【卓球雑学】 会場の大きさや気温、卓球台によってボールの弾み方が変わる!

 

『卓球王 水谷隼の勝利の法則―試合で勝つための99の約束事』/水谷隼(著)。
 
この書籍を先日のエントリー(コチラからどうぞ)で紹介したのだが、その中からピックアップした卓球雑学を本日はご紹介する。
といっても、これは水谷隼の独特の感覚かもしれないので、卓球雑学というよりは、「へえ、水谷はそういう風に感じるんだ」と、水谷個人の実感であるという理解でお楽しみ頂ければと思う。
 
ということで今回ご紹介するのは、「会場、気温、温度、卓球台によってボールの弾みは違う」という話。
 
水谷には、苦手な弾みの台があるという。
「そういう台にあたったら勝てる気がしない」とまで言っている。
たとえば、2013年世界選手権パリ大会や2012年ロンドン五輪の時には勝てる気がしなかった。その時は中国の紅双喜の卓球台だったのだが、他の台と弾みが違う。特に世界イベントやワールドツアーで使われる卓球台のメインコートの卓球台は特別だ。ボールが沈んだり、真上に跳ねたりする。ナショナルチームの監督に「あの卓球台では卓球ができないから、同じ卓球台を買ってください」と直談判してトレーニングセンターに勝ってもらった。
(第3章≪用具≫38頁より抜粋)
 
一般的な4本脚の卓球台はボールのバウンドが安定しているが、ワールドツアーなどで使われる台のように真ん中一ヵ所で支えている台(紅双喜のメインコートの台)は、バウンドが変化したりしてやりにくいのだという。
全日本選手権では三英の卓球台が使用され、ボールが止まるのだが、あの台を自分は得意としている。このように、会場によって、卓球台によってボールの弾みが違うけれど、その特徴をつかむことが重要だ。会場が広いとボールは飛ばないし、狭いと飛ぶ。会場が暑いとボールはよく飛ぶが、寒いと飛ばない、ということも頭に入れておく。
(第3章≪用具≫39頁より抜粋)

台によってそれほどの違いが生じることに驚きである。
調べてみたところ、2016年のリオ五輪の公式卓球台は、水谷の得意とする三英に決まっているそうだ。
苦手としている紅双喜は、リオ五輪の公式ボールとして採用されたようだ。
水谷の試合を「得意な台でプレーしているか」という視点で観てみるのも面白いかもしれない。
 
 
とまあこんな具合に、プレーする環境に敏感な水谷であるが、水谷はラバーを貼る際にも、かなり神経を使っているようだ。
グルーを塗った面にゴミがついていたら必ずそれは取り除くし、貼る場所の気温や湿度も考慮する。そこにはこだわり、どの会場でも同じような弾みにするため、徹底的に管理する。
 2012年にハンガリーオープンで優勝した時に、ある選手と同室だった。私はラバーを貼る時に湿気があるのが嫌で、シャワーを浴びられるのを嫌う。だからシャワーを浴びる前にラバーを貼る。湿気があると普段のラバーの乾き具合と誤差が出るからだ。ところが、その時には年上の選手だったので、シャワーを浴びるなとは言えないから、トレーナーの人の部屋に行ってラバーを貼り替えたことがある。(中略)
 試合でなぜか調子が良いとか、悪いというのは、自分自身の問題ではなく、意外と用具やラバーの貼り方や環境などが関係していることが多いので注意が必要だ。
(第3章≪用具≫36頁より抜粋)
 
トップクラスの選手になると、ちょっとしたことがプレーに大きく影響してしまうんだろうねえ。
まあ、それだけ卓球が繊細なスポーツだということでもあるが。
 
私は表ソフトを使っていたので、雨の日は湿気でボールが滑るような感覚があったような記憶がある。
私は父親から、チョークを塗って湿気を取るという方法を聞き試してみたことがあるが、ラバーが汚れただけであまり効果はなかったように思う。
あとは汗がつかないように気をつけたり、使用後はすぐにケースに仕舞うといったことくらいで、水谷のように、卓球台の種類や会場の広さや温度によって球の飛び方が違うなどと思ったことは一度もない。
 
世界のトッププレイヤーのこだわりはハンパではないのである。
 
同じようにはできないかもしれないが、調子の良い悪いは、技術や体調面といったこと以外に原因がある場合もあるということを、ぜひ知っておいてもらいたいと思う次第です。
 
 
雑学というより、水谷のこだわり紹介、てな感じになりましたな。
 

では、本日はここまで。

 

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