ツッツキをプッシュする ~「バックの弱さをどうするか問題」の解決へ向けて~

 

私は親しくない人との飲み会は激烈に苦手なんだけれど、卓球好きが集まってワイワイ喋るのは楽しそうだなと思う。
今の季節ならバーベキューとかね。どこかの河原なんぞに集合して肉や野菜を食らいながら卓球談義に花を咲かせるなんてオモチロそうじゃありませんか。
最近はバーベキューセットを現場まで届けてくれるレンタルサービスなんてのもあるから楽にできそうだし。

しかし、いざやるとなるとハードルが高い(人集めができない)。
結局、妄想だけでいつの間にか夏が終わっているんだろうね、今年も……。

 

下回転もプッシュせよ

激アツのインターハイが終わった。

インハイの試合動画を一通りチェックしているとたま~にペン選手がいるんだけれど、動画に映っていたのは数分程度(私が確認した試合は)だったので残念であった。
上位に食い込んでくればがっつり配信してもらえるので、なんとかペン選手たちには上に上がっていってブイブイ言わせてもらいたいものである。

 

ほんで、今年のインハイ女子シングルスで優勝してもらいたいと期待していたのが、四天王寺の塩見真希選手である。
フォア表という珍しい戦型ということもあり、2年ほど前から塩見選手に注目して追いかけている塩見ウォッチャーの私は今大会も応援していたんだけれど、残念ながらベスト8で敗れてしまった。

5回戦 塩見真希(四天王寺)vs杉本恵(横浜隼人)
※2人の試合は6:37あたりから。

 

あまり調子が良さそうには見えなかったが、随所にさすがと思わせるプレーがあって大いに参考になった。
今回特にうまいなと思ったのは「ツッツキに対するバックハンドドライブ」である。

塩見選手のバックドライブはコンパクトな振りでキュッと回転をかける打法で、決して一発で決めにいくような豪快なものではないが、安定感が抜群で、バックドライブで繋いでからのフォアスマッシュ、あるいはピッチの速いバックハンドでの左右への揺さぶりに繋げるわけである。

このバックドライブが塩見選手の攻撃の起点となる重要な武器になっているのだと思う。

で、そんな塩見選手の安定したバックハンドを観ながら「この技術、羨ましいなぁ」なんてペン選手の私は羨望の眼差しを向けていたんだけれど、そこでふと思い出した。

現役時代に挑戦していた技術で「ツッツキをプッシュする」というのがあったことを。

これは文字通り、ツッツキに対してプッシュ(強ショート)するように打つという技術である。

私は昔からバックハンド(表面での)が得意で、「ツッツキをバックハンド」という難易度の高い技術の成功率もわりと高い。
しか~し、ツッツキをがっつり切られると途端に入らなくなるのである(意味ないやんけ)。

そこでだ、ツッツキをプッシュするという技術があればバックハンドよりも確実に返球できて、バックの弱点を少しでもカバーすることが可能なのではないかと思うのである。

この技術のポイントは2つ

1.持ち上げながら押す
プッシュすると言っても、前進回転の時と同じように打っては安定性に欠けるわけで、大事なのは「ちょっと擦りながら押す」というイメージで打球すること。
擦るというより「持ち上げながら押す」の方が私としてはしっくりくる表現なんだけどね。

2.目線を下げる
現役時代は意識していなかったんだけど、「姿勢を低くして目線をボールに近づける」ことも安定性を上げる大事なポイントだと思う。

 

この「ツッツキをプッシュ」という技術は、現役時代に練習はしてみたが結局ものにできずに終わってしまったので、いま改めてチャレンジしてみようかと思っているところ。

この技で繋いでおいて、そこから速いピッチで左右に振り回すという塩見選手のような戦術ができれば、前陣速攻型としては強力な武器となるのではないかと、大いに期待するところである。
めげずに練習に励みたい。

 

ところで、塩見選手は同じくフォア表のM.カールソン(スウェーデン)と国際ペアを組んで混合ダブルスに出場したら面白いよね、なんて思う。

全中女王が示す「フォア表ソフト」の可能性
フォア表・塩見選手の冷静なカットマン攻略

 

14 件のコメント

  • やられる側としてはたまったもんじゃないですね。バックスイングをツッツキと似せられたりなんかしようもんなら…

    • Kさん
      トリッキーな技なんで相手を驚かせる効果もあるんですよね。
      ツッツキのバックスイングからプッシュというのはかなり効きそうですね!
      難易度高そうですが、今度試してみます。

  • ただでさえ表ラバーは苦手なのに・・・
    脅威が増えてしまいました。笑
    裏はもちろん粒も対応できるのですが表だけはどうにもなりません笑

    • シェーク裏裏野郎さん
      表だけが苦手というのも珍しいですね(笑)
      それを聞くとペン表冥利につきます。
      トリッキーな戦型+トリッキーな戦術で、めちゃくちゃやりにくい速攻野郎になってやろうと思います(笑)。

  • この技術は難易度高いですね。narukoさんのイメージと違う物もあると思いますが、細かく分けると何通りかの打法がありますよね。
    (1)親指を外したグリップでラケットの先端から弾く(中指で弾く)
    (2)通常のプッシュと同じ指の使い方でラケットの角度を上向き方向に角度を調節して押す
    (3)弾くわけでもなく、押すわけでもなく軽く擦る

    (3)のイメージですか?

    • ともピコさん
      一番近いのは(2)ですね。
      ただツッツキが切れている場合は(3)に近い打ち方になると思います。

      かなり難易度は高いですが、(2)と(3)、そして「その中間くらいの打ち方」の3つくらいは使い分けられるようになるのが理想ですね。
      こうして書いてると、かなり難しそうなのがわかりますね(笑)

  • 私はバック側下回転に対してはツッツキか回りこみか二つの選択肢しかありません。
    裏面は貼ってないし、表面バックハンドで下回転を打つのは難易度高いし。
    プッシュで無理やり押し込めれば確かに相手にとっては脅威となりうるでしょうね。
    私の感覚だと普通にプッシュするとネットを越えるのが難しいし、やや上向きにプッシュするとオーバーが怖いので思い切りプッシュできないというイメージがありますが。

    • ベーゴマさん
      確かにプッシュというと一撃必殺のように聞こえますが、あくまでも繋ぎの技術として考えています。
      一発で決めるとなると強引に押し込む打ち方になるのでさすがに安定感がなくなるでしょうね。
      私が目指す安定性のあるプッシュというのも試合で使えるようになるには相当な練習が必要だとは思いますが、やや擦り気味に打てば安定性は高いのではないかと考えていますw

  • 自分の先輩にペン変化表の先輩がいましたが確か、切れた下回転のボールは球の後ろから左後ろを捉えて、少し擦り気味に左斜め前にスイングしてました。横のスイングを入れることで下の影響を普通よりも受けずにプッシュできるんだそうです。変化表とスピード系表だと感覚は違うかも知れませんが一応書いておきます。

    • 卓球主義さん
      実はついさっき、どんな打ち方がより安定性が増すのかをシミュレーションしてまして、その中に「横にスライドさせながら斜め上に擦り気味に打つ」というのがありました(ドンピシャのコメントにビックリ)。
      確かに変化系だとこの技術はやりやすそうですよね。
      でも普通の表ソフトにも応用できるはずなので、試してみますね!

  • 塩見選手、惜しかったですね!

    フォア表はフォアで決めるのはもちろんですが、いかにしてバックをつなぐかだと思います。
    ただ単にツッツキだけでは上手い相手ならちょっと浮けば打ち込んできますよね。
    子供のために家の一角に卓球台を置いているのですが、子供がしっかり振れるスペースを確保するとこっちのスペースが全くなくなるので、こっちはほぼバックバンドの処理になります(笑)
    その中でツッツキだけではなく、プッシュやストップフリック、チキータ等々バックの技術向上になっています(笑)

    • でこさん
      塩見選手はこれからの活躍が楽しみですね!
      相手のレベルが高いと普通のツッツキは恰好の餌食になっちゃいますよね。
      繋ぎ技術のレベルアップが必須だと思います。

      卓球台の設置環境のおかげでバック技術が向上するというのは面白いですね(笑)。
      私も実家の卓球台ではそんな状況で練習してました。
      だから私はショートやバックハンドが得意技になったのかと納得しました 笑

  • 対ツッツキのプッシュということでしたら、裏側に粒高を貼り、反転してプッシュというのが一番イージーかもしれません。
    表使いの選手はガッツリ切った球をフォアやバックに深く送られ、それを打ちあぐねてミス、或いは辛うじて返した球を狙われるというのが、昔から言われる弱点です。相手にそう思わせておいて、あえてバック深くに切ったツッツキを打たせ、それを狙い撃つ。こんなのもアリかと思うのですが。

    ところで、ペンホルダーのグリップといえば削ってナンボなところがありますが、場合によってはそれにプラスして”貼るor盛る”ことも必要なのではないか、と考えています。端的に言うと、手の中でラケットをグラつかせないようにする。ということです。現役時代はラケットのグラつき防止は握力が全てだと思っていたのですが、色々試してみた結果、どうもそうでは無いようです。

    • 不滅の表ソフトさん
      この技術は粒高のプッシュのようなイメージなので、仰るように粒高が最もやりやすいかと思います。
      裏面に粒高を貼ればレシーブもやりやすくなるので以前から興味ある戦型ですが、まだ試せてはいませんw
      ラリー中に素早く反転できるかどうかがカギになりますね(自信はないですが)。

      ラケットのグラつき防止の話はすごく共感します。
      私もできるだけ軽くしたいと考えてはいるのですが、軽くしすぎるとラケットがグラついて安定感が失われ、サービスの威力も落ちてしまいます。
      ということはやはり粒高を貼るのが一番いいのかもしれませんね(笑)。

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