初めてのパラ卓球観戦 ~『第2回 JPTT ultimate team match』へGO~

 

以前からパラ卓球に興味があったんだけれど、自宅から近い場所で『第2回 JPTT ultimate team match(アルティメット・チーム・マッチ)』というパラ卓球のスペシャルイベントが開催されるってことで、これはチャンスだってことで行ってきた。

イベントは13時からなので、真っ昼間の炎天下の中、駅から13分ほどかけて歩いて、汗だくになって中村南スポーツ交流センター(練馬区)に到着。

 

イベントは地下ってことなので地下に行ってみると多目的アリーナがあって、受付で抽選会用の抽選番号を受け取って入場する(無料で)。中に入ると真ん中に1台の卓球台があって椅子がぐるりと取り囲んでいる。その椅子とは別に、全日本選手権などで見るアリーナ席のようなところがあったので、私はそちらの方に着席。

ちなみに今回のイベント内容は次のような感じ
●ゲストの平野友樹選手(協和発酵キリン)とパラ選手によるデモンストレーション。
●パラ選手同士の団体戦
●チャレンジマッチ&抽選会

これらを13時から18時まで行うという長丁場なイベントである。

パラ卓球は大きく分けると「車いす」と「立位」の2種類があり、今回は立位のトップ選手たちが練馬に集結。女性フリーアナウンサーによる選手紹介のあと、最初の企画であるデモンストレーションが始まった。

ゲストの平野選手とデモを行うのは「練馬のスピードスター」こと、岩渕幸洋選手
岩渕選手はリオ五輪代表であり、協和発酵キリンに所属し、パラ卓球界初の実業団選手となったことでも話題の日本パラ卓球界のエースでもある。

協和発酵キリンでチームメイトでもある2人は、基本的なフォア打ちバック打ち、ドライブ、ロビングなどをやって、最後に1ゲームだけ試合を行う。

そして次に、平野選手とのじゃんけんで選ばれた4人が平野選手の本気のドライブを受けることに。

(ラケットを固定させ、全力で打ち込む平野選手)

 

それが終わると、今度は「平野選手VSパラ選手」の試合(6オールからの1ゲームマッチ)。

1試合目に登場したのはサウスポーの中ペンドライブマンの垣田斉明選手。パラ選手はシェークの選手ばっかりという勝手なイメージを持っていたので、ペン選手がいることに驚いた。しかも垣田選手は片面のペンだったので何だか嬉しくなっちゃった。

で、試合を始める前に「平野選手も同じ状態でやってもらいます」って説明があって、垣田選手はフリーハンドに障害があるってことなので、平野選手もフリーハンドを体に固定することに。

トスもラケットハンドで上げてサービスを出すという慣れない状況ではあったが、さすがに平野選手は強かった。垣田選手は敗れはしたが、健常者卓球と変わらない激しいラリーの応酬は見応え十分であった。

次に岩渕幸洋選手との同門対決。岩渕選手は片足に障害があり、装具を着けているので平野選手も左足に装具を着けてプレーをすることになったんだけれど、こちらも平野選手の勝利。

3人目は立石 アルファ 裕一選手。名前はよく聞く有名な選手であるが、ご本人の説明によると「爪先に力が入らないのでかかとだけで立っている状態です」とのこと。平野選手は両足に装具を着けて対決したが見事勝利。

4人目は八木克勝選手。八木選手は選手紹介の時から1人だけハイテンションで、試合中も気合が入りまくっているガッツあふれるファイターであった。とにかく動き回る選手で、台から下がってもカットを多用する個性的なスタイルで、観ていてかなり面白かった。

平野選手は両足に装具を着けたうえにバンドのようなものを足に着けてさらに自由が効かない状態になり、さすがに敗れてしまった。

ちなみに八木選手はライブドアでブログをやっております→ kacchanの卓球日記

最後は七野一輝選手。七野選手は立位で最も障害が重い「クラス6」の選手で、プレー中に杖を使用する。なので平野選手も杖を使ってのプレーとなる(足の装具はそのまま)。

勝敗は忘れてしまったが・・・さすがの平野選手もどのようにプレーしてよいのやら戸惑っている様子だった。
平野選手と対戦したのは全員が各クラスの全日本チャンピオンという、まさにパラ卓球界のドリームメンバーだったんだけれど、解説者が「この選手はこういう障害があるのでこういうところが弱い」というような解説をしてくれていたので、パラ卓球ならではの奥の深さが少し理解できたような気がした。

ほんで、続いて行われたのはメインイベントのチームマッチである。

昨年の国際クラス別パラ選手権(パラ卓球の全日本選手権)で、男子立位の5つのクラスで優勝した「チャンピオンチーム」と、決勝で敗れた準優勝者の「リベンジチーム」の対決。つまり、全試合「全日本選手権の決勝の再現」という、まさに日本最高峰の戦いってわけ。

結果は3-2でチャンピオンチームが勝ったんだけれど、鬼のようなパワフルドライブを放つ永下尚也選手とか、「パラ卓球界の羽生弓弦」こと宿野部拓海選手(羽生くんにそっくり)とか、リベンジチームの面々も実に個性的であった。

チャレンジマッチ&抽選会
続いてのチャレンジマッチは、平野選手&パラ選手と打てるというコーナー。
台を全部で7台にして、各台に選手がつくから好きなところへ行って打ちなはれ、ってことなので、私も持参したシューズを履き、マイラケットを取り出し、いざコートへ。

地元の中学校の卓球部と思しき生徒たちが大勢いて、あまり大人は参加していなかったんだけれど、私は勇気を出してその中にまじったわけであるが、最初に並んだのは、最も気になっていたサウスポーペンドラの垣田斉明選手の台。とりあえずフォア打ちをやったんだけれど、「うまいですね」なんて言われて嬉しくて乙女のように照れちゃったりなんかしたんだけれど、2球交代なのであっさり次の人にバトンタッチとなった。

このコーナーは20分くらいしかなく、どの台も行列だったので、「どの台に行っても順番が回って来ないかもなぁ」なんてモジモジしているうちに、タイムオーバーとなった。このコーナーはもう少し長くとってもらえるとありがたいやね。

ほんでね、お次はお待ちかねの抽選会。
正直それほど期待はしていなかったんだけれど、ところがこれが凄かった。
キーホルダー、タオル、T4オリジナルTシャツ、バタフライのユニフォーム、日本代表のレプリカユニフォームなどの豪華賞品が盛りだくさんだったのだ。

商品の数は山ほどあるうえに帰った人もいて、当選しても名乗り出ない人が大勢いたので、どんどん確率が上がる中で私は「絶対当たる」と本気で思った。
当選者の中には元日本代表の藤井寛子さんもいて、会場内が「おお、藤井さんだ!」みたいに盛り上がったりする中で、果たして私の番号は・・・呼ばれなかった。

実にガビーンな結果となってしまったけれど、入場料無料でこれだけの豪華賞品が大勢(50人くらい)に当選するというのは、太っ腹すぎるとしか言いようがない。

 

とまぁ、こんな感じの初パラ卓球観戦だったんだけれど、今までよくわからなかったパラ卓球独自のクラス分けなんかも、生で観戦するとすんなりと理解することができたし、「相手の障害によって戦術を使い分ける」というパラ卓球ならではの奥深さにも触れることができた。

パラ卓球界のスター選手というのは年齢層が高いけれど、今後は小中学生の全国大会なんかが開催されるようになって、張本くんやミウミマのような若きスターが出てきたら、いよいよ本物の人気スポーツになっていくのではなかろうか。

 

2 件のコメント

  • 興味深く読みました。パラ卓球、おもしろそうですね。
    健常者の卓球以上に戦術が重要になるのかもしれませんね。
    岩渕選手が積極的に活動しているようなので、さらに注目されるようになるとパラ卓球も盛り上がりそう。
    東京五輪が楽しみです。

    • すんさん
      パラ卓球、ほんとおもしろかったですよ!
      このイベントも岩渕選手が中心になって立ち上げたようですが、選手をやりながら普及活動にも力を入れている姿勢がまた素晴らしいですね。
      やる方は大変だと思いますが、いろんなイベントを期待したいです。
      そして東京五輪のパラ卓球は、チケットが取れたらせひ観に行きたいと鼻息を荒くしております 笑

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