Tリーグ開幕戦を観戦 ~駅ホームでの卓球から勝利者インタビューまで~

 

歴史的瞬間をガン見してまいりました。

対戦カードはコチラ
T.T彩たま vs 木下マイスター東京

当日。試合開始は19時からなんだけれど、いろいろと見て回るものがあるだろうからと、なかり早めに家を出発。

まずお目当ては、両国駅で行われているという「両国駅幻の3番ホームで卓球体験!」という開幕記念イベントである。

普段は立ち入りができない3番ホームに、開幕記念の特別装飾を施し、卓球台を並べて卓球体験、そしてグッズプレゼントもあるってんだから見逃すわけにはいかん。

両国駅に到着して、3番ホームを探しに下へおりると、こんな感じの入り口があって、


(テレビクルーがおる)

こんな秘密の通路を抜けて↓

 

この奥の階段を上がると3番ホームなんだけれど、なかなかの行列であった。

 

どうやら大学生が相手をしてくれるらしいんだけれど、人が多過ぎて台が見えぬ。
一応最後尾に並んだんだけれども、係のお姉さんに聞くと30分以上は待つとのことなので、残念だが諦めることにした。

再びさっきのホームに戻って、上から写真をパチリコ。

どですか、この非日常的な光景は。
「駅のホームで卓球」やなんて、駅のホームでサッカーをやった立花兄弟より凄いではないか(キャプテン翼の話)。

そんでとっとと改札を出るんだけれど、駅前ではT リーグ関係の配り物がいくつかあって、受け取りながら進んでいると「号外です」ってスポーツ報知の号外を渡された。

 

駅から歩くこと2分、目の前に現れた大相撲の聖地・両国国技館。
国技館はお初なんだけれども、私は大相撲ファンでもあるので、国技館自体に感動を覚える。

ちなみに両国国技館の住所は、「墨田区横網1丁目」である。まさかの「横綱」である。

しかも国技館の地下には超巨大なやきとり工場があるってんだから面白い。

ほのかなやきとりの香りに鼻をひくつかせつつ、ズイズイズイズイってすり足で進みながら入り口に向かったんだけれど、人がごった返しておるし、メディアのクルーもぎょうさんおって驚いちまった。

会場の外にグッズ売り場があって、すんごい行列になってるし、取材中の武井壮が目の前を通り過ぎたりなんかして、なかなかカオスやなって仰天してつつ、私もグッズ売り場に並んだんだけれど、自分の番の直前になって「T リーグ会員はマイページのQRコードを提示するとポイントが貯まる」と知って、慌ててスマホを取り出してログインしようとしたけどパスワードを忘れてあたふたしているうちに自分の番になり、結局ノーポイントでグッズを購入・・。

気を取り直して、入り口に行ってチケットをもぎってもらい、またズイズイとすり足で中へ入っていくと、ここでもまた配り物がいくつかあって、なぜかおみやげの定番・「東京ばな奈」も配っていて驚いたんだけれど、どうやらスポンサーになったようだね。

ふと見ると花輪がズラリと並んでおって、歴史的な記念日といった雰囲気がぷんぷんな感じ。

そんで私はそのままマス席のところに行ってみたわけだが、ジャン!

わほ、凄い。
両国ってこないなっとるんかい。

振り向けば喫茶店のような席もある。

 

私は2階席なんで上にあがってみると、こんな感じの眺め↓

 

指定席(1番安い席だけど6000円)なんでとりあえず場所を確認しにいくと座席に何か挟まっていた。

触ってみるとビートバンみたいな素材なんだけど、何に使うのかさっぱりわからない。

それはいいとして、18:30からのセレモニーまで1時間くらいあるのでちょいとウロウロしたり、ロビーのベンチで我が卓log会(卓球ブロガー集団)会長のしろーとくんとお喋りをしたりなんかしているうちにセレモニーの時間となる。

照明が変化してセレモニーが始まる。巨大モニターに映し出された福原愛ちゃんのコメントから始まり、あれやこれやのVTRがあって、オーケストラみたいな人たちが出てきて演奏を始め、その音楽に合わせて、男女8チームの代表選手が登場。

 

最後にでっかい音がバン!っと鳴って幕が落ちると、卓球台が現れた。

 

グッジョブ。
音と光と映像が融合した迫力ある素敵な演出である。

続いて松下チェアマンの開幕宣言があって、いよいよ両チームの選手と監督の入場である。
1人ずつコールされながら登場し、勢揃いしたところでさっそく試合開始。

1マッチ目はダブルスなんだけれど、1球ごとに両ペアともガッツポーズを出して気合い十分。とんでもない緊張感である。

結果はご存知と思うが木下マイスターペアが勝って、その次のシングルスも木下マイスターが勝利。

ちなみに会場にはDJがいて、観客をうまく煽ったりしながら盛り上げてくれているんだが、途中で、そのDJの説明によって、先ほどのビートバンみたいなやつの用途がわかった。

なんと手にはめて左右に振るという応援グッズだったのである。

なんと斬新な応援グッズでしょう。
裏側には木下マイスターのエンブレムが描かれていて、反対側の席にはT.T彩たまバージョンが置いてあるそうだが、とりあえずこれを使っている人はほとんどいなかったとだけ言っておきましょう。

2マッチ目が終わると10分間のハーフタイム。
ここでは特にショー的なものは行われず、静かに時間が流れ過ぎる。
私はお腹が減ったので、東京ばな奈を全部食べちまった。

で、印象的だったのは、はじめこそ手探りだった観客も、2マッチ目あたりになると会場の雰囲気に馴染んできて、あちこちから独特な声援が飛んだりなんかして、ものげっつい盛り上がりとなっていたこと。

そして3マッチ目、いよいよ張本くんの登場。しかも対戦相手はTリーグ唯一のペン選手・香港の黄鎮廷ってんだからわたしゃたまりませんよ。
ほんで試合は激しい打ち合いとなったんだけれど、絶好調の張本くんがストレートで黄鎮廷を吹っ飛ばした。

これで木下マイスターが勝ちとなったわけだが、試合はまだ続く。
次のラスト試合に勝てば木下マイスターは勝ち点4となるため、単なる消化試合ではないわけである。

4マッチ目は水谷隼 vs チョンヨンシクという好カードで、激烈に激しい戦いは、ミスチルもびっくりのシーソーゲームとなり、ゲームカウント2-2になった。

最後のゲームは6オールからのスタートで、激闘はジュースにもつれ込んで場内のボルテージは最高潮。
最後はチョンヨンシクが粘り勝って、T.T彩たまが意地を見せた。

最後は勝利チームの選手と監督へのインタビューがあって、歴史的な開幕戦はお開きとなった。

時刻は21:30
お腹いっぱいである。

それにしても木下マイスターは強い。
このままベストメンバーでずっと戦ったら全勝優勝なんてこともあり得るかもしれんよね。

 

とまあ、なんやかんや驚かされたT リーグ開幕戦であった。
特に観客の「ためいき」がほとんどなかったのが、非常に良いと思った。
この観戦マナーは浸透してもらいたいと個人的には思う。

でも1番の驚きは、今まで「東京バナナ」だと思っていたのが、実は「東京ばな奈」だった、ということだ。知らんかった。

東京ばな奈がスポンサーになったことで、もしかしたら今後、バナナブランドの名前から取った「チキータ」という名称も「東京ばな奈」に変わるかもしれんね。

 

またすぐにでも観に行きたい。
そんなTリーグ。

 

8 件のコメント

  • Tリーグ開幕戦の観戦おめでとうございます。ついに開幕したTリーグと愛ちゃんの引退。色々な意味でスタートラインという言葉が浮かびました。

    • てぐすさん
      ありがとうございますっ。
      確かに観戦するだけで「おめでたいこと」と言えるかもしれませんね 笑
      観られてほんとラッキーでした。
      愛ちゃんが引退して1つの偉大な歴史が終わり、同時にプロリーグが始まるという、まさに歴史的な大転換期と言えます。
      新たな波を卓球ファン全体で後押ししたいものですね。

  • Tリーグ、昨日の女子開幕戦も熱かったですね。さて、自分は今日、日本リーグのホームマッチを観てきました。今回もラケットとシューズを持参したのですが、初めて役に立ちました。選手と打てたわけでは無いのですが、何と吉田海偉選手ら、日本リーグの選手達が練習している台の横に開放台が2台設置してあり、見知らぬ人と3人で練習。結局、1時間30分ぐらいフォアクロスとバッククロスのフォアドライブ、バック側を回り込んでからの飛びつき等、本気練習をしてしまい、試合観戦前に汗だくでしたが、まさか吉田海偉選手と同じ体育館で練習出来るとは!夢のようです。
    残念ながら吉田選手の出番は無かったのですが、試合後、吉田選手と話すことが出来、試合を観れなくて残念だと伝えると、少し右膝を痛めているため大事を取ったとのこと。本当に大事にしてほしいです。
    「また頑張ってください。応援してます。ではこれで失礼します」と言うと、吉田選手から「ありがとうございます。気をつけて帰ってください。」との言葉をもらいました。何て優しい人でしょう。感激です。素晴らしい1日でした。日本リーグのホームマッチはやっぱり良いです。
    いやあ、初めてラケットとシューズが役に立ちました(笑)。

    追伸

    試合は東京アートと日鉄住金物流で、3-0で、東京アートのストレート勝ちでした。目の前で観るトップ選手の卓球は練習も試合も迫力満点でした。練習の様子を動画撮影させてもらえたので、自宅に着いたらじっくり観ようと思います。
                                  長文失礼しました。てぐす。

    • てぐすさん
      な、なんと、練習できたんですか!?
      それはめちゃくちゃラッキーですね。
      しかも1時間30分も!
      私ならがっつりブログに書いちゃう出来事ですよ。
      しかも吉田選手と会話できたなんて、羨ましいですね。
      声かけてみるもんですねぇ。

      私もホームマッチ情報をもらってから日程を調べて、近くで琉球アスティーダの試合があるんで行こうかと思ったら、初めてT4マッチに出る日とかぶってました(悲)。
      琉球はTリーグでも観られますが、会場で練習したり選手と話せたりするのは日本リーグならではの魅力ですね。
      Tリーグも選手と触れ合える感じにしたら、もっと人が集まるかもしれませんね。
      私も日本リーグに行く時はラケットとシューズを持参しなきゃですね(笑)

  • 開幕戦をテレビで観ましたが、盛り上がっているのが伝わってきました。
    生で観る価値があるリーグなんだなと思います。
    観に来たお客さんをどれだけ楽しませられるか、いろいろと工夫が必要になると思いますが、運営側と各チームのサービス精神に期待したいところですね(言うのは簡単ですが)。
    とりあえず台そばの席の値段もう少し安くしてもいいんじゃないかと思います。

    • ラケットマンさん
      テレビでも迫力は感じられますが、生の迫力はやっぱ違いますねぇ。
      観客の応援に力が入っているので現場の雰囲気はかなり楽しいです。
      開幕戦ほどではないにしろ、普段のTリーグの試合もあのくらいの雰囲気になることを願いたいですね。

      台周りの席の値段は私も高いと思いますねぇ。
      もっと安くして多くの人に来てもらえるようにできないものかなと思いますが、安くしたら興行として成り立たないんでしょうかねぇ・・w

  • アリーナ立川立飛でTリーグを観てきました。予約ではなくあるかないかわからない当日券を期待して。無事当日券(2500円)を購入し2階席へ。「み、観やすい。」自由席、座席がわからないリスクはありますがアリーナ立川立飛ぐらいのキャパならオススメです。ちなみに、観たのは12時開始の日本ペイント.マレッツvsTOP名古屋。試合の結果はあえて書きませんが、全試合熱戦接戦で楽しめました。1つだけカードを紹介するとフォン.ティエンウェイvs チェン.イチンの対戦があり世界選手権のベスト8あたりでもおかしくないカードだと思いました。
    希望を言えば、試合が終わった後に選手が各観客席に向かってお辞儀をする等、勝者敗者に関わらず試合を終えた選手に拍手を送る(贈る)機会があればと思いました。念のために書きますが「選手にお辞儀をしてほしい」わけではなく、こちらが感謝や応援の気持ちを拍手という形で伝えたいというのが真意です。また、同じ理由で全試合終了後に両チームが全員出て来て観客席に手を振ってから退場もあってほしいと思いました。
    また観客の入りはガラガラだったので、チケット料金と販売方法は改善の余地が大きくあるかなというのが実感です。
    苦言も呈しましたが、生まれたばかりのTリーグを卓球を応援したい気持ちが1番です。

    追伸、3試合目の時に小さな女の子の「がんばれー」の声。おそらく一生懸命な選手の姿に思わず発した声だと思います。この声に未来への希望を感じたことをお伝えして今回は終わらせていただきます。

    • てぐすさん
      おお、行ってきましたか。
      私も近々行こうと思ってますが、女子の試合もかなりおもしろそうですね。
      フォン.ティエンウェイはたぶんまだ生で見たことがないのでぜひ見たい選手です。
      ラリーが得意で、観客も観ていて楽しめるタイプの選手なので、まさにTリーグ向きですね。

      観客席に向かって手を振ったりお辞儀をしたりというのは、確かにあったほうがいいですね。
      やはりそうした一体感がないと応援する気持ちも高まりませんし。

      小さい子どもが声援を送ってるなんて、実に微笑ましい 笑
      チビッ子たちも来てくれるようになれば、将来的な夢が広がりますからね。
      チビッ子デーみたいなファンサービスとかもやって、幅広い世代を取り込んでもらいたいものです。

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