世界卓球で打球音が“ぼへっ”、“にゅるん”、“ぷほっ”とかだったら嫌ですけどね(笑)。
追伸:爽快な打球音は、プレイヤーもさることながら観客を高揚させる効果があるかも知れませんね。
てぐすさん
まさにイメージとしては野球の軟式と硬式くらいの違いですね。
グルー時代は金属バットと木星バットくらいの違いがあったような気がします(塗り方にもよりますが)。
「にゅるん」「ぷほっ」みたいな打球音は6歳以下の卓球用具としてありかもしれませんね!
飽きずに練習できる効果が期待できそう 笑
わわ、なるほど。
爽快な打球音が観客を高揚させる効果があるというのは盲点でした。
生観戦の時は絶対にそのほうが楽しめますね。
台に小型マイクをセッティングして打球音をクリアに拾ってくれたら臨場感あふれるプレーをより演出できますね!
ネーミングですが、爽快な打球音を出すアイテムを“響子さん”、逆にどんな打球音も消音してしまうアイテムとして“音無さん”というのはどうでしょう(笑)。
from ©T橋R美子先生♪
てぐすさん
ナイスなネーミングですねぇ。
特に「響子さん」は秀逸です 笑
T橋R美子先生シリーズなら、爽快な音が鳴る「爽一郎さん」ってのもありですね(笑)
なんて面白いネタなんですか!といいますか、私が食いついたのはラケットにセンサーが埋め込まれ…という所。
ラケット全面にセンサーが入っていたらデータ収集できるじゃないですか。外側から撮った動画と合わせれば、スイングの癖や回転まで細かくデータ分析できるんじゃないですか!?vrと組み合わせれば、小さなスペースさえあれば一人で卓球ができちゃうんじゃ…。
あっ
一人で卓球って、楽しいだろうか…。
ゼロノスさん
おおっ、その視点がありましたか!
確かに全面センサーラケットならデータ収集できますね。
ちゃんとスイートスポットに当たっているか、インパクトの強さはどれくらいか?とか、これはトップ選手でも欲しいアイテムかもしれませんね。
特許を取らねば 汗
さて、ご懸念のVR卓球ですが、私は欲しいです 笑
素振りは三日坊主になりますが、これなら楽しく卓球の感覚を磨けそうじゃないですか。
VR 卓球の未来はそう遠くはないはずです 笑
いや実際、vrでそんなものができちゃったら楽しいでしょう!仮想で水谷選手と戦ったり、もちろんレベルの修正で市大会レベル、県レベル、Tリーグ、全国、国際大会、オリンピック、など選べたり、相手の戦型、ラバー、ラケット、ユニフォームまで自由自在。一人ミックスダブルスで好みの女の子と楽しく卓球も出来ます。何より手軽に「勝つ経験」ができるのは良いですよね。
でもなんかー、ゲームにすると違うものになっちゃった感がありましてね(苦笑)
ところで匡励という中国選手、ご存知でしょうか?若い選手でペン裏裏ですが、サーブ台上が多彩でナカナカ良い感じです。
ゼロノスさん
す、すごい妄想っ!
仮想でトップ選手と戦えるなんて、考えただけでワクワクしますね。
ただ、1人でラケット振り回して叫び声を上げてたら周りから見たらかなりヤバイやつに見えそうです 笑
スピンオフ企画として「VRベンチコーチ」を出しましょう。
トップ選手のベンチコーチからインターハイ、小中学生のベンチコーチまで、仮想で体験できるという・・。
匡励の動画さっそく確認しました。
いい選手ですねぇ。
まず身体がゴツくてパワーがある感じがいい。
裏面もすごいですが、何よりバックサービスを使ってるってことに驚きました。
私もバックサービスを使うのでかなり参考になりそうです。
若いので期待したいですね!
初めまして、自分もスピードグルーを使い金属音に酔いしれた者の1人です。
いつかこのノングルー時代であの頃の快音が鳴るラバーやサウンド君が出ることを願うばかりですがなかなか難しいかなと思います。
ここからは完全に趣味で公式試合に出れませんが、百均にあるシール剥がしスプレーがなんとスピードグルー独特の匂い(シ○ナー)と成分が大体同じでスポンジに吹きかけると膨張して反り返ります、ただ揮発性が高いのでラバーによっては効果が短かったりするのでどれくらいで効果が切れるかの検証によりますでしょうか。
毎日利用するなら接着剤の膜もシール剥がしスプレーを吹きかけると柔らかくなって綺麗に剥がしやすくなるしスポンジも膨張するし正に一石二鳥な優れものです。無論臭いなど身体に害を及ぼしますのでマスクをしたり充分な換気を。
もし興味がありましたらアリレートカーボン系のラケットにスレイバー、ブライス(今は後継に当たるのがラウンデル)、マークファイブ、ハモンド、マンボ、キャリブラLTサウンドなど当時スピードグルーを塗りたくってたラバーを再び使用してみては如何でしょうか。
長々と失礼致しました、少しでもナルコさんの金属音ライフがエンジョイできることを切に願っております。
コメントありがとうございます。
やはりサウンド君的な用具の発売は難しいですよねぇ。
あの快感を知る者としては寂しい限りですね・・悲
百均にあるスピードグルー代用アイテムは1つ心当たりがありますが、シール剥がしスプレーにその効果があるというのは知りませんでした。
ただ試合で使えないのでやるとしても完全にプライベートになるので厳しいですよね・・悲
卓球仲間に「なんか塗ってんじゃないの?」って疑われるのも悲しすぎますし・・。
金属音が長持ちするラバーは今の技術力であればできるんじゃないかと思うので、金属音にこだわったラバーの登場を期待しながら待ちたいところです。
もちろんサウンド君の登場もあきらめませんよ! 笑
貴重な情報、ありがとうございました。