ペン表コーチを訪ねて ~ル・クールTOKYO体験記~

 

先日、国際卓球が運営する卓球教室「ル・クールTOKYO」へ行ってきた。

ル・クールは2017年6月にオープンした新しい卓球教室で、その時からちょっと気になっていたので行ってみたわけであるが、ただ今回の主な目的はある人に会いに行くということであって、その方とはプロコーチの渡辺貴史さんである。
テレビなどにもよく出ている有名な方なので説明は省くが、私の中では、自身の教室を持つわけではなく、いろいろなところでコーチングをしている「さすらいのプロコーチ」というイメージのある方である。

渡辺さんもペン表ということもあって以前からお会いしてみたいと思っておったわけだが、今回、ル・クール体験を兼ねて訪ねてみたというわけである。

で、サイトを見てみると、ル・クールは会員にならなくてもレッスンを受けられるということで、さっそくサイトから渡辺さんのグループレッスンを予約をしたわけであるが、ちょっと変わっているのが、チケットをレッスンを受ける前までに店頭にて購入するということ。
店頭(国際卓球高田馬場店)で購入したチケットを持って2階卓球場へ行き、コーチにチケットを渡したらレッスン開始、となるわけである。

 

当日、レッスンが10:00スタートなので、8時起床という、私としては軍隊ではないかというほどの早起きをして、高田馬場へと向かった。
まず、お店でチケットを購入しなければいかんのだが、現場へ到着すると「10時オープン」と書いているではないか。レッスンが10時からなのに・・・これはげっついまずいやん。
他の参加者にも迷惑になるので卓球教室での遅刻はご法度であるのに。

ほな先に2階へ行って事情を説明して、お店が開店するまで待たせてもらおうかなってことで、店舗の隣にある階段を上って卓球場へ行った。
時刻は9:45。ドアを開けると誰もいない。広いスペースに5台の卓球台。床も壁もピカピカで清々しい空気が流れている。
5分ほど待っていると渡辺さんが現れた。180㎝近くある背の高い方だった。
挨拶をかわし、事情を説明すると、「チケットだけなら買えると思います」と言われたので、すぐさま下に行って事情を話し、中へ入れてもらって無事購入した。

ちなみにチケットは、1回、4回、10回、の3つがあり、回数が増えるほどお得に購入できるが、私は1回チケットを2,700円+税で購入した。
また2階へ戻ってチケットを渡し、更衣室で着替えを済ませて、いざレッスンスタート。

参加者は私と、私よりちょこっと上の世代の男性、そしてわりと年配の女性の方、の3人である。最初に私は男性の方と打つことになったんだけれど、この方もペン表だったので、おお同士よ、と嬉しくなってしまった。

10分ほど基本打ちをして、全員で球拾いをする。
人が入れ替わって、今度は女性の方と打つことに。かなり年配の方だったので加減をして打たんといかんね、なんて思っていたら、このご婦人めちゃくちゃうまくて驚いた。
あとでオールをやることになるんだけれど、ほぼほぼ互角の戦いとなり、卓球は年齢ではないなぁ、と、その奥深さに改めて感心させられた。

そしてまた入れ替わって、私は渡辺さんの台へ移動。
「何かやりたいことありますか?」と聞かれたので、3球目攻撃をばやらせていただきますって言って、まずフォアにツッツいてもらい、それを打つ練習をやった。
後半はバックにツッツいてもらって、それを打つ練習。

回り込んだあとにフォアに返球された球がまったく返せず、あひあひ言いながら飛び跳ねる私。そこで渡辺さんからは、「回り込みからの飛びつき」のコツと、「打球点」についてのワンポイントアドバイスをもらった。

そしてまたローテーションで回りながら、計3回渡辺さんと打ち合い、最後は渡辺さんのサービスからのオールをやったんだけれど、渡辺さんのサービスが激烈にうまくて、私はあひあひ言うばかりで、ちっともうまく返せなかった。
レシーブのコツやグリップの握り方についていろいろと教えてもらい、1時間40分のレッスンは終わった。

いやそれにしてもバテたね。卓球場はエアコンが効いていて涼しかったんだけれど、上級者と激しい練習をやったせいか、体力のない私は1時間くらいですでに膝がガクガクになっちゃってた。

私はコーヒーが好きなもんで、練習中も水やスポーツドリンクではなくコーヒーを飲むんだけれど、この日も自販機で買ったドトールのブラックコーヒーを飲みながら練習しておったのだが、バテてバテてしょうがなかった。
やはり夏場にコーヒーで水分補給というのは無理があるのだろうか。とりあえず今後はブラックではなくカフェオレにしてみようかと思う。

 

さてレッスンが終わり、更衣室で着替えながらペン表の方と喋っていたんだけれど、その際に、私がウン十年ぶりに卓球を再開したことなどの話をしていたら、突然その方がこう言った。「ひょっとして、ブログ書いてます?」
私は驚きつつ「はい、書いてます」と返す。
「けっこう前から書いてます?」
「はい」
「卓球教室に行った話とか、ペン表の記事とか」
「はい。それ私です」
「ああ、ナルコさんですか!?」
「ご存知ですか!?」
「読んでますよ。まさかこんなところでお会いできるなんて」
「ほんとですか!? いやそれは嬉しいですねぇ」

という、なんとも嬉しい出会いがあった。

「今日のこともブログに書くつもりなんで、このくだりも書かせていただきますね」
「匿名でお願いします(笑)」

なんていうやりとりをして、いまこうして書かせてもらったわけであるが、こういう出会いがあるというのもブログを書いている喜びのひとつでありますね。

 

ほんで、着替えも終わり、更衣室の外へ出ると渡辺さんはすでにいなかった。
渡辺さんとはツイッター上では繋がっているので、喋る機会があれば一応名乗っておこうと思っていたんだけれどその機会もなく、ちょっぴり残念であった。

しかしまあ、行ったことのないところへ行く、会いたいと思った人に会いに行くってのは面白いもので、行けば必ず何かしらのハプニングやプチ奇跡みたいなことが起こる。
ブロガーとしてはありがたい限りである。
死んじゃうようなハプニングは困るけれど、それ以外なら何が起こってもかまわない。

死なない程度のハプニングを期待しつつ、さて次はどこへ行こうか。

 

6 件のコメント

  • いつも楽しく拝読してます。
    私もルクールは気になっていたので参考になります。
    いつもホコリっぽい体育館でやってるので綺麗な教室での練習に憧れます(笑)

    • けんさん
      いつもありがとうございますっ。
      ル・クールめちゃくちゃ綺麗なので練習してても気持ちいいですよ。
      ホコリっぽい体育館は大変そうですが、たまにさびれた卓球場でやるのは風情があっていいものですけどね 笑

  • こんにちわ。
    こちらの卓球教室は居酒屋跡地で、洗面台と冷蔵庫とエアコンの他は卓球台しかない狭い空間なのでキレイな練習場は憧れますね。
    値段も手頃ですし興味ありますが、高田馬場は遠いなぁ。
    都内の練習場めぐりをしてたらどこかでナルコさんとひっそり会うかもしれませんね。

    • つぐさんこんちにはー。
      東京の卓球場は綺麗なところが多いので、逆にすごく個性的な卓球場があれば面白いなぁと思います。
      私も時間とお金が許せば全国の卓球場を巡りたいんですが 笑
      どこかでばったりつぐさんと会えるかもと考えただけでワクワクしますね。
      会えばペン表同士が共鳴してビビっとくるかもしれませんね 笑

  • 卓球するときの水分補給。
    私はお茶です。
    冷たい飲み物は苦手なので温かいお茶(夏はぬるめですが)にしています。
    電解質が入っているスポーツ飲料ではないので塩分補給も考えています。
    塩分が入ったタブレットを使っています。
    よくあるレモン味のものは何となくお茶と合わないので梅味のものを選んでいます。
    お茶と梅、和な気分になります。

    • ベーゴマさん
      かなり飲み物の工夫をされているんですね!
      私は体育館の冷水機を飲みながらコーヒーも飲むという感じなのですが、卓球教室には冷水機がないのでしまったと思いました 笑
      私もスポーツドリンクは飲みませんが、夏場は確かに塩分補給も大事ですよね。
      塩分タブレットは知らなかったので調べてみましたが、これいいですねぇ。
      お茶と梅、まさに和ですね 笑
      さっそく私もスポーツショップで購入したいと思います(梅ではないかもしれませんが)。
      参考になりました。ありがとうございますw

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