強打にこだわると自滅する ~入らなければ意味がないって話~

昨日もレトロ卓球場の「山手卓球」でヒーヒー言いながらみっちり汗を流してきました。

まだサービスの勘が戻りません。
「サービスの勘取り戻し機」が売っていれば、3万円までなら買ってもいいと思う今日この頃(練習しろよ!)。

で、昨日練習をやっていて思ったのは、「強打した時に入る確率がめちゃ低い」ということ。

ちょっとでも甘く返って来たレシーブや甘いブロックなどに対しては、チャンスとばかりに強打するんだけれど、甘い球にもかかわらずミスっちゃう。

打った球を返されるということではなく、そもそも相手コートに入らないのである。問題外である。

強く打とうとすると体勢が崩れたり、フォームが変になったりする。
どうしてそんなところに飛んでいくの?というくらい明後日の方向に飛んでいくこともしばしば。

 

アサッテの人 (講談社文庫)
 

 

 

 

 

積極的にフルスイングしたり、思い切り打ったりしても入らなければ意味がない。

正直、70%くらいの力で打っても、中級者レベルであれば一発で決められる確率は高いと思う(強打というより中打って感じ)。
たとえ返球されたとしても次の球をまた60~70%くらいの力で連続攻撃できれば決められる。

「中途半端なボールを打つと逆襲されるから思い切って打った方がいい」という意見もその通りだと思うが、実際、60~70%の力で打った球をバコーンと強烈なカウンターで返されるなんてことはトップ選手でもない限りほとんどないだろう。
それをされたらもう仕方がない。
「まぐれだよまぐれ、あはは」と気にしなければいい。

一発で決めようとして安定性が欠けるくらいなら、加減して打って「ミドル」「相手のいないところ」などコースを狙う方がいい。

 

ということで、中級者卓球界(そんな世界はないけど)においては、90~100%の力で一発で決めようとするより、60~70%の力で確実に入れられる技術力の方が大事なんじゃないかと思うわけです。


先日記事にした高軍(ペン表)とか、元世界チャンピオンの玄静和(ペン表)とか、こうしたコンパクトスイング卓球が私の理想とするところ。

2人とも女子選手であるが、私の場合、女子選手の卓球の方が参考になる。

高軍vs平野早矢香 北京オリンピック

強い相手を倒すことを考えれば、リスキーな攻撃卓球もやらなければいけない。
だけど強打をしても入らなければ意味がない。
確実性が大事です。

現役の頃とは違い、今の私は「格上の選手をぶっ倒してやるぞ」というオラオラ系の卓球ではなく、安定志向の「公務員的卓球」を目指しているもんで……。

というわけで今後は「そこそこの威力のボールを確実に2連続で打ち込む」という意識で練習に取り組んでみようと思います(できればコースも狙えるように)。

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