国際卓球でグリップを握り倒してきた ~中ペン最終ジャッジに向けて~


久しぶりに卓球を始めてみようと思い、ここ最近ずっと中ペンを探していた私だが、そろそろ最終ジャッジを下そうと、これまでに候補に挙げたラケットの絞り込みを行った。

 

私は裏面にもラバーを貼りたいので、軽いラケットであることを絶対的な条件とした。

 

そして、『馬林カーボン』と『スワット カーボン CHN』のどちらかにしようと思った。

 

がしかし、たまたま発見したラケットにとても惹かれてしまった。

デュラングル (12,000円+税)

 
ヤサカ(Yasaka) デュラングル 中国式 TG-36
 

 

すでに高い人気を誇っている、トータルバランスに優れたヤサカのインナーカーボンラケット。

カーボン入りなのに重さは80g±。

弾みは抑え気味で、台上やカウンターがやりやすく、前陣で戦う選手に向いているとのこと。

 

デュラングルスーパーインナー (12,000円+税)

 

Yasaka ヤサカ 卓球ラケット シェークハンド デュラングルスーパーインナー 中国式 TG-56

デュラングルのカーボンポジションをさらにインナーにした、スーパーインナーラケット。

重量は85g±で打球感は木材に近い。
軽く打った時は木材の良さを発揮し、強打時にはカーボンによるパワーを発揮する。
木材とカーボンの良さをもつこのハイブリッドラケットは、表ソフトにも合うとのこと。

で、この2本を加えて、4候補からどれにするか考えていたんだけど、ここで気になったのはグリップである。
自分には太くないグリップのほうが合うだろうと思ったので、グリップの長さや厚さを調べて、またそこから考えた。

 

何時間も考えたが答えが出ず、これはもう実際にグリップを握って相性を確かめようと思った。

 

ということで、国際卓球高田馬場店に行ってきました。

高校生時代以来の卓球ショップである。

入店した瞬間、卓球ショップ独特の匂いが鼻腔をくすぐる。
(あれはラバーの匂い? ラケットの匂いもミックスされているのか?)


棚の奥の方に中ペンがまとめられていて、お目当ての中ペンを箱から取り出して握ってみる。

スワット カーボンCHNのグリップは、長さ82×厚さ22 (mm)で細い。


馬林カーボンとデュラングルとデュラングルスーパーインナーはもう少し太め。

何度も握り比べてみたが、やはり太めのグリップは私の手には合わない。

スワット カーボンで決まりかと思いながらも、せっかくなので他の中ペンも握ってみた。

すべてのラケットがあるんじゃないかというくらいの品揃えの中から目ぼしいものを選んで握っていると、これは! と思うものを見つけた。

『KA-スピード』である。
国際卓球のオリジナルで、卓球グッズ2016でも紹介されていて気になっていたラケットである。

箱から取り出して握ってみると、

軽っ!!

80gないんじゃねーの? というくらいに軽い。
そしてブレードも小さめなので扱いやすそうだし、見た目も素敵。

なによりグリップが超しっくりくる。

私が中ペンに求める条件は、「軽い」「グリップが細い」「そこそこ弾む」「デザインが素敵」であるが、このラケットはそのすべてを満たしている。

うーん、これは良い。

 

またまた候補が増えてしまい、もう一度候補ラケットを握り比べながら迷っていると店員さんに話しかけられた。
私が条件を伝えると、

「それでしたら、KAスピードがいいんじゃないかと思います」

やっぱり!

聞けば表ソフトにも合うという。

その場で答えは出せないので、一旦家に帰り、またじっくり考えてみた。

 

 

KVLカーボン搭載の高性能モデル
軽量・高反発なカーボンと、コントロール性能が高く、打球感が心地よい特殊素材を組み合わせた「KVLカーボン」を搭載したアウターラケットです。高い反発力と安定性を兼ね備えており、破壊力・打球感・使いやすさ、どれも妥協できないという欲張りなプレーヤーにおススメです。特に、今流行りの「回転がかけやすく・スピードも出しやすいラバー」との相性は抜群です。

合板構成 木材5枚+KVLカーボン2枚
ブレード  157×150mm
グリップ  84.5×23mm
価格    12,960円(税込)

引用→国際卓球公式サイト

そして重量について国際卓球さんに電話をかけて訊いてみると、中国式であれば75g~80gくらいとのこと。

やはり70g台であった。


条件は完璧である。

ちょっとだけネックなのは価格かな。

いやしかし、そんなことは言っていられない。

私の財布の中身はKAスピードよりも遥かに軽いが、何年も使うことを考えると値段を理由に妥協したくはない。


そんなわけで、突如浮上したKAスピードに完全に気持ちが傾いているところです。

さて、最終的にどうなることやら・・・。

 

 

4 件のコメント

  • こんにちは。僕も中ペン表ですが、同じ中ペンでもこだわる部分は其々ですよね。
    僕は深く握るので重心がグリップ寄りの物を使います。プラになってから5枚やカーボンも試しましたが、結局、使い慣れた7枚に戻ってしまいます。
    こだわり出したらきりが無いですが、用具で悩むのも卓球の楽しみですね。

  • オガさん
    ほんとにもう、こだわり出したらきりがありませんね。
    考え過ぎて頭が痛いです(笑)。
    グリップの握り方によって重心にもこだわりが出てくるんですね。
    重心のことは頭にありませんでした。
    用具探しは実に悩ましいですが、仰る通りこれが卓球の醍醐味ですね!

  • ”ここで会ったが百年目”と言います。持ってみて、本人の手にしっくりくるラケットが、その人にとっての最高の相棒なのかもしれません。
    これが日ペンになると”削り”という行程を経て、初めて真の相棒へと昇華します、というか、するはずです。
    製品数の減少から、シェークや中ペンのように店頭で握り比べることが難しくなったのは、愛好者として寂しい限りです。

  • 不滅の表ソフトさん
    手にピタッとハマった時はなんとも言えない感動がありますよね。
    日ペンは削りの行程が名パートナーへのカギとなるんですね。それゆえ愛着もひとしおといったところでしょうか。
    中ペン以上に日ペンは製品数の減少・・・。
    ペン専門の卓球ショップでもできてくれないかな、と思っちゃいます^^

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