妄想新種目「卓球5戦型」

 

日本で初開催された陸上の世界リレーってのを初めて観たんだけれど、「混合2人制1600mリレー」とか「混合シャトル障害リレー」なんていう、これまで観たことのない新しい種目があって驚いた。

特に「混合シャトル障害リレー」は国際大会では初実施らしく、選手も戸惑うし観客も「ルールを理解するのがやっと」的な反応だったらしい。

なんでも、「若年層の新たなファンを獲得したい」という世界陸連の狙いがあって導入されたとのことなんだけれど、結果はどうであれいろいろやってみるのはよいことではないかしらと思う。

さて、卓球に新種目を加えるとしたらどんなのがよいだろうかと考えたとき、「卓球5戦型」なんてどうだろうか、と提案したい。

これはどういうものかというと、オリンピック競技にもなっている「近代5種」という、1人の選手がフェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングという異質な5種類の競技で競う「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれる過酷な競技があって、それと同じような感じで、1人の選手が5つの戦型で対戦するという種目である。

【5つの戦型】
・シェーク(ラバーは裏裏か裏表)。
・カットマン(ラバーは自由)。
・ペン表(片面)
・ペン裏裏
・ペン粒(裏面のラバーは自由)

【ルール】
・7ゲームズマッチ
・1ゲームごとに戦型を変える
・最初に戦型のオーダーを提出する

オーダー提出があるってとこがおミソ。
相手の最も得意な戦型(エース戦型と言います)に自分の一番苦手な戦型を当てにいったり、エース戦型にエース戦型を当てにいったり。
また、ストレートで決着すると4つの戦型しか使わないし、接戦になると2回使う戦型もあったりなんかするので、オーダーに頭を使うという点も大きな醍醐味となる。

これなら卓球を知らない人にも「戦型ってなんだ?」と興味を持ってもらえて、卓球にはいろんな戦型があることを知ってもらえるし、卓球界としてはペンホルダーの需要が増えて活性化しますわね。

まさに「キング・オブ・テーブルテニス」ともいえるこのハードな種目。
国際大会の新種目にするのもよいけれど、草の根レベルの大会で導入するのも面白いかと思う。
草の根プレーヤーってラケットをたくさん所有してシェークやらペンやらをあれこれ試して楽しんでいる人もけっこういるから、新種目になったら本格的にのめり込んじゃう人は意外に多いんじゃないかと思うんだけどね(用具代がかかっちゃうのがネックだけど・・)。

ところで卓球新種目を考えようと思ったきっかけはというと、東京五輪の卓球のチケットが他の人気スポーツに比べて意外に安いと思ったからである。
卓球の最も高額なチケットは36,000円なんだけれど、チケットの高額トップ3は、陸上・130,000円、水泳・108,000円、バスケ男子・108,000円とめちゃ高くて、他のラケット競技と比較しても、テニス・54,000円、バドミントン・45,000円と、卓球よりも高い。そして他にも卓球より高い競技はいくつかある。

卓球は人気スポーツになったと言われてはいるけれど、安く設定されているというのはちと悔しいではないか。ほしたら、もっと卓球の注目度・人気を高めるためにはどうしたらよいのかしら?「新種目の追加や!」と思ったわけである。
しかしまあ、正直、チケット代はあんまり高くなってもしょうがないから、今ぐらいがちょうどいいんだけれどね・・。

ちなみに近代五種の一番高いチケットは決勝戦の4000円。
「キング・オブ・スポーツ」なのにこの注目度の低さはさみしいすね・・。

そこで提案。
もっと話題性を高め注目を集めるためには、逆に5競技を1つにまとめるとよいのではなかろうか。
水中で馬に乗りながらフェンシングと射撃で戦う、ってな感じにして・・。
近代5種ならぬ「変態1種」ってどうかしら・・。

4 件のコメント

  • 全く面白いというか吃驚なことを考えますね(笑)。観る楽しみが増えそうな提案です。
    「卓球5戦型」、独立した新種目としてだけではなく通常のワールド.ツアー等に取り入れるのはどうでしょう?
    ペン粒の馬龍vsカットの張本くん。ペン表を振るフレイタスとかを観れる可能性が出てくるわけで考えただけでワクワクします!

    ただ、日本式ペン裏ソフト片面が無いのが気になります。ペン表(片面)のところは、日本式ペン片面(裏ソフト又は表ソフト)にしていただけないでしょうか。

    毎度のことですが、今回も想像力妄想力を大いに刺激されました♪

    • てぐすさん
      まさにそれです!
      中国のトップ選手ならどの戦型でも強そうですし、ヨーロッパ選手のペンも観たいですし。
      韓国はこれをきっかけに伝統の本格ペンドラ選手が誕生するかもしれません。
      ワールドツアーに取り入れてくれたらたまりませんね 笑

      私も採用する戦型は悩みました。
      おっしゃるように日本式がないですねっ(気づかなかった・・)。
      「ペン表→日本式ペン片面(裏または表)」に変更のアイデア、採用させていただきます!

      草の根大会に採用するなら「卓球3戦型」にするなどの工夫があってもよいですね。
      この新種目について、大いに妄想を膨らませてほしいものですが、どこからか「ペンが多いだろ!」「アンチはどうなるんだ!」「ハンドソウを忘れとるんとちゃうけ!」という声も聞こえてきそうで・・。
      いやぁ、なかなか難しい。

  • 面白いですね!
    真の卓球の実力が顕になりそうです笑笑
    発展していけば利き腕と逆のプレーなんかも求められたりして笑笑

    • 卓球主義さん
      ありがとうございます!
      まさに「真の卓球キング」決定戦と言えるかもしれませんね(大げさやな)。
      「利き腕と逆」を取り入れるのは面白いですねぇ。グッドアイデアです。
      さらに発展して「親族とのダブルス」を取り入れちゃうのもありかもですね
      笑笑

  • てぐす へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。