8日(日)放送の『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』(テレビ朝日系)。
この番組の中で、「読唇術」を使ってスポーツ選手(監督)が試合中に何を言っているのか解読するというコーナーがあり、我ら卓球界の女王・石川佳純選手が取り上げられるという噂を聞き、さっそくチェック!
石川選手の前にいろんなスポーツ選手が登場したので、そちらもいくつかご紹介する。
まずは野球界。
2003年の日本シリーズ(阪神タイガース対福岡ダイエーホークス)の第3戦、10回裏、阪神は一打サヨナラの場面を迎える。
その時、阪神の燃える男・星野仙一監督がベンチから立ち上がり、出番を待つ次のバッターに何やら話しかける。
読唇術で解読してみると、星野監督はこう言っていた。
嫁さんにいいカッコ見せろ!!
話しかけられたバッターの藤本敦士選手は、約1ヶ月前に入籍をすませたばかりだったという。
試合は藤本選手の犠牲フライで、阪神がサヨナラ勝ちをおさめた。
星野監督ならではの粋なアドバイスである。
こんなこと言われたら、そらあ気合いが入るってもんでしょう。
そして野球界からもうひとつ。
二刀流で活躍する日本ハムの大谷翔平選手の試合中のつぶやきについて。
番組で流れていたのは、ファンが撮影したという、大谷選手の守備中の様子。
守備についた大谷選手のまさかの独り言、それは、
レッツゴー!! ミレッジ
ミレッジとは、その日の対戦相手ヤクルトの助っ人外国人のこと。
ヤクルトファンの「レッツゴー!! ミレッジ」の掛け声に合わせて、同じようにつぶやいていたのだ。
さらに大谷は、バッターボックスに入った時も、自分の応援歌のトランペットの音を口ずさんでいた。
パーパーパー パーパーパー パーパーパー パーパーパー パパー
しかし、ピッチャーの時の大谷はまったくつぶやかない。
投手の時は「抑えなきゃいけないという責任感」があるようだ。
大谷は「今年は“自然体”をテーマに頑張ります」とインタビューに答えていた。
ピッチャーマウンドでも応援歌を口ずさむ大谷が今年は見られるかもしれない。
注目である。
他にも、サッカーの本田圭佑選手や、フィギュアスケートの佐藤信夫さん(浅田真央のコーチ)などの言葉を切り取って、読唇術で解読していた。
そしていよいよ石川選手の登場である。
番組で切り取っていたのは、1月に行われた全日本選手権の女子ダブルス決勝での場面。
対戦相手は、初めて決勝へ進出した高校生ペア(阿部愛莉/森薗美月)。
ゲームカウント2対1となり、後がなくなった第4ゲームの2対2の場面。
「石川のサービス→平野の三球目攻撃→石川のドライブ」という流れで得点し、佳純ちゃんが平野につぶやく。
このタイミングですね
この言葉の意味を本人に聞くと、
「ラリーの流れでテンポが一定になってしまっていたので、速いボールばかりでもダメだし、ゆっくりなボールばかりだと狙い撃ちされてしまうので、緩急をつける。遠くからじゃあまり見にくい変化っていうのが、けっこうあります」
その後も石川選手は、眉間にシワを寄せながら気合いを入れた表情で
思い切って!! 打つ!!
と発していた。
ここ一番って時には気合いの言葉が自然と出ちゃうんでしょうね。
ちなみに、私が卓球の試合で気になる言葉と言えば、ベンチコーチとの会話である。
1ゲーム終わった時やタイムアウトの時の、選手とコーチの会話、団体戦ならチームメイトによるアドバイスシーンも見かけることがあるが、どんなことを喋っているのだろうといつも気になる。
世界選手権などの団体戦の試合を観ていると、平野早矢香などは、監督に喋る隙を与えずに一人でずっと喋り続けている場面がたまにある。
自分でダーっと喋ってうんうん頷き自分で納得しているのであるが、あれも一体何を言っているのか非常に知りたい。
ボクシング中継では、セコンドのアドバイスをリングサイドにいるアナウンサー? がたまに報告しているが、卓球でもそれをやってもらえないだろうかと思う。
さて、最後に、番組の中で、元フィギュアスケート選手の村主章枝さんの発言がオモロだったので、ご紹介。
同じ事前動作をすることで集中力を高める「プリパフォーマンスルーティーン」に関して、イチローや羽生結弦や宮里藍のVTRが流れた。
MCがゲストの村主章枝にルーティーンについて訊ねると、村主さんはこう答えた。
村主「私の場合はジャンプが苦手だったので、前日に必ず鶏肉を食べて飛べるようにしようと思ってました」
ゴン中山「それニワトリじゃないですよね?」
ザキヤマ「飛べないですからね」
村主「あ、ニワトリでした! だからダメだったんだ(笑)」
ド天然な村主さん!
しかしそのあとのザキヤマさんのフォローがまた秀逸
ザキヤマ「ニワトリくらいじゃないと、もっと飛んでっちゃいますからね」
とまあ、そんなこんなで、オモチロイ番組でありましたとさ。
めでたし。
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