今月号も、一言一句もらさず読み尽くしました。
今月号の目玉企画はコチラ
【カラー技術特集】
加藤美優が教える
バックハンドドライブを安定させる3つの約束
【カラーインタビュー】
加藤美優 黄金世代が輝くとき
加藤美優ファンの私としては嬉しいこの企画。
まずカラー技術特集では、加藤選手の多彩なバックハンドのもとになる「ロングボールに対するバックハンドドライブ」について紹介している。
「構え」「バックスイング」「スイング」の3つのシーンで、加藤選手が心掛けているポイントを本人が解説しているのだが、ここでは「バックスイング」のポイントをちょっこし抜粋。
・バックスイングでは、結果的に手首をひねりますが、私は「手首を自分からひねらない」ことを心掛けています。ボールをこすろうと意識しすぎて手首を大きくひねってバックスイングすると、ボールを捉える位置やタイミングがばらばらになってしまい、打球が安定しません。私は一時期、バックハンドの調子が悪い時期があったのですが、その原因はバックスイングで自分から手首を大きくひねっていたことでした。ラケットを自分の方へ引けば手首は自然にひねられるので、自分から意識的に手首をひねることはしていません。
フォアドライブのときなんかもそうだけど、手首ってついついひねっちゃうんだよね。
「自然にひねられる」を頭に置いて、よけいなひねりを意識しないように気をつけないと……。
そしてこのあとに続くインタビューでは、黄金世代の中でも驚くべき好成績を残しながら、注目を浴びることが少なかった加藤選手の、卓球選手としての足跡を振り返るとともに、初の世界卓球に向かう今の心境を聞いている。
意外だったのは、加藤選手がその独創的なプレースタイルを確立した背景に、ワルドナーとパーソンという2人のレジェンドプレーヤーの存在があるということ。
「卓球を始めた頃から2人のビデオはよく見ていました。最初は、父が好きだったという影響もありましたが、自分の試合はビデオで見てもおもしろくなかったので、ワルドナーとパーソンを見ていました。パーソンのバックハンドの飛びつきやワルドナーのテクニックは、見ているだけでもおもしろくて、よく見返していました。
・2人とも男子の世界チャンピオンですから、強すぎて参考にはなりませんでしたが、自分もこんなプレーができるようになったらなというあこがれはあったと思います。周りにはあまり理解されませんでしたが(笑)」
遠い異国の年代のかなり離れた女子選手にまで影響を与えるなんて、ワルドナー&パーソン、さすがですな。
5月の世界選手権での活躍が楽しみな加藤選手であるが、スウェーデン卓球という技術的バックボーンを思い浮かべながら観戦してみると、またひと味違った楽しみ方ができるかもしれない。
トップ選手のバックハンドドライブ
そして、もうひとつの目玉企画がコチラ
【カラー技術特集】
トップ選手から学ぶ
ツッツキに対するバックハンドドライブ
この企画は、ツッツキに対するバックハンドドライブのポイントを、今年の全日本選手権男女シングルスで撮影した連続写真で解説する、という内容。
加藤美優選手をはじめ、水谷隼、平野美宇、石川佳純、松平健太の5選手の連続写真が使われているのだが、ひとりひとりの技術を解説するのではなく、5選手の写真を用いてツッツキに対するバックハンドドライブのコツをわかりやすく解説している。
ここでは、スイングするときの「ひじの使い方(動かし方)」を抜粋する。
・ボールに目線を合わせるように低い姿勢でバックスイングしたら、ラケットを斜め上に振り上げ始めるが、このとき「ひじを斜め上に動かす勢い」を使ってスイングを開始しよう。ひじのリードでラケットを振り始めると、スイングが力強く大きくなり、ツッツキをバックハンドドライブで打ちやすくなる。
・スイングを開始すときに、ひじを動かさずに手首から振り始めると、スイングが小さくなって、ツッツキを打ち返すことが難しくなる。スイングを開始するときは、手首ではなく、ひじから先に動かすことを意識しよう。
・ひじのリードでラケットを振り上げ始めたら、「打球直前にひじの動きを止める」ことがポイントだ。ひじにブレーキをかけると、その反動でラケットを斜め上に鋭く振り上げることができる。上体を軽く起こしながら、打球直前にひじにブレーキをかけて斜め上に鋭くスイングし、ボールをしっかりこすり上げよう。
ひじから先に動かすというのはハッとさせられるポイントである。
「ひじを支点にしろ」みたいな表現よりこちらの方がわかりやすくていいかもしんないね。
「打球直前にひじの動きを止める」という打ち方はなかなか難しそうだけれど、この感覚が上級者ならではのものなんだろうかね。
私も裏面でちょっと試してみようかな(できそうにないけど)。
以上、バックハンド強化号となっている5月号でした。
現在卓球王国とレポート熟読中です
1日では終わらないので時間がかかるんですよねー
カットマンなのに反転して打ちまくる僕は参考になりました
しんこうしんこうさん
お、ダブル読みですか。
卓球人にとってこれほどの贅沢はないですね。
私も明日から王国にとりかかります。
すべての戦型の参考になる紙面作りのクオリティーの高さに毎度頭が下がります。
世界の卓球雑誌というのも1度読んでみたいものです 笑
一足先に読ませていただきました!
加藤美優はもちろん張継科の連載も面白かったです!
でも一番は、懸賞に張継科のサインがあることですかね!
シェーク裏裏野郎さん
張継科の連載おもしろいですよねぇ。
ヤンチャなイメージがありますが、ファンを大切にするナイスガイであることがひしひしと伝わってきますw
サインはたくさんの応募があると思いますが、ゲットできるといいですね!