実現不可能?! 新卓球リーグを考える

 

T2アジア太平洋卓球リーグの1回目の大会が終わった。
一通り試合を観たんだけれど、いや実に面白いね。
独自のルールや参加選手の顔ぶれなど、魅力的なポイントはいくつかあるけど、何がいいって監督の人選が素晴らしいよね。
特に個人的には、一番好きな卓球選手である江加良(チームJJ)が参加していることに興奮した。

他の監督もレジェンドばかりで、「江加良が張本くんにアドバイスしてる!」「パーソンが丁寧にアドバイスしてる!」と、アドバイスタイムのたびにいちいち興奮してしまった。

今後さらにチーム数が増えていけばより面白いイベントになると思うが、たとえば劉国梁あたりが参加したら面白いよね。
いろいろあった鬱憤をT2参戦で晴らしてもらったりなんかして。

女性監督として張怡寧、鄧亞萍、玄静和あたりも参加してもらいたいよね。

あと、日本卓球界のレジェンド・斎藤清監督率いる、全員左利きの「チームサウスポー」とか。

あるいはワルドナー監督率いる「チーム・100年に1人の逸材」
これはあれだね、チームJJから張本くんを引き抜いたのはいいが他に選手が集まらず断念、なんてことになるかもね。
ならもう少しハードルを下げて「チーム・天才」にすれば、我らがマツケンや石川佳純選手あたりが選ばれて、ワルドナー監督とともに戦うなんていう夢のような光景が見られるかもしれない。

 

妄想卓球リーグ

そんなわけで、今後の展開にも大いに期待が持てるT2リーグであるが、自分がもし新しいリーグを立ち上げるとしたら、どのような形にするだろうかとふと考えた。

やるならもちろん団体戦にしたいが、そこはやはりT2リーグに負けないような革新的なオリジナルルールを設けなければいけないってことで、こんなのはどうだろう。

【ルール案】
●5点差がつけばコールドゲーム
スタートダッシュに成功し、0-5とか、3-8とかになったらそのゲームを取れる。

●サービスミスは1回までオッケー
1回ミスしてもやり直せるため、より攻撃的なサービスが増える。

●対戦相手を指名できる
1試合ずつ、誰と誰を対戦させるか監督が交互に指名する。

●ゴールドボール・システム
選手はボールを拾いにいかず、ボールボーイが箱から取り出したボールを渡す。
その箱にいくつかゴールドボールが入っており、そのボールを使用したプレーの得点は3点入る。

●必ず1人はペン選手かカットマンを入れる
単純にいろんな戦型がいたほうが面白い。
国際大会で見る機会が少ない各国のペン選手やカットマンが見られる。

●ベンチコーチの音声を視聴者が聴けるようにする
これはルールではなく、視聴者に対するサービス。
タイムアウト中の監督やチームメイトとの会話を拾って視聴者がクリアに聴けるようにする。
相手チームのアドバイスを端末を使ってこっそり盗み聞きしようものなら、もちろん即失格。

 

※以下の5つはほぼ実現不可能(というより意味がない)なルールであるが、一応書いておきます。

●複数のラケットを使用できる
ラケットを1試合の中で最大8本まで使用できる(ゴルフみたいなイメージ)。
裏、表、粘着、粒高など、状況に応じて様々なラケットを使い分ける。
攻撃マンがカッマンになったり、シェーク選手がペンを使ったりといったトリッキーな戦術もあり。
個人的に用具のメンテナンス職人を雇う必要が出でくるため、「用具のスペシャリスト」たちの新たな雇用も生まれる。

●ダイナミックプレー・システム
かなりの距離を移動した飛びつきや回り込みで得点すると2点~4点入る。
フォア前フリックからの回り込みは2点。
回り込みからの飛びつきは3点。
飛びつきからの回り込みは4点、など。
回り込みや飛びつきは強打で得点する必要があり、入れるだけの打球だと認めらない。
よりダイナミックなプレーが期待できるのはもちろんのこと、オールフォアのペン選手の復活もあり得る。

●スーパーひとしくんシステム
1ゲームに1回だけ、得点が倍になるスペシャルボールを好きなタイミングで使用できる。
スタートダッシュをかけるために前半で使うのか、ここぞという場面(8-10から追いつきたい時やジュースの時)に使うために温存しておくのか、という駆け引きが楽しめる。

●監督同士の対戦
最終試合までもつれたら、お互いの監督同士が戦う。

●ボール熟女の採用
ボールボーイ・ボールガールの代わりに、ボール熟女を採用する。
あるいはボール頑固オヤジ
「今のプレーは気に食わんから自分で拾いに行け」とか言われちゃうのがたまにキズ。

 

そんなわけで、以上が私がサクッと考えた新リーグ案である。

今回の記事が、「起業家として大成功して大金持ちになったから、娯楽半分で卓球の新リーグでも立ち上げたいけど、なんかいいアイデアないかなぁ」なんて頭を悩ませている方にとって、何かしらの参考になれば幸いである。

 

8 件のコメント

  • 後半は…ともかく前半部分は結構、実用的なアイデアですね〜
    特に異質の選手を1人入れるというのは是非やってほしいです
    まぁ、世界ランキング50位以内に入ってるカットマンなんて
    数えるほどしかいないのでそこが穴になりそうですけどね

    • しんこうしんこうさん
      後半はガン無視でお願いします 笑
      チーム数が多くなると世界トップレベルのカットマンやペン選手を揃えるのが難しくなるので、眠っている逸材を発掘する必要がありますね。
      そうなるとほとんど中国・日本・韓国の選手になりそうですが……。

  • はじめまして。
    いつも楽しく読ませて頂いてます。
    個人的にはゴールドボール・システムが好きです 笑

    • ラケットマンさん
      はじめまして。
      コメントありがとうございます!
      ゴールドボールが出たら緊張感が高まって凡ミスが増えるかもしれませんね 笑

  • チームに一人はカットマンやペンを入れるのは良いですね!卓球未経験の視聴者がそういった戦型に憧れて卓球を始めれば今のシェークドライブマン一強の時代を変えてくれるかもしれませんね!
    自分はカットマンを見るのが大好きなので、松下浩二コーチが朱世赫選手、村松選手、女子の武楊選手辺りを率いる『チームカットマン』、丁松コーチが陳衛星選手、ギオニス選手、フィルス選手を率いる『チーム超攻撃的カットマン』なんてのも見てみたいです(笑)

    • 卓球主義さん
      おお、そのチーム編成めちゃくちゃ面白いですね!
      カットマンの中でもカテゴリー分けをするのはグッドなアイデアです。
      カットマンは卓球未経験の人が観ても「すげぇ」ってなりますからね。
      ベテラン選手ばかりを集めた何志文監督率いる「チーム・後の先」ってのもありかもしれません(笑)

  • 指名対戦制いいですね!僕は好きです!!
    ベンチの音声を拾ってくれるのは勉強にもなるのでいいと思います!!

  • シェーク裏裏野郎さん
    そこを共感してもらえる人がいて嬉しいです(笑)
    より監督の采配の手腕が問われるルールという意味で、指名対戦制は試す価値があるかもしれませんね。
    音声に関しては私も熱望していますが、世界中の卓球ファンにアドバイスを聴かれているかと思うと、監督としてはやりにくくてしょうがないでしょうね(笑)

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