卓球王国を読む 2016年4月号


今月も隅々まで読み倒しました。

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特に面白いと思った記事をピックアップします。

まずはコチラ!

作馬六郎の独創スタイルを作るコーチング
vol.3 
王子サービス[前編]

 

今回はなんと、作馬さんの代名詞でもある「王子サービス」の秘密を作馬さんが初めて明かす!

 

グリップや腕の使い方など、王子サービスのポイントを細かく解説してくれているが、その最大のポイントは「3つのスイング方向」だという。


王子サービスの核となるのが、3つのスイング方向である。王子サービスを後ろから見ると、スイング方向の違いがわかる。具体的には、ロングサービスのスイング【1】、横回転系のスイング【2】、下回転系のスイング【3】だ。これが非常に重要になるため、今までどんな取材が来ても明かさなかったし、テレビカメラには王子サービスを後ろから撮影させなかった。

 

今回は3つのスイングの中から、ロングサービスのスイングを、正面・横・後ろの3つのアングルの連続写真で紹介している。

王子サービスを使う選手の試合を観ても、スイングが速すぎてどうやって出しているのかさっぱりわからないが、これなら王子サービスの秘密がまるわかりである。

卓球ファンにはたまらない内容ですな。

 

中国式ショートの打ち方

続いての注目コーナーは『我ら、ペンホルダーズ』です。

今回のテーマは「リー・ジャオに学ぶショート」

 

リー・ジャオ(オランダ)選手は、フォアはドライブ、バックはショートという中国卓球の原点とも言えるスタイル。

 

リー・ジャオ選手の核となっているバックショートを、偉関晴光さんが解説する。

 

私はペンの技術の中でもショートが特に好きなので、タイトルを見ただけでも興奮してしまった。

 

しかも今回は「日本選手と中国選手のショートの違い」というテーマで、かなり興味深い内容であった。

 

偉関さんは、日本と中国のショートの違いについて、こう語る。


〇日本はまっすぐ当てる! 〇中国はローリングで当てる!
 まず日本選手と中国選手では、ショートの当て方、スイングの違いがあります。日本は後ろから前へまっすぐラケットを動かして、前方に弾くショートですが、中国ではこの打ち方はプッシュ以外ではやりません。中国はバックショートからの連携を重視するので、ラケットが 止まらないようなスイングで打ちます。右から左へラケットを動かし、ローリングするように少し右横回転を加えて打つのです。

なるほど、日本と中国では基本的にスイングが違うんですねえ。
つまり中国のショートは、「右から左へラケットを動かし、流れるようなスイングでニュートラルへ戻る」ということですね。


記事の中では、中国式ショートのポイントを、リー・ジャオ選手の連続写真で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

 

ロングセラー用具の秘密!

そしてそして、今月号から、またワクワクするような新連載が始まっりましたよ、奥さん!

 

それがコチラ!

 

[ロングセラーの秘密]
だから、売れる!
vol.1 マークV

 

次々と新しい用具が登場する卓球界では、時代とともに選ばれるアイテムは変わるものだが、長い間愛され続けているモノもある。

ロングセラーと呼ばれる逸品は、なぜ今の時代でも売れ続けるのだろうか?その秘密に迫る!
というのがこの企画の主旨。

第1弾で徹底解剖されるのは卓球史に刻まれる裏ソフトの名品『マークV』である。


マークVは、1969年の発売以来、数々のチャンピオンを生み出した世界的なベストセラー商品。

ヤサカから発売されているラバーだが、発売から50年近く経った現在でも年間を通して売れ続けており、売り上げ枚数ではヤサカのラバーの中でも断トツの一番なのだという。

最近では中学生の初心者が、最初のラバーとして購入することも多いのだとか。

記事では、卓球ショップの店員や指導者がマークVの良さを語っているが、クセがなく、使いやすいので、初心者にはオススメなのだと言っている。


そして、数少ない現役マークVプレーヤーで、日本リーグの信号機材で活躍するカットマンの英田理志選手が、マークVへの熱い思いをたっぷりと語っている。

英田選手はマークVのメリットをこう語る。

 ドライブに関しては、確かに弾みは弱いですが、個人的にはこれくらいがちょうど良いですね。また、相手が勝手にブロックミスしてくれるというメリットもあります。一般的なテンション系とは球質が違うので、それで相手を惑わすことができるのです。
 カット時は球持ちが良く安定するし、結構切れます。あとはナックルカットが使いやすい。テンション系だと打球音が鳴りやすいので、ナックルの時に音で変化が読まれてしまうのですが、『マークV』は音が小さいので、読まれにくいのです。

 

さらには、王国編集部のユウさんとタローさんが試打者となり、「今使う”高弾性”にメリットはあるのか!?」というテーマで、マークVの実力を検証している。

まさにマークVづくし!

 

私が現役の頃は、裏ソフトと言えば、スレイバーとマークVが主流だったので、懐かしのラバーが現代で特集されることがなんだかとっても嬉しい。

 

今後、どんなラバーが取り上げられるのか楽しみだ。

 

個人的には、表ソフトの「スペクトル」の特集をぜひやってもらいたいなあ。

 

 

ということで、今回は以上です。

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