【卓球場漫遊記】Lili卓球スタジオ「プチ教室レッスン」体験編

 

当ブログのレギュラーといってもよいほどお馴染みの、おてんばおじさんブロガーことキロ先生(卓球迷宮地下1階)が、ある日、「Liliの台貸しサービスって安いなあ」的なことを呟いていたので、私がじゃあ行きましょうよって誘って行くことになったんだけれど、前日の夜になってキロ先生から「仕事関係で緊急事態発生」とのことで、キャンセルとなってしまった。

のっぴきならない事態ならこれしょうがない。
しかしのっぴかれた私はさて困った。

すでにお菓子も300円分買い込んで準備万端。心はLili(Lili卓球スタジオ)で卓球をするモードだし、時間も空けてある。
何もしないわけにはいかないではないかってことで、とりあえずLiliのサイトを覗いてみると、「プチ教室レッスン」ってのがあって、これは気軽に行けそうではないかしら、つってさっそく予約をした(会員にならなくても予約可能)。

【プチ教室レッスン・概要】
・最大3名までの少人数制グループレッスン
・レッスン時間は1時間
・参加者が1名の場合は30分の個人レッスンになる
・料金は¥2,000(税込)。個人レッスンになっても料金は変わらない

つまり、お手軽に内容の濃いレッスンが受けられますよ、ってな教室である。

Liliのレッスン場所は「神楽坂」と「HanaRe」の2ヵ所があり、HanaReの方はカフェ併設の卓球場で、私は以前こちらのカフェにコーヒーを飲みに行ったことはある。
神楽坂のおしゃれ卓球カフェ『Lili HanaRe』でこだわりのコーヒーを堪能

プチ教室はどちらでもやっているようだが、私が今回選んだのは神楽坂の方。

夜が明けて当日。
東京メトロ東西線「神楽坂駅」で下車。
2番出口を出て、右方向に真っ直ぐ進みながら、5分ほど歩くと発見。

 

HanaReと同じく、目立たぬ場所にひっそりと佇んでいて、隠れ屋的な卓球場って感じ。

ところで、私が行ったことのある卓球教室では、サイトの予約ページでその時点での予約状況がわかるようになっているけれど、Liliの予約ページではそれがわからない。
つまり当日になってみないと参加人数がわからないということで、1名の場合は30分の個人レッスンになるわけだから、「少人数制グループレッスン」or「個人レッスン」、いったいどっちになりますの? っていうドキドキ感もあって、けっこう緊張しながらドアを開けた。

開けたらいきなり目の前に卓球台があって面食らった。近っ。
台は3台だけで室内はそれほど広くはなく、一番手前の台でマンツーマンレッスンをしている人がいて、受付にはもう1人のコーチがいた。

「こんにちは」と挨拶があったので「こんにちは」と返し、とりあえず受付に向かう。

「あの、プチ教室に予約した者ですが」
「〇〇さんですか?」
「はい、そうです」
「今日が初めてですか?」
「この緊張した表情を見てもらえるとわかる通り、初めてです」
「2000円になります」
「(2000円払う)」
「ポイントカードは作りますか?」
「作りたくないと言ったらウソになります」
「ではお作りします。そちらが更衣室です」

受付の隣にドアがあって、開けるとそこは嬉しいトイレ付きの更衣室。
ちゃちゃっと着替えて、ラケットだけを持って出てみると「荷物はあちらのカゴに入れてください」と言われ、更衣室から壁際の棚に置いてあるカゴへと荷物を移動させる。

時間まで静かに待とうと、受付の横にあったソファーに腰かけてみると、「初めての方にアンケートをお願いしているので、書いてもらってもよろしいでしょうか」ってことで、簡単な選択式のアンケートをちゃちゃっと記入。

すぐに開始時間となって、「では始めましょう」って、さっそく始まった。
まずコーチから、参加者が1名なので30分の個人レッスンになる旨を告げられた。
私は個人レッスンというものを受けたことがないので、ちょっとドキドキ。

まず基本的なフォア打ちと、バック対バックなどをやりながら、ちょこちょこっと会話(私のキャリアについてとか)をしつつ、軽くウォーミングアップ。

「では、何をやりましょうか」って訊かれたので、私は「裏面はほとんど使わずショートで対応しているけれど、せめてレシーブの時にチキータをやりたいと思っていて、しかしどうにも上手くいかないのです」ということを伝え、「なるほど、ではやってみましょう」って感じで始まった。

結論から言いましょう。
ものすごく濃ゆ~いレッスンであった(お世辞でもなんでもなく)。

私が数球打つ度にダメなポイントを指摘し、これでもかってくらいに細かくポイントを教えてくれる。
最後の方になると、今まで打ったことのないほどの球威のチキータも何発か打てたりなんかもして、そのコツをちょっと掴めたような気がした。

その場で客観的な視点で逐一指摘してくれる個人レッスンの効果というのを体験し、なるほど個人レッスンの魅力とはこういうことなのかと、しみじみと実感した。
(後で調べたらアドバイスを受けたコーチはカットマンのようで、カットマンでもあれほど細かく、かつ上手くチキータを教えることができるのかと、改めて感心した)。

そんな感じで30分みっちり教えを受けて、個人レッスンは終了となった。

これで本日は終了、かと思いきや「残り30分は台を開放するので、サーブ練習をしてもいいですし、マシンを使ってもらってもかまいません。どうします?」と言われ、わお、そりゃありがたい、って喜びながら「じゃあサービス練習します」って言って、そこから黙々と1人でサービス練習をこなした。

 

こうして充実の1時間を終えて、Liliを後にする。
とぼとぼと歩き帰りながら、途中、レトリーな喫茶店を発見して衝動的に入店。
夕暮れに染まる神楽坂の街を窓越しに眺めながら、コーシーとトーストを味わう。
極上のひととき。

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10 件のコメント

    • 椎茸さん
      目からも鼻からも落ちまくりでした 笑
      若い人に教えてもらうという体験が新鮮なんですよねぇ。
      めちゃくちゃ苦手な技術、というのがあるとたくさんアドバイスがもらえるので、ある意味ラッキーですね(>_<)

  • お疲れ様でした。
    いつも個人レッスンを受けてますが、あれは身になりますね。
    非常に疲れますけど。

    • つぐさん
      30分だから大丈夫でしたが、通常の1時間レッスンだとしんどそうだなぁと思っちゃいます・・汗
      あと、1時間も間が持たないんじゃないか、なんて思ったりして、敬遠しちゃってました・・笑
      同じコーチに習い続けるなら、相性がかなり大事なんでしょうねぇ、やっぱり。

      • 1時間は確かに気が合わないとキツいですね。
        うちは自分がずっと呪詛の言葉を吐き続けながら淡々と多球練習で動かし続けられますし、見学してる友人のおっさんがずっと野次を飛ばしてますので大体賑やかです。
        真面目な学生相手だと3割増で厳しいですから、静謐な空気の中でコーチの叱咤と学生のうめき声が響く感じなのであれは1時間は辛いですね。
        学生じゃなくて良かったとしみじみ思います。

        • つぐさん
          人間ですから、やっぱり合う合わないがありますよね。
          コーチによっては愛想が悪い人もいますから、そういう人には習いたくないですねぇ。

          つぐさんが行かれている教室はそんな賑やかな個人レッスンなんですね 笑
          多少の厳しさはありですが、ホビー卓球で叱咤&キツイ多球練習だと、心が折れそうですね・・汗
          学生時代にしごかれまくったので、今はただただ楽しくやりたい私です 笑
          でもたまに初心に帰る意味で、自分を追い込むキツイ練習もありかもしれませんね。

  • 個人レッスン、かなり充実した内容だったみたいですね。自分は今のところ個人レッスンに行く予定はありませんが、今回のナルコさんのコーチが実はカットマンだったと聞いて、ちょっと思ったことがありました。もし事前にコーチの戦型を選べるのなら、自分の練習したい戦型のコーチをお願いするのもありかなと。「左のドライブマンの方いますか?」「カットマンの方をお願いします」「ペン粒の先生をお願いします」「ハンド.ソウの方希望します」「ペン反転1枚ラバーと表ソフトの方を」。
    後半はレア過ぎて先方を困らせるか、「レアな戦型なので特別料金をいただきます。」となりそうですが(笑)。
    でも実際は「ガラスのハートなので優しい方をお願いします」と希望すると思います。
    優しいペン粒コーチ?(笑)。

    • てぐすさん
      普通の個人レッスンなら戦型を調べた上でそのコーチのレッスンを予約しますが、今回はプチ教室からの変更というイレギュラーパターンだったので、誰が担当するかわからないという状況でした・・汗
      レッスンが始まるときは「ペンですがよろしいでしょうか・・」みたいな感じはありましたが(笑)
      (実際に言ってはいませんが)
      ほとんどの卓球教室では「ペン表の先生をお願いします」「いません」で終わりそうですね 笑

      コーチの性格を指定できるシステムは面白いですねぇ。
      私なら「褒められて伸びるタイプなので、とにかく褒めまくるコーチをお願いします」と言ってしまうかもしれません(笑)
      「いません」なんて言われたらガッカリ感が半端ないですが・・。

  • 卓球教室でしか卓球をしていない中、中、中、中、中、中の(意味不)ゼロノスが通りますよ〜。でも意外とそういう方多いんではないのかと思っています。上手な人と練習すると上達を感じますもん。
     コーチはやはり、実績だけでなく技術の柔軟な方とやる方が良いと感じます。上手な人の中にはクセの強い人もたくさんいます。でも、教えるのがうまい方はあえてそれを抑えてきれいな卓球を教えてくれますね。後、やっぱり外せないのがブロックが上手なコーチ。何を打ってもバック、フォアときれいに打ち分けるブロックのできるコーチとやるとラリーが続くので本当に良いと思います。そういうコーチを探すのは大変ですが。
     さて、最近の発見を聞いてください!私、腕も無いのにテナジーが裏面に良いとかバブリーな発言をしましたが、もうテナジーやめようとついこの間まで思っていましたよ⤵⤵多球でテナジー振って「コレは良い」とか本当にお恥ずかしい次第です。なんでかって、ラリーできないんですね、返球が早すぎるんです。しかもかけ返せば余計に回転が難しくなっていく。強く打ったらお終いなのです。これは使いこなせないとコーチに相談したら、スイングを変えることができました。教室は通うとコーチが、自分の状況も覚えていてくれるのも良いですね。
    さて裏面のスイングですが、例えると、抱きかかえた大きめの幼児のお尻を手のひらで撫で回すようなスイングです。対下回転ならお尻から腰へプリンっとこう…難しいですね。以前のスイングはカチっカチっとお控えなすってしてました。いやー動画で見て頂きたい(笑)それでもテナジーを手懐けるのは相当な練習が必要ですね。あぁ、練習がしたい。

    • ゼロノスさん
      中、中、中の意味は例のあれですね?
      どうぞお通りくださいまし 笑
      自分よりはるかに上のレベルの人と打てるというのが教室の魅力ですよね。
      さらに教え方の上手さも兼ね備えているコーチに出会えれば最高です。
      クセをおさえて教えてくれる、なるほど確かに。逆に「クセのあるいやらしい卓球を教えてください」と言ってみるのも面白いかもしれませんね。
      コーチとやるとどんな球も返ってくるので本当に気持ちいいんですよねぇ。
      自分まで上級者になった気分を味わえます(笑)

      テナジーが使いこなせないと言っている人はけっこういるようですね。
      性能が良すぎるとある人にとってはじゃじゃ馬になってしまうという・・。
      スイングを変えて対応したとのことで、これからの試行錯誤でまた使いこなせるようになるかもしれませんね。
      的確なアドバイス、まさに掛かり付けのコーチを持つメリットですね。

      幼児のお尻をなで回すようなスイング・・こりゃイメージが難しい・・笑
      なんにせよここからが勝負ですね。
      これはゼロノスさんのテナジー探究物語から目が離せません(笑)
      続きを楽しみにしてます。
      ああ、私ももっと練習がしたい。

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