90年代に活躍したジョニー・ファン(カナダ・中国出身)という選手がいる。
アトランタ五輪でベスト8になったこともある世界のトッププレイヤーであった選手だが、この人の戦型が「シェーク両面表ソフト」という非常に珍しい戦型なのだ。
両面表であるが、フォアの技術がうまい選手で、フォアハンドで打って打って打ちまくるプレースタイルだ。
下の動画はアトランタ五輪でスウェーデンが生んだ天才ワルドナーと対戦した時のもの。
特徴として主に3つの点に注目してみたい。
その① フォアハンドのミート打ち
ジョニーファン最大の武器はフォアハンドの連続攻撃。
コンパクトなスイングで畳みかけるようにバカスカ打ちまくるこの速攻攻撃は、表ソフト選手にとって大いに参考になると思う。
その② ドライブ
ジョニーファンの試合を観ていて思うのは、ドライブが上手いということ。
表選手特有の「つなぐためのドライブ」という感じではなく、大きくバックスイングを取ってしっかりと回転をかけた強烈なドライブを放っている。
表でドライブが上手い選手と言えば劉国梁を思い出すが、劉国梁もバックスイングを大きく取ってドライブをかける。
この中国トップ選手特有の回転量の多いドライブのかけ方はぜひとも参考にしたいところ。
その③ フォアでのツッツキレシーブ
ジョニーファンはレシーブの際、フォアを多用している。
フリックしたりストップしたりと多彩な技を持っているが、思いっきりガツンと切って返すツッツキが注目点だ。
「回転の種類がわからないサービスでも思いっきり切って返せば何とかなる」と言わんばかりのレシーブである。
フォアへ長く切れたツッツキを返し、ワルドナーが持ち上げられない場面もある。
表でもこのくらいの切れ味のツッツキができるという良い例である。
こちらはカットマン(中国の丁松)と戦っている動画であるが、ドライブの上手さがよくわかる。
回転量の多いドライブとミート打ちを使い分けるという表選手ならではの戦術が見事だ。
表ソフト選手はぜひ参考に!
※ちなみに27分あたりから、「エッジかサイドか」をめぐるやりとりがあり、丁松のスポーツマンシップによって無事解決する素敵な場面があります。
ジョニー・ファン選手見ていて格好いいですね。
畳み掛けるようなフォアスマッシュ憧れます(≧∇≦)
確か両面スペクトルだった記憶があります。
ペン表粒さん
コメントありがとうございます!
ほんとカッコ良すぎですよね。
ラバーはわかりませんが、両面スペクトルだとしたらますます憧れますww
現代にも両面表選手が現れてほしいものです(^^
自分の周りには、両表ソフトがいないので思わず自分が手を挙げちゃいました(笑)
迷っていましたが、とりあえず組合せを決めました。
SKカーボンにF面ヴェガSPO 2.0、B面スピンピップス ブルー中です。
F面スペクトルブルーやB面アタック8等々迷走状態でしたが、SKカーボンといいスピンピップス ブルーといい、新しい物に走っちゃったので一層の事新しい物で固めちゃえと(笑)
軽く、ヴェガSPO打ちました。
吹っ飛んでしまう程のテンションではなく、コントロールしやすい分類だと思います。
完全直接的ではなく軽く弧線描いて入りやすいですが、角度打ちではナックルもほどほどに出ます。
とりあえずコレで、5月の試合に挑戦します!
実は私も5月7日です、しかもラージは去年出ましたが硬式は中学時代以降三十数年ぶりです(笑)
でこさん
その勇気、実に素晴らしいです 笑
新しいもので固めるのは自分でもどうなるんだろうという不安とワクワクがありますよね。
そのチャレンジャー精神もいいですねw
ぜひ極めてください!
数十年ぶりに大会出場とのこと、私と同じですね。
私は中野の大会に出ますが、お互い表ソフトマンとしてたっぷり暴れてやりましょう!
私は現役時代ペン表で田坂選手(早稲田出身、世界大会準決勝)の様な「表ソフトのドライブマン」、表なのに中陣からのフォア強打、を目指していたのですが、シニアで動けなくなったのでシェークに変え、現在練習中です。最初は裏ソフトで基礎練習中心にやっていて、下がってのドライブ戦などにうつつを抜かしていましたが、試合をやるようになって、やはり裏が使えず、いま表のシェークに挑戦中です。Youtubeで探しても表のシェークはJohny Huang とシンガポールの現役選手くらいしかいなくて、ロールモデルが見つかりません。まあユニークなタイプである事は確かなので挑戦してみます。さてどこまでやれるでしょう。それにしても昔はペンのカットとか色んなタイプが居て面白かったのに、今は右を向いても左を向いてもシェーク両面裏のドライブばかり。一番合理的なのかもしれないが面白くないですね。もっと色んなタイプが出て欲しい。自分の個性に合わせた色んなタイプがいるのが卓球の良いところだから。
大額和良さん
コメントありがとうございます!
ペン表マンからシェークドライブマンへの転向はなかなか難しそうですね。
シェーク表はユニークかつカッコいいスタイルなのでぜひ極めてください(笑)
確かに参考にする選手がほとんどいないのがツライところではあります。
塩見真希という選手がフォア表スタイルなので参考になるのではないかと思います。
私もペン表ですが、お互いユニークな戦型で卓球界の片隅で大いに暴れてやりましょう!
両面スペクトル使いで表舞台立てるんですね
僕もスペクトル使ってますがもう一声回転が欲しいと悩んでますが単純に力量不足なのかも知れませんね
やっぱりこのまま使い続けようかなあ
つばきさん
中国のペン表チャンピオンはだいたい回転系を使っているようですが、信じられない強烈なドライブをしますよね。
ジョニー・ファンはドライブもうまいけれど、ミートの爽快さが気持ちいいタイプ。
スペクトルの良さを活かすにはミートマンに徹する気概が必要なのかもしれませんね。
このまま使い続けるなら多少の回転は無視してとにかくミート打ち連打連打しまくって点を取るのが良いかも知れないですね
一応頑張ればドライブは掛かるみたいですがやっぱりスピード系表ソフトの部類ですし
つばきさん
やっぱそれなんでしょうね。
観てるほうもやってるほうも気持ちがいいスタイルですから 笑