さて、なんやかんやで予定を調整した結果、なんとかTリーグの開幕戦を観に行けそうな方向に向かっている今日この頃。
最近、そのTリーグをより面白いものにするためのアイデアを発信している人をよく見かけるんだけれど、人々がスポーツに夢中になるためには「自分も参加している」という一体感が重要なのではないかと思うわけである。
そのひとつが、サッカーのtotoのようなスポーツクジであるが、「卓球クジ」なんてものを導入するとなると拒否反応を示す人たちは多いと思うから、この案は今のところパス。
そこでもうひとつの参加型の手段として可能性を感じるのが「チームオーナー制度」ってなシステムである。
私は最近になって「3×3 PREMIER.EXE(スリーバイスリー プレミアドットエグゼ)」ってのがあるのを知って驚いた。これは東京五輪から正式種目となる3人制バスケ「3×3(スリーバイスリー)」のプロリーグで、スポーツビジネスモデルとしても世界から注目を集めているリーグらしいのである。
2014年7月に開幕した当初は10チーム以下だったが、毎年どんどん増えていって、5年目となる今シーズンは30チーム以上が参加しているとのこと。
なぜ短期間でこれだけ増え続けているかというと、「チームオーナー制度」という、年間なんと300~400万円でプロチームを運営できるシステムがあるからである。
公式サイトでは随時チームオーナーを募集しており、オーナーの形態としては、法人、個人、共同運営などいずれでも参入オッケーで、年間を通して運営費用の捻出とチームマネジメントが可能な人ならウェルカムって感じである。
つまりただのバスケファンのおじさんや、小さな商店街でもプロスポーツチームのオーナーになれるわけである。
もちろん誰でもかれでもってわけでなく、公式サイトによると「コミッショナー面談を経た上で参入可否を決定させていただきます」とあるけれど、顔面タトゥーだらけの男が「娘さんをください」とお願いしにいってお父さんから認めてもらえる可能性よりはずっと高いだろう。
こちらの記事に詳しく書いてあるのでぜひ読んでもらいたい→3人制バスケは日本がリードする球技って知ってる?
2020年には、100チームにまで増やす計画で、コミッショナーいわく「世界NO・1のリーグが日本の商店街ごとにある。そんな社会にしたいですね」とのこと。
「3×3 PREMIER.EXE」は選手への報酬はすべてリーグ側が支払ってくれるから、オーナーは人件費を支払うリスクがないし、選手としても、オーナー会社の経営状態が悪化しても給与が支払われなくなるリスクがないという。
しかも、商店街や駐車場、ショッピングセンターなどのユニークな場所を会場として利用するため、基本的に観戦は無料ってんだから、観に行くほうも行きやすいのである。
「3×3 PREMIER.EXE」は、全チームがプロチームのプロリーグなわけであって、商店街がオーナーであろうが企業がオーナーであろうが全てプロチームである。今後どれだけチーム数が増えたとしても、全チームがプロチーム。これはすごい。
レベルはあまり高くなくても「プロチームを持っている」ってことだけでワクワクするではないか。チーム名はどうしようとか、どんなグッズを作ろうかとか、みんなで話し合いながらワイワイやれるなんて楽しいに決まっている。
年間300~400万円であれば、個人で払い続けるのは難しくても、みんなで出し合えばなんとかなりそうな金額である。
Tリーグの最上位「Tプレミア」と、その下の「T2」あたりは、選ばれしトップ選手が戦う場でいいと思うけれど、その下のカテゴリーで、「3×3 PREMIER.EXE」のようなシステムになったとしたらかなり面白いのではなかろうか。
そうなったらマイホームを購入する感覚で、「ねえあなた、田中さんったらいよいよプロチームを持つんですって。うちもそろそろ・・」なんて会話が日常的になるかもしれない。
そしたら私も卓log会の仲間とお金を出し合って参戦したい。
卓球仲間でプロチームの共同オーナーになれたら、こんなに楽しいことはないだろう。
とまあ、好き勝手いろいろ言ったけれど、こんなことを言うと、「口で言うのは簡単だ!」とおっしゃる人がいるかもしれない。しかし「ブログに書くのはもっと簡単なんだ!」と私は言いたい。
だからこうして無責任に書き散らしてしまったんだけれど、とにかく私はT リーグの成功を心から祈っているわけで、その成功の先に、極めてハードルの低い「誰でもオーナー制度」を導入した未来があっても面白いんじゃないか、と妄想が膨らんだだけのことである。
【追伸】
我が卓log会のキロ先生もユニークな提案をしておるので、そちらもぜひ読んでいただきたい↓
[卓球雑記] ヒール待望論 場外から考えるTリーグ
チームオーナー制度、実現したら楽しそうですね。卓球の裾野を広げる起爆剤になりそうです。オーナー特権とか使って選手にコーチして貰ったり、必ず日ペン選手を入れろとごねたり、女子選手はオーナー自ら面接してあそこのチームは顔で選んでいると悪評が立ったり色々夢が膨らみますね。
ちょっと酒でも飲みながら作戦を練りますか。
貴絽さん
実現したらけっこうみんな夢中になるような気がしますねぇ。
フロントは現場介入しないほうが無難ですが、ついついいろんな要望を出しちゃいそうですw
ペンの選手を入れろってのは間違いなく言いますね。
あとはまあ、女子のユニフォームをキャミソールにしたり、握手券付きのラバーを販売したり・・・
来るその日に向けて、今度呑みながら語り合いましょう。
将来もしこの制度が実現したら、キロ先生の退職金を運営費にあてましょう!
確かにそうですねぇ。
ナユタン星人さん
ですよねぇ。
Tリーグ開幕いよいよですね。成功してほしいです。皆さんのように斬新なアイデアは出ませんが、従来の実業団日本リーグとの交流戦やレンタル選手制度などいい形での共存を望みます。
レンタル選手、キロ先生のブログの伝説のプロレスラーではありませんが、吉田海偉を東京アートからレンタル、吉田海偉vs張本智和なんて個人的には大興です。色々書きましたが、とにかくプロ卓球リーグのスタートを祝福し応援したいですね。
てぐすさん
日本リーグとの交流戦は面白そうですねぇ。
日本リーグチャンピオンチームとTリーグチャンピオンチームの頂上決戦ってのもいいかもしれませんね。
吉田VS張本なんて、まさに鶴田vs長州以来のドリーム決戦ですよ!
これからT リーグがどんな風になっていくか、妄想しながら応援していきたいものです。
いやぁ、開幕が待ち遠しい。
心拍数上がってます。Tリーグ開幕戦、観ることが出来ないのにも関わらずドキドキしてます。今、心拍数を計ったら「安静にして下さい」レベルかも知れません(笑)。いや、マジでドキドキしてます。
てぐすさん
いま観戦が終わって帰ってまいりました。
興奮して倒れておりませんでしょうか 笑
明日の女子はテレ東で放送されるので楽しめますね。
私も明日のことを考えるとまだまだドキドキが止まりません。
お互い倒れないように気を付けて観戦しましょう 笑