どうも、実家でまったりブログを綴っておりますナルコです。
本日は年末ということで 、今年読んだ16冊の卓球本の中から「この本は特に良かったなあ」と思うものを5冊選んでみようと思います。
ではさっそくいきましょう。
『笑いを忘れた日 伝説の卓球人・荻村伊智朗自伝』 荻村伊智朗(著)
(詳しくはコチラ→)『笑いを忘れた日 伝説の卓球人・荻村伊智朗自伝』
記念すべき1冊目に取り上げた卓球本である。
卓球史上最も偉大な人物と言っても過言ではない荻村さんだが、若い人たちは荻村さんのことはあまり知らないと思う。
卓球をメジャーなスポーツにするために様々な改革を行うなど、人生の全てを卓球に捧げた究極の卓球人、それが荻村さんである。
卓球がネクラなスポーツではなく、「明るく楽しいスポーツ」というイメージへと変わったのも荻村さんのおかげなのですよ、皆さん。
この本を読めば荻村さんがどれほど凄い卓球選手で、引退した後もどれほど卓球界に影響を及ぼした人なのかよくわかる。
『選手の力を引き出す言葉力』 高島規郎(著)
(詳しくはコチラ→)選手の力を引き出す『言葉力』
コーチ(ベンチコーチ)が選手の力を引き出すためにはどのような言葉をかけてあげればよいのか、その場面ごとに応じた言葉の使い方について書かれた本である。
卓球界きっての理論家「ミスターカットマン」こと高島規郎さんの独自のアドバイス法にとにかく感心させられた。
一流の監督やコーチは技術論にプラスして「アドバイス力」が優れていなくてはいけないということを改めて教えられた一冊。
『差がつく練習法 卓球 渡辺勝男式多球練習』 渡辺勝男(著)
東京の八王子で活動している丸善クラブの監督・渡辺勝男さんが書いた「多球練習」に特化した珍しい本である。
「熱血親父」という愛称を持つ渡辺さんの熱い言葉で、長年かけて生み出した多くの多球練習法が紹介されている。
渡辺さんの指導法が「多球練習」と「ゲーム練習(試合)」だけ(一球練習はしない)という話にめちゃ驚いたことを今もはっきりと覚えている。
多球練習に絶対的な信頼を置く渡辺さんの熱すぎる情熱が詰まった一冊。
『世界最強 中国卓球の秘密』 偉関晴光(監修)
(詳しくはコチラ)
『世界最強 中国卓球の秘密』 監修:偉関晴光 その1
『世界最強 中国卓球の秘密』 監修:偉関晴光 その2
元中国代表であった偉関さんが伝える、中国卓球の思想・哲学、練習法などが満載の本。
圧倒的な強さを誇る中国卓球の秘密をいろいろと知ることができる。
日本卓球の常識とはまったく違う考え方に本当に驚かされる一冊。
『卓球王 水谷隼の勝利の法則―試合で勝つための99の約束事』 水谷隼(著)
詳しくはコチラ→『卓球王 水谷隼の勝利の法則―試合で勝つための99の約束事』
現役のトップ選手が「練習、技術、戦術」などに対する考え方を綴った、大変貴重かつありがたい本。
20代の選手がこれほど深く卓球について考えているのかと驚愕した。
さすが卓球界の若き哲学者である。
水谷選手が50歳くらいになったら究極の「卓球哲学書」を書き上げるのではなかろうか。
読まないと損をする圧倒的に面白い卓球本である。
ということで5冊選んでみました。
この中からナンバーワンを選べと言われたら、『卓球王 水谷隼の勝利の法則―試合で勝つための99の約束事』と『世界最強 中国卓球の秘密』である。
甲乙付け難し、ということで、芥川賞のようにダブル受賞となりました。
え?何の賞かって? 「ナルコ卓球本大賞」に決まってるじゃないですか!
第2回の大賞は誰のどの本が受賞するのか、今から来年の年末が楽しみですね。
ということで、今年も面白い卓球本をいろいろと読みましたが、私は手に入る卓球本はすべて読んでブログで紹介することを目標にしておりますので、来年もコツコツ読み続けようと思います(20冊以上は読むぞ!)。
それではまた!
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