ここ最近仕事が立て込んでいてなかなか更新ができておりません・・・(いきなり言い訳から)。
私は放送作家というのをやっとりますが、書く仕事が多く、ひたすら家でいろんなものを書きまくっておりまして、
依頼が集中した時にはひーひーはーはー言いながら締め切りに追われているわけです。
今ちょうどそんな時でございまして、ふーふーへーへー言いながら書いておるのです。
卓球で鍛えた強靭な肉体がなければぶっ倒れておるところですよほんと。
いやぁ、死ぬほどうさぎ跳びやっといてよかった(やっちゃダメだろ)。
そんな日々の中、息抜きもかねて、卓球レポート7月号を読みました。
今月号の目玉企画はコチラ!
【カラー特集】
世界卓球蘇州大会で活躍した選手たちの連続写真を 40ページの大ボリュームで紹介しているこの特集。
今後世界で主流となっていくであろう技術や戦術が何であるか、これを読めばよく理解できる内容となっている。
まずは、「ノータッチエースを量産する世界ナンバーワンのチキータレシーブ」
(前略)
台上のボールを強く攻撃するチキータは、今の卓球において必須のレシーブテクニックになっている。男子ではほぼ全てのトップ選手がレシーブでチキータを使うが、中でも樊振東のチキータは、威力の面で頭一つ抜き出ているといえる。今大会では、樊振東のチキータに対して、相手が反応できずにノータッチで抜かれるシーンをたびたび目にした。なぜ、樊振東のチキータは抜けるのか。その答えの1つが、「ボールを引き付けてから打球する」からだ。写真からは伝わりにくいが、樊振東のチキータの打球タイミングは、ほかの選手に比べるとほんの一瞬遅い。その一瞬の間によって相手は動きが止まり、コースが読めなくなる。そこから、強靭なリスト(手首の力)を活かしてスピードの速いチキータを両サイドに放つため、樊振東のチキータはノータッチで抜けるのだ。(33頁から抜粋)
次世代の中国のエースと目される樊振東のチキータレシーブの秘密は、「ボールを引き付けて相手の動きを止める」これだったんだねぇ。
速めの打球点で打つことを意識している人は多いと思う。
が、あえて間を作ることで、ノータッチで打ち抜くほどの威力を生み出しているのが樊振東のチキータなのだ。ひとつ参考にしてみてはいかがだろうか。
しかしこんな凄げぇチキータ、どうやって攻略すればええのやら・・・日本選手の今後の課題ですね。
そしてもうひとつはこちら、「サービスが短くても攻める! 相手の戦意をくじく圧巻のレシーブ攻撃」
(前略)写真5と6のボールの位置を見ると、このサービスは台からワンバウンドで出ていないが、許昕はためらうことなくフォアハンドドライブで攻撃している。相手からすれば、サービスを短くコントロールしたにも関わらず、このように攻撃されると「どこにサービスを出せばいいのか」と頭を抱え込みたくなってしまうだろう。サーバーの戦意をくじく、圧巻のレシーブ攻撃である。サービスの高さや長さを見極める目の良さと勇気がなければできないレシーブだが、技術的にはグリップ(ラケットの握り)がポイントだ。一連の連続写真で許昕の裏面のグリップに注目すると、指が真っすぐに伸びている様子が分かる。このように、裏面の指を伸ばすと打球面が自然と開くため、台上のボールに対してドライブをかけやすくなる。(39頁から抜粋)
変幻自在のチキータレシーブも恐ろしいが、短いボールを強力な台上フォアハンドドライブされることもめちゃ恐ろしい。
チキータが苦手な人はこの許昕の技術を盗めば良いと思うよ。
そしてそのポイントは「裏面の指を伸ばす」こと。
吉田海偉選手が、威力のあるフォアドライブを打つためには裏面の指を伸ばした方がいいと言っていたが、
台上のボールに対してもその方がドライブをかけやすくなるようだね。
チキータに台上ドライブ、この2つがレシーブの主流となったらますます、サービスを出す方が有利、とは言えない状況になっていくかもしれませんな。
とまあこんな風に、あれやこれやと世界最先端の技が紹介されているので、
穴が開くほど7月号をガン見して、じっくりがっつり研究してみてはいかがでしょうか。
では本日はこのへんで(仕事に戻ります)・・・・
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