今月号も、隅から隅までガン見しました。
今月号の目玉はコチラ!
[卓球の神に愛された人]
ありがとう。平野早矢香
平野早矢香さんのロングインタビューと、「さやかの1992-2016」と題し、これまでにインタビューで語った言葉と写真で卓球人生を振り返る、という企画である。
現在の日本卓球界には「天才」と呼ばれる逸材が多いが、平野さんはいわゆる天才肌というタイプの選手ではなかった。
しかし、全日本チャンピオンになること5回、オリンピックでも日本初の銀メダルを獲得するなど輝かしい実績を残した。
「センスや運動能力がものすごく優れているほうじゃない。ウサギとカメで言えば、間違いなくカメなんです。自分が成長しよう、進歩しようと思って頑張れば、これだけできるんだというのをみんなにわかってもらいたい(中略)自分が頑張ることで誰かを勇気づけることができるかな、という思いがあります」
「私、今でもこの年齢でも本当に悔しがりますからね(笑)。私みたいな選手はいないと思います。もっと強くなりたいな。うん、なれると思います」
卓球道を極めるため人生のすべてをかけた求道者・平野早矢香の、過去と現在を知ることができる貴重な特集となっている。
早矢香ロスに陥っている人が読めば、少しはその寂しさが癒されるのではないだろうか。
そして、今月号から始まった新企画がコチラ!
MY STYLE
私の戦型、私の個性〈Vol.1〉
多彩な戦型は卓球というスポーツの魅力のひとつ。
トップ選手たちの唯一無二のスタイルはどのようにして作られたのか?
その戦型にした理由は? など、「トップ選手と戦型」について掘り下げる企画である。
その戦型にした理由は? など、「トップ選手と戦型」について掘り下げる企画である。
第1弾はこちらの3選手。
吉村真晴・シェークドライブ型
吉田海偉・ペンドライブ型
村松雄斗・シェークカット型
いいラインナップですね。
ここでは、片面ペンドラの雄・吉田海偉選手のコメントをちょっこし抜粋する。
中学生の頃は朝5時くらいに起きて、まず金擇洙の95年世界選手権天津大会のビデオを見る。素晴らしいプレーを見て、それからランニングに行く。やる気出ますよ。金擇洙の卓球を真似していたから、「全然中国卓球のスタイルじゃない」と言われたけど、いつも自分で見てイメージして、自分で見て考えていた。指導を受けた経験はあまりないですね。
言われてみれば確かに金擇洙的な卓球ですよね。
吉田少年が夢中になっている姿が目に浮かびます。
フットワーク練習をやりたくない時もあるんですよ。正直、あまり動かないシェークの練習を見てうらやましくなりますね。ペンホルダーの片面スタイルは卓球としては古いからみんなやらない。だからこそ自分は頑張っているし、強い選手に勝った時はすごい快感があります。古い卓球でも、新しい卓球に勝てるんだから。
トップ選手がどのような用具を使っているのかというのは多くの人が関心を寄せるところであるが、トップ選手がなぜその戦型を選び、その戦型に対してどんなことを思っているのかという部分も、非常に興味深いものだと思う。
プレースタイルに悩む多くの若い選手に、きっと参考になるはずである。
最後に、今月号で私が個人的に最も興奮した企画について。
[ロングセラーの秘密]
だから、売れる! vol.3 スペクトル
この連載が始まった時にいつかはスペクトルをやってくれるだろうと期待していたんだけれど、早くも3回目で登場しました。
TSPで長年選手担当をしていた人の「スペクトル裏話」などもあり、スペクトル大好きっ子の私としては、ページを破って食べちゃいたいくらいの特集であった。
そしてもうひとつ。
リオ・パラリンピックへの道
リオ・パラリンピックに出場する3選手(別所キミヱ・吉田信一・岩渕幸洋)へのインタビュー記事なのだが、3選手のパラ卓球にかける圧倒的な情熱や深い考え方に思わず引き込まれた。
一般の卓球界とは違った、パラ卓球界独自の熱さや奥深さがムンムンに伝わってくる内容であった。
この特集を読めば間違いなく「パラ卓球の試合が観たい!」と思うだろう。
ということで、今回はこんな感じです。
こんにちは。平野選手は本当に「努力の人」が似合う選手でした。彼女の輝かしい実績は永遠にリスペクトされると思います。
「スペクトル」確かにこのラバーよりスピードや回転性能に勝るラバーはあるのに結局戻ってしまうんですよね。
表ソフトの「カローラ」みたいなラバーです。スペクトルレッドの発売が早く来て欲しいと熱望してます。
(店頭に並ぶのは6月上旬だそうです)
オガさん
平野さん自身が書いた書籍が出版されるといいですね。
考えていることすべてを語りつくしてもらいたいです。
表ソフトの「カローラ」、言い得て妙です^^
スペクトルレッド、6月になるんですね。
本当に楽しみです。