「団体戦は3人以上にするべし」と、T2の成功を見て改めて思った

 

私は以前からずっと思っていたことがあって、それは「3人制の団体戦は団体戦としての魅力を損ねている」ということ。

先日、T2アジア太平洋リーグのグランドファイナルが行われたが、世界卓球やオリンピック以外の団体戦でこれほど楽しめたのは初めてであった。
この戦いを観て、やっぱり団体戦は人数が多いほうが面白いと改めて思った。

私は現役時代の頃は団体戦が好きだったんだけれど、中学生の時の6人制の団体戦が一番面白かった。
皆で一緒になって戦っているという一体感があって、だからこそ勝った時の喜びも個人戦では味わえない別種の喜びを味わうことができて、そこがたまらないく快感であったわけである。

しかし世界選手権にしてもオリンピックにしても、日本国内の主要な大会の団体戦にしても、基本的には3人制であって、どうしても「それは団体戦なのか?」という感が拭えないのである。

記憶に新しいリオ五輪では、日本を倒して見事銀メダルを獲得したドイツであるが、3人中2人が中国からの帰化選手であって、「それはドイツなのか?」という感が拭えなかった。
(千葉県に「東京ドイツ村」というテーマパークがあって、「それは千葉なのか?」という戸惑いがあるが、それと似ている)。

帰化選手が出場することはまったく悪いとは思わないが「帰化選手ばかりでつまらない」という声が上がるというのも、人数が少ないから帰化選手が目立ってしまうわけであって、6人制であれば帰化選手が2人いても、残りがその国の出身選手であれば、さほど気にはならないだろう。

人数が多いと、組み合わせによっては実力差がありすぎて面白味のない試合が出てきてしまうという懸念もあろうが、逆に一番弱い選手が相手チームのエースを倒すというミラクルも起こったりして、それはそれで面白いドラマが生まれたりもすると思う。

 

まあ金銭的な面や、大会運営上の都合というのもあるので6人制度は厳しいとしても、せめて4人制にならないものかね、と思う。

陸上のリレーだって4人で走るから「バトンを繋ぐ感」が出るわけであって、3人では何とも味気ないではないか。
箱根駅伝だって10人がタスキを繋ぐからあれほどのドラマや感動が生まれるわけで、もし3人制であったなら、大したイベントにはなっていなかったのではないだろうか。

 

あと、卓球ファンの楽しみ方という視点で言えば、人数が多ければ「妄想する楽しさ」も生まれる。
サッカーや野球の楽しみ方のひとつに「自分なりの理想のメンバーを組む」というのがあるが、卓球も人数が多ければ、「自分ならこのメンバーを選ぶ」という妄想を巡らせて、ファン同士で楽しむことができるのではないかと思う。

団体戦は人数が多いほど面白さを増していくはずである。
単純にいろんな選手を見られたほうが面白いと思うし。
であるから、なんとかビッグ大会における団体戦が、4~6人制になってくれないものかと、私は願うばかりである。

 

ちなみに、来年始まる予定のTリーグもどうやら3人制のようだけれど、T2がまったく新しい刺激と興奮をもたらした後に卓球ファンを満足させるためには、3人制よりも4~6人制くらいにしないと、刺激が足りないような気が・・・しないでもないんだけれども・・・。

 

12 件のコメント

  • 確かに、よく見るトップ勢3人だけの団体戦は対戦カードが変わってもメンバーが変わることがないので味気ないですよね。
    団体戦のメンバーが増えれば、それだけ一般の方が目にする選手の数も増えるんですから良い案だと思います。
    バトンを繋ぐ感を出すなら、実際に一本のラケットを団体戦が終わるまでチームで使い回すのも良いかもしれませんね(笑)
    「現在のエースから、未来のエースにバトンが繋がった!」みたいな名場面が生まれるかもしれませんし(笑)

    • 卓球主義さん
      そうなんですよ。味気がないのですよ。
      各国には個性的な選手がまだまだいるんで、大舞台でお披露目できる機会が増えたほうが卓球人気のためにもプラスになると思うんですよね。

      「ラケットバトン」のアイデア、面白いですねぇ。
      名実況が生まれそうです 笑
      現実的に言うならゼッケンを繋いでいくならアリかもしれませんね 笑

  • ABC&XYZ方式もあれはあれで必ずエース対決が生まれるというメリットがありますが、代わり映えがないのも事実ですよね。
    個人的には6人制の団体戦を推したいです。「エースが二点取りしてあと一つを何とか…」みたいな戦略よりも、「俺はこの一点を全力で取りに行く。あとはお前らを信じるだけだ。」×6みたいなのが好きなんですよ。

    • Kさん
      確かに確かに。エース対決は団体の醍醐味なのでそのメリットは大きいですよね。
      その上でやはり私も6人制を推したいですね。
      ラストの試合で6番手の選手が格上
      の相手に勝ってチームに勝利をもたらしたりなんかしたら、最高に盛り上がるでしょうね 笑
      6人制は感動的なドラマが生まれやすくなるような気がします。

  • 確かに言われてみれば6人制が一番団体戦らしいと思いますね。
    さらに、必ず1人は表ソフトが必要なんてなったらおもしろい(笑)

    • エフさん
      表ソフトやカットマンを必ず1人入れるのは卓球界の活性化のためにもいいですよね。
      卓球未経験の視聴者のために、副音声 で用具や戦型の紹介に特化した解説をやってもらうのもいいかもしれません(笑)

  • 自分的には4人制が1番好きですね
    前半で負けてしまった選手が
    後半で奮起して劇的な勝利を収めるところが好きです笑

    でも、確かに6人制の方が熱い戦いが生まれそうです
    あと、人数が増えれば中国や日本もそうですけど
    出場枠が増えて他の国ならトップレベルだけど
    自国のレベルが高すぎて機会が与えられない
    というような選手も活躍できそうです

    • しんこうしんこうさん
      同じ選手が失敗を取り返すというドラマも劇的で面白いですよね。
      2連敗したら針のむしろでしょうけど 笑

      6人制はまさに「レベルが高いのに出場機会がない」という選手に活躍の場を提供できることが最大のメリットだと面白います。
      中国なんて、これほどの実力者が出られないのかと、可愛そうで仕方がないと思う時が多々ありますから。

  • はじめまして。
    私も6人制、大賛成です。
    ダブルスが一つあれば、シングルスでは日の目を見ないダブルスのスペシャリストが輝く事も出来ますし。
    ただ、6人だと層が厚いチームがより強く勝ちやすくなるので、中国の背中は遠のくかも知れませんね。
    だとしても、4シングルス1ダブルスの6人制が1番面白いと思います。
    団体戦は6人制が当たり前!って流れになるといいですね。

    • エルモさん
      初コメントありがとうございます。
      6人制はダブルスがより重要になりますよね。
      岸川選手のようなダブルスの達人を選んでダブルスで勝負をかけるという作戦面での面白さがあります。
      6人制だと中国がますます最強になるという懸念はあるかもしれませんが、レアル・マドリードやバルセロナのような最強軍団みたいな感じになって、卓球の凄みや魅力が一般の人にも伝わるのではないかと思います。
      まずどこかの国際大会で6人制を取り入れてもらいたいものですね。
      日本のインターハイも6人制にしてもらいたいなぁ 笑

  • 6人制面白そうなのですけど、そうすると中国にに勝つ可能性がかなり低くなってしまいます。

    中国は、マロン、チャンジーカ、ファンシントウ、シュシン、リンコウエン、ホウシンなどのメンバーでいけますが
    ドイツだと、オフチャロフ、ボル、シュテーガー、フランジスカ、フィルス、バウムorメンゲル

    これでは頑張っても2本しか取れません
    もう少し世界のレベルが均衡にならばありかと
    それまでは、世界戦は今の方式でいいと思います。

    • 卓球観戦者さん
      コメントありがとうございます。
      確かに世界のレベルが均等にならなければ中国の強さがより際立つ形になるかもしれませんね。
      ただ私はそれでも6人制を推したいですねぇ。
      6人制で倒した方がより感動も大きいかなと思います。
      ドイツ女子みたいに3人中2人が帰化選手とかになると「ドイツ代表」というより「中国代表」みたいになります。
      やはり人数が多い方がいいかなと。
      せめて4人制にはしてほしいですね。
      早く世界のレベルが均等になるように願うばかりですね。

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