【卓球雑学】 ネットの引き下げによって、超攻撃型選手が大活躍!?

本日ご紹介する卓球雑学は、「ネットの引き下げ」について。

卓球のネットの高さは15.25cmですが、昔はもっと高かったんですって。

ネットひきさげ
1937年の国際卓球連盟総会は、ネットの高さを6インチ4分の3(約17.15cm)から6インチ(15.25cm)に引き下げることを決定。のちメートル法に改められ、15.25cmとし、現在にいたる。1.9cm引きさげた理由は、前年の世界選手権で1ポイント2時間強、1試合7時間、団体決勝が1日で終わらないなどの<守備型同士による超長時間の粘り合い>が続出したため。ネットの引きさげによって、攻撃を促進しエキサイティングなラリーの増加と、競技時間の短縮化をはかった。
(『卓球まるごと用語事典』138頁より抜粋)

 

中学生が日本チャンピオンを破る
 ネットが引きさげられた最初の世界選手権である1938年ロンドン大会男子シングルスで、欧州卓球史上初めての打って打って打ちまくる選手(チェコスロバキアのバーニヤ)が優勝した。日本国内では2年遅れの1940(昭和15)年にネットが引きさげられたが、この年の全日本選手権で、3連勝を狙う守備型の今孝(早稲田大学)が京都第三商業の中学生・藤井則和の強打につぐ強打に敗れるという大波乱があった。
 世界でも日本でも、ネット引きさげにより<相対的に攻撃側が有利になる>という効果が現れた。
(『卓球まるごと用語事典』138頁より抜粋)


1ポイント2時間は辛いよねぇ。

(超長時間試合に関する過去記事はコチラをお読みください)

そこで、攻撃的なプレーを促し、ラリーを長々と続けさせないためにネットを引きさげたわけだね。(ちなみにラージボールのネットの高さは17.25cm)。

 

しかしそこから何十年か後に、今度はラリー回数が増えるようにと、ピン球を38ミリから40ミリに大きくした。

こればっかりはなかなか難しい問題である。
ラリーが続いた方が卓球は観ていて面白い。だけどあまりスピードを出なくすると遅い球の応酬になって、卓球の醍醐味が薄れてしまう。

時代によってルールが変わるのは仕方がないこと。
けれどあまり大きな変化はしないでもらいたい。

もし今後ラリーを長く続けるためのルール改正があるとしたら、ピン球をこれ以上大きくするのはさすがに厳しいと思うので、可能性としては「卓球台の大きさが半分になる」とか。
いわゆる半面ってやつ。これなら飛んでくるコースが狭いので続くのではないか?

がしかし、フットワークもほとんどいらなくなるので観ていてつまらないし、カウンターがやりやすくなってラリーが逆に続かなくなる可能性がある。

それなら「卓球台を土で作る」とか。
台に落ちた瞬間にボールのスピードと回転を半減させるため、ラリーが続きやすくなる。
テニスってコートの種類がいくつかあるんだよね。
クレーコートとか、砂入り人工芝コートとか。

それみたいな感じで、どうかしら・・・。

 

まあ、とにかく、あんまり大幅なルール改正はしないでもらいたい。
これが言いたかったんですよ私は。

そんなわけで、本日はこのへんで。

 

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