ベストギア・オブ・ザ・イヤー受賞の表ソフト「ビュートリー」

え~、自分に合いそうな中ペンと表ソフトラバーを探して奮闘中のナルコです。

ラケットもラバーもいろいろ買い込んで比較できれば早いんだけど、そんなことはできないので、買う前にじっくりと検討しようというわけなのですよ、はい。

ということで、今回はラバー候補の2つ目です。

そのラバーがコチラ

ニッタク ビュートリー

ニッタク(Nittaku) ビュートリー NR-8566 71 ブラック MAX


¥4,500+税

卓球王国誌2016年2月号で発表された、ベストギア・オブ・ザ・イヤー2015の「表ソフト・他ラバー部門」を受賞したラバーで、ニッタクがプラスチックボールと同日に発売し、「プラスチックボール対応」を売りにして登場したのがビュートリーだ。

つまりプラボール対応の表ソフト第一号(たぶん)のラバーで、まさに時代の最先端を行くトレンディーな奴なのである。

私はスピード系表ソフトが自分には合っていると思ってるんだけど、ビュートリーは回転系の表ソフトなんだよね。

「回転量が落ちると言われるプラボールにもしっかりと回転をかける」というのが設計コンセプトで、回転量にこだわりまくっているラバーなんですよ、これが。

その回転量を生み出す秘密は何かというと、ニッタクのサイトによると「国際卓球連盟(ITTF)にて規定されている表ラバーシートのルールの中で、最大径の粒径、最も低い粒の高さ、最狭の粒間隔にて設計しております。」とのことで、つまりルール内でギリギリの直径と密度ということだ。何だか裏ラバ―に限りなく近いような印象さえ受ける。

ニッタクの開発担当の松井潤一さんも「現代卓球では台上で先手を取れるかが重要です。そこで表ソフトでもチキータなどで回転をかけて先手を取れることを主眼に設計した」と語っている。

この試打動画でもチキータをやっているが、裏ソフトのようなえげつない回転量である。

ということはやはり、ミート打ちやスマッシュのやりやすさを重視するスピード系の私としては、相性は良くないということなのではないか?

しかし、ビュートリーは表ソフトらしさと回転性能の両立を目指して設計されているということで、表ソフトならではの技術もやりやすいようだ。

卓球王国WEBの用具レビュー
にはこう記されている。

実際に打つと、台上や対ツッツキのドライブなどでしっかりと回転をかけられる。表面で薄く擦るよりも、ある程度厚めにミートしてかけるドライブに向きそうだ。スマッシュのスピードは、テンション系には及ばないものの、まずまず。ブロックもしっかり止まり、あらゆる技術をそつなくこなせる。

ある程度厚めにミートしてかけるドライブに向くというのは、ドライブ下手な私としては有り難い。

粒形状設計だけ聞くと、極端な回転系寄りの性能を想像するが、実際は粒が台型+円柱型であり、縦目の配列なので、スピード系に回転要素をプラスしたような使用感。攻守織り交ぜる正統派の前陣速攻型選手が、プラボールで回転力に若干不安を感じたのなら、まさしく最適なラバーだろう。

スピード系に回転要素をプラスしたような使用感とはなんとも理想的。

おそらくコントロールもしやすくて、総合力の高いラバーなのではないだろうか。

テンション系ではないのでやはりスピード面にやや不安があるが、表ソフトらしさもあって回転力が高いというのはかなり惹かれる。
あとはどれだけ使いやすいか(特にレシーブのやりやすさ)がカギ。

まあ、当然使ってみないとわかんないんだけどね。

ということで、ラバー候補2つ目は「ビュートリー」に決定!

【追記・レビュー】
スペクトルレッドとブルーを使った感想

 

ニッタク(Nittaku) ビュートリー NR-8566 20 レッド 厚

4 件のコメント

  • 粒が最大で柔らかいため、スピンピップスのような回転系に位置づけられるのですが、意外に引っ掛かりが控えめで縦目・台形+円柱なのでスピード系のような爽快な弾きもある不思議なラバーです。
    半端といえば半端ですが、確かにスピード系と回転系の間で、どちらの性能もなかなか高い感じがします。
    表面では思ったほどかからない気がしますが食い込むとかなりかかりますね。
    ナックルと球離れだけはイマイチですが、引っ掛かりが押さえられているため、滑らせると結構なナックルを出すこともできます。

  • ワイハさん
    なんとも不思議なラバーですね。
    スピード系と回転系両方の性質を活かした変幻自在のプレーができれば面白い卓球ができそうですね。技術がともなえばですけど(笑)
    ナックルを意識的に出せるように使いこなせれば私にも有りなラバーのような気がします。

  • 塩見選手が使ったみたいです。
    ちょっと注目です!
    スペクトル、スペクトルレッド、スピピ ブルー、ヴェガSPO、ブースターSAと使っていますが今のところスピピ ブルーが一番合っているかな?
    表ソフトらしいスピード系がナックルも出しやすく、表ソフトとしては有効なのでしょうが腕も必要です。
    なので現状でベストなのは、スピン系でナックルが出しやすいって感じのラバーが安心してフォア表として使えます。

    • でこさん
      ペンでもシェークでもフォア面の表ソフトはスピン系が主流ですよね。
      私はスピード系ユーザーですが、スピン系をそろそろ試そうかと思っています。
      スピン系でナックルが出しやすいのはある意味最強ですね。
      新作スピンピップス早く使いたいです(笑)

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