筋肉に力を入れて5~8秒間キープし、力を抜いて10秒程度脱力する筋弛緩法は、深呼吸と同様にメンタルの緊張をやわらげる技法だ。まず両手こぶしにグッと力を入れてフッと力を抜く。この力が抜けたところがリラックスした状態で、トレーニングを積み重ねていけば、試合で緊張したタイミングでもメンタルをコントロールできる。
最初は右手のコブシだけ、次は左手のコブシだけでスタートし、慣れてきたら両手、さらに全身の筋肉を使って筋弛緩の動きをできるようになれば、さまざまなスポーツの場面で活用できる。
力を入れるときは全力で行わず、70%~80%が目安。グッと筋肉に力を入れて5~8秒間キープし、フッと力を抜いて10秒間程度脱力する。就寝前に時間を決めてトレーニングを続け、リラックスした自分の感覚を身につけることが大事だ。
①リラックスした状態で立つ
②コブシをしっかり握り、両腕を前に突き出す。腕から肩にかけてグッと力を入れて、手首を下に曲げる。
➂握ったコブシをゆっくりのばし、手のひらを開いて力をフッと抜く。
これと同時に、顔の筋肉も同じように「力を入れて弛緩する」そうです(詳しいやり方は割愛)。
そして、「セルフトーク」という方法も紹介している。
これは、状況に応じてあるセリフを喋ることによって、自分で自分を励ますというもの。
たとえばこんな感じ
初戦でゲームにいどむとき
↓
「大丈夫、ベストを尽くそう。結果はついてくる」
空調や照明など環境面が気になるとき
↓
「相手も同じ条件、不利と思った方が負け。与えられた環境を味方にしよう」
相手のペースでゲームが展開しているとき
↓
「焦らず1ポイントずつとろう。粘り強くプレーしよう」
不利なジャッジがくだされたとき
↓
「済んだことは受け入れて進もう。これから良いプレーをすれば勝てる」
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