歴史的な開幕戦をガン見して以来、Tリーグを観に行けてなかったんだけれど、ばっちりタイミングが合ったので行ってきたのは昨日のこと。
対戦カードは「木下マイスター東京 vs. 琉球アスティーダ」
場所は渋谷。
会場は、リア充大学のイメージが強い青山学院大学の体育館「青山学院記念館」ってとこで、どんなとこやねん、とこれまた楽しみであった。
当日、仕事終わりに直行し、会場に到着したのは17:00
(「表参道駅」B1出口3分)。
今回はギリギリまで予定がわからなかったので前売り券を買っておらず、当日券を購入することになったわけなんだけれど、当日券の値段がいくらなのか探しても情報が見つからず、いったいいくらですの? って券売所に行ってみれば、通常2000円の自由席は2500円であった。
まだ開場まで30分もあったがすでに行列ができており、私も最後尾に並んで待つことに。
17:30になって開場となったが、まず手荷物検査があったんだけれど、いつも持ち歩いている宮沢りえの写真集『サンタフェ』を今日はたまたま持っていなかったので助かった(恥をかくところだった)。
入り口を抜けると木下マイスターのグッズを身につけた関係者が「木下マイスターの応援席は左側です!」と声を張り上げており、早くも盛り上げムードがむんむん。
私はどのチームのファンでもないけれど、現在、木下マイスターが5戦全勝で首位なのに対し、アスティーダは2勝4敗で最下位であるので、今回はアスティーダを応援しようって決めて、アスティーダサイドの席へ座った。
(グッズ売り場は1階に)
17:40からアスティーダの練習が始まる。
こんな間近で見られるやなんて素敵やん、ってガン見していると、何やら向こうのほうでもラリー音が聞こえる。
なんかやってるぞって行ってみると、仕切りの向こう側では木下マイスターとアスティーダの選手たちが練習をしていた。
こりゃすげぇな。
普通の体育館で日本代表選手たちが練習している風景はなかなか見られるもんではない。
そのあとに木下マイスターの公式練習が始まる。
こうして1時間ほど練習をジロ見して、練習フェチ(見るのが好き)な私は両チームの練習を見ただけでもう十分に満足しちゃうくらい楽しめた。
どうせ来るなら早い時間に来たほうが断然お得であると確信しましたわ。
そいで、18:30からセレモニーが始まった。
登場したのは、木下マイスターのマスコットキャラクターのマイスケと、先日公式サポーターに就任した、現役女子大生アイドル「College Cosmos (カレッジ・コスモス)」と、お笑い芸人のさわやか五郎さん。
ダンスパフォーマンスでがっしり盛り上げたあとは、観客と一緒に木下マイスターの応援の練習。
木下マイスターオリジナルの応援ソングがあるので、これもまた一体となって盛り上がっていたんだけれど、ふと見ると、向こう側で張本くんとお父さんの宇さんが2人で練習をしておって、珍しい光景に私はそちらに釘付けになってしまった。
そんなセレモニーがあって、選手入場のあと、客席へのサインボールのプレゼントがあった。
そんでいよいよ試合が始まるわけなんだけれど、ひとつ失敗したなぁと思ったのは、あてにしていた自販機が会場になく、飲み物が買えなかったことである。
コーヒーを飲まないと力が出ない私としては死活問題と言えるわけで、次回から必ず持っていこう。
なんて言ってるうちに試合が始まって、ダブルスと2番のシングルスを木下マイスターが連取。
ここで10分ほどのハーフタイムとなって、セレモニーをやった人たちが再び登場して、観客と一体となって応援ソングで盛り上げる。
ふと見ると、アスティーダの選手兼コーチである張一博さんが、なにやらお菓子的なもの(東京ばな奈かな?)を後ろの席にいる人たちに投げてプレゼントしていた。ホームマッチでなくてもファンサービスを忘れないその姿勢、素敵やん。
ハーフタイム後は丹羽選手と水谷選手の対決から始まったんだけれど、これがもうとてつもない打撃戦の超絶ハイレベルな試合であった。
私の隣に座っていた人は息子さんと来ている人で、自身はどうやら卓球未経験者のようで、ずっと興奮しっぱなしだったんだけれど、丹羽 vs 水谷戦は興奮がMAX状態となっていた。
あまりに激しいラリーに、「なに今の! どうなったの! 見えた!? あんた今の見えた!?」と息子を揺すぶっていたのが実に微笑ましかった。
息子は苦笑いしながら「うん、見えたよ」と返していたが、なるほど、卓球未経験者だと目の前で観ていてもボールが見えないこともあるのか、と不思議な気持ちになった。
「お母さん、私も見えましたよ」と話しかけたい衝動にかられたが、さすがにこらえた。
この対決は丹羽選手に軍配が上がり、アスティーダに盛り返しの勢いが出てきたんだけれど、次の試合をマイスターの大島選手が勝利し、やはり常勝軍団強しであった。
試合後の邱建新監督への勝利者インタビューでは、通訳を張本くんが担当するという粋な計らいがあって、場内にちょっとした笑いが起こった。
これで木下マイスターは無傷の6連勝となったけれど、なにかの事情で張本くんか水谷選手のどちらかが出場しないという状況にでもならない限り負けないのではないだろうか・・なって思っちゃうほど圧倒的に強いなぁと感じた。
そして、観に行く前は正直、客席もガラガラで、落ち着いた雰囲気の中で淡々と試合をこなすだけというイメージを持っていたんだけれど、実際はまったく違っており、客席は満席だし、応援の盛り上がり方も凄いし、試合のとき以外はずっと音楽が流れていたりということもあって、実に楽しい雰囲気で大盛り上がりなイベントであった。
観客は2000人以上も入り、これは男女の開幕第1戦に次ぐ記録らしい(やはりこれは木下マイスターの人気の高さってことなんだろうか)。
熱狂的なファンも増えてきているようで、私の近くに座っていた小学3年生くらいの男の子が「琉球!! 琉球!!」と大きな声でずっと声援を送り続けていて、小学生をここまで熱狂させるとは、Tリーグ恐るべしと思った。
手探りの中で始まったTリーグだけれど、卓球未経験のご婦人から小学生まで、幅広い層をとりこにしているなぁ、としみじみ実感した1日であった。
どうも、ナユタン星人です!いつも楽しく見させてもらっています。やはりTリーグは最高ですねぇ!私は木下マイスター東京のファンなのですが、やはり面白い!特に水谷VS丹羽戦は最高でしたよねぇ! 話題は変わりますが、僕はシェーク異質型なんですけどもラバーを変えました! 赤 カールP2極薄
黒 キョウヒョウプロ3特厚 これは使い易いでしょうか? 前のラバーは 赤 テナジー80特厚
黒 フェイントロング3薄 でしたがどうでしょうか? 遅くに、長文失礼致しました。 コメント待ってます!
ユナタン星人さん
コメントありがとうございますっ。
Tリーグ最高ですよね!
水谷vs丹羽戦はえげつなすぎて我が目を疑いました。
またすぐにでも行きたい気分です。
ラバーの件ですが、どれも使ったことがないのでまったくわかりません!
お役に立てずすみません。
でもそういった個性的な組み合わせをチョイスするのは個人的にはめちゃ好きです。
Tリーグ、面白いですよねえ♪ 今回のナルコさんのリポートは自分がアリーナ立川立飛で11月18日に観た時の感動を代弁していただいてるかのようです。カードも同じ木下マイスター東京vs琉球アスティーダでした。自分は大島選手の卓球が好きなのと、生まれ育ちが東京なので木下マイスター東京の応援をしてましたが、琉球アスティーダも魅力的なチームですね。
仕切りの向こう側の練習を観ることが出来たんですか?羨ましいです。試合もですが練習を観るのも面白いですよね。今度は自分も仕切りの向こう側を見てみようと思います。
両国国技館の開幕戦に続き、臨場感のある詳細な記事ありがとうございました、
追伸:もろにローカル放送ですが、テレビ埼玉が原則T.T.彩たまのホームゲームを中継することになったらしいので要チェックです。
てぐすさん
立川立飛で体験した興奮の再現に一役買えたなら何よりです 笑
立川立飛にも早く行きたくて仕方がありません。いろんな場所で開催するのもTリーグの魅力ですよね。
もっとあちこちで開催してほしいなぁ、なんて思います。
仕切りの向こう側で練習してたのはたまたまかもしれませんが、もしやってたらぜひ観まくってください。それだけで十分に楽しめますから 笑
琉球はなんだか応援したくなっちゃうチームですねぇ。
ホームマッチが遠すぎて行けないのが残念でなりませんが。
テレビ埼玉がT.T.彩たまをゴリゴリに放送するなんて、いや実に素晴らしいですね!
我が家では映らないのが残念ですが、ローカル放送が力を入れるのは実によい流れだと思います。
ひいきチームを持てるって羨ましいです。
私も早くどこかのチームに肩入れしたいものです 笑
Tリーグ盛り上がっているようです。
ところで宮沢りえ写真集『サンタ・フェ』をいつも持ち歩いているのは
日本広しといえどもnarukoさんだけだと思います。当日たまたま持って
いなかったのは良かったですね。あの本重くないですか。
ペンドラ直ちゃんさん
お守り代わりに持ち歩いているのはやはり私だけでしょうか(笑)
お守りにしちゃ重すぎますが。
手に取って「これは何ですか?」なんて言われたら恥ずいですが、没収されたりなんかして、「返せ!」「ダメです!」なんて揉めたりしたら最悪ですね 笑
ナユタン星人です!返信ありがとうございました!このラバーのおかげで学校1位になることができました!ナルコさんは、アーレストカーボンの記事を書いていましたよね?僕も、アーレストカーボン使っています!とても使いやすいです!あと、表ラバーで、おすすめするのが、ニッタクのモリストSPAXです!表とは思えない回転量です!
ナユタン星人さん
おお、学校1位。
すごいではないですか!
アーレストカーボン、いまだに手を出せていません・・(泣)
使いやすいラケットはそれだけで魅力ですよね。
モリストもまだ使ってませんが、「表とは思えない回転量」なんて、なんと惹かれる言葉ではありませんか!
回転系の表ソフトと言っても、スピード系との違いがわからないようなのもあるので、しっかりと回転量を発揮してくれる表ソフトはほんとに惹かれます。
おはこんばんちわ、ナルコ様。多球フットワークなら誉められるのに、オールになると、より過ぎ早すぎ力み過ぎな、難儀な中ペン中年ゼロノスでございます。
Tリーグいいですねえ。木下マイスターなんてスター集団があるからこそ盛り上がるってもんです。Jリーグ初年度に地元だからと浦和レッズを応援していた私も、対ヴェルディ戦にはいつもの倍目を血走らせて応援していたなあと、かつてを思い出しながら、今回のナルコ様の記事を拝見していました…。しかし、早くも周りの卓球人からは、「えっ、Tリーグ?あ、やってたの?」なんて声が。いいなぁ関東圏。
さて、私事ながら今週末、試合に出ることになりました。毎日、病院の待合室状態です。そこで是非ナルコ様のご意見をお聞かせ下さい。
第一試合の一セット目、知らないおじさんと戦う時にどんな事を考えて入りますか?もう一つ、緊張をほぐす為に何かしている事がありましたらお教え下さい。
ゼロノスさん
アラレちゃんのような複雑な挨拶!?
ではこちらは、おはヨーグルト、と返しておきましょう。
確かにスポーツは圧倒的に強いスター軍団がいるからこそ面白いですよね。
かつてのヴェルディとか、90年代のシカゴブルズとか。
しかし世間的にはサッカーやNBAのようにブームにはなかなかなりませんね。
まあとりあえず卓球人が関心を寄せて盛り上げていけばいずれ世間にも浸透するでしょう(そう信じたい)。
さて、ご質問の件ですが、まず、知らないおじさんと戦う時ですが、なんにも考えていません。相手のことを知っているなら多少は作戦を立てますが、知らないのであれば頭を「無」にしてコートに入ります。
そして緊張をほぐす方法ですが、ベタで恐縮ですが「音楽を聴く」が一番ですね。黒沢年雄の『時には娼婦のように』がおすすめです。
試合頑張ってください!
吉報待ってます。