バタフライの春の新製品の中でも私的に注目なのが「フレイタス ALC」と「アポロニア ZLC」 である。
フレイタス選手との共同開発モデル 2016年4月21日発売
エースとしてポルトガルをけん引するフレイタス選手との共同開発モデルです。ラケット表面に使用したやや硬い木材とアリレート カーボンが中陣からの威力ある両ハンド攻撃を後押しします。
アポロニア選手の使用モデル 2016年4月21日発売
ポルトガルの主軸、アポロニア選手の使用モデルです。インナーファイバー仕様のラケットが、アポロニア選手のような力強いドライブと安定感のあるプレーの両立をもたらします。
4月21日の発売が目の前まで迫っているということで、フレイタス選手とアポロニア(アポローニャ)選手の試合動画をじっくりと観てみました。
今回はポルトガルのエース、マルコス・フレイタス選手(WR13位)についての感想を。
フレイタスのプレーの特徴と言えば「中陣での両ハンドドライブ」ですね。
下げられているのではなく、ちょっとずつ下がって、上手く自分の勝負エリアに引き込んで戦うといった感じのスタイル。まさに「アリジゴク戦法」といったところか。
一般的には下がってしまうと不利な展開になると言われているが、中陣でのプレーは時間的な余裕ができるため、様々なボールに対応しやすくなるというメリットがあるようだ。
トップ選手の厳しいボールを前陣でさばくのは難しく、余裕を持って中陣で打った方が対応できるということをフレイタス本人も言っている。
かといって打球点を落とすわけではなく、バックハンドもフォアハンドも十分に引き付けた上で「できるだけ高い打球点」を捉えて打っている。
そしてスタンスが広いのも特徴的。
スタンスが広いと体がブレにくいのでしっかりと打球できる(安定性が高まる)ということなんだろうと思う。
そんな中陣ファイターのフレイタスであるが、前陣でプレーしてもめちゃくちゃ上手い。
調子が良い時は、ガシアン(元世界チャンピオン)の高速卓球を彷彿とさせる前陣プレーを見せる。
前陣でのカウンタードライブやブロックを織り交ぜることによって、「そんなんもできるんかい!」と相手に脅威を与えこともできるし、攻撃パターンを読ませないことで戸惑わせる効果もある。
こうしたフレイタスの、中陣を中心としたパワフルプレーを後押しするラケットが「フレイタス ALC」ということなのだろう。
何とも期待の膨らむラケットですね。
ということで、本日は以上です。
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