ドイツ・オープンの決勝戦のダイジェスト動画を観ました。
石川佳純VS武楊
世界ランク10位の武楊に7位の石川選手は1-4で敗れてしまった。
私はほとんど武楊の試合を観たことがなかったんだけど、えげつない選手だね。
特にドライブ力が凄い。
女子カットマンが攻撃をする時はスマッシュを使う選手が多いと思うんだけど、武楊はドライブでもガンガン仕掛けていく(もちろんスマッシュも使う)。
一発でぶち抜くパワードライブも強烈なんだけど、回転量重視で打っているドライブが石川選手にとっては非常にやっかいだ。
見るからにとんでもない回転量である。
カットで粘って浮いたボールを強打するというのはカットマンのセオリーだけど、武楊はたとえ浮いていなくても強烈な回転量のドライブで攻めることができるわけだ。
普通に低い弾道のツッツキでレシーブしたとしても、それをドライブで打って来るんですもの、対戦する選手はまさにいつ攻撃が来るか一瞬たりとも油断できない状況。
「落ち着いてカット打ち」なんて言っている場合ではない。
さっさと攻撃して決めてしまわなければいけない。
けどそれがまた焦りを生んで凡ミスをしてしまう・・・。
ああ、恐ろしや武楊さん。
これからのカットマンは攻撃と守備の割合が5:5くらいじゃないとダメだ! なんて声もあるが、そうなると武楊のように、下回転のボールをドライブ攻撃できる技術が必須となるのでしょうね。
武楊と石川選手は過去の対戦も1勝8敗と相性が悪い。
28日に開幕する世界卓球では、1次リーグで同じ組となった北朝鮮とドイツに強いカットマンがいるらしいから、カットマン対策は急務ですな。
北朝鮮のカットマン・・・なんだか不気味な存在だなあ。
(そう言えば90年代に、リ・グンサンっていうめちゃ強いカットマンが北朝鮮にいたな)。
最後にワンポイント情報をひとつ。
石川選手の最近の海外遠征でのリラックス方法は読書。
面白そうな本を空港で買って、寝る前に読むんだそうです。
今回のドイツ・オープンには東野圭吾さんの本を持って行ったとのこと。
というわけで、本日は以上です。
武楊選手のドライブの威力がとてもカットマンに思えませんよね。何せ中国代表とも打ち合っていけますからね。想像するだけで恐ろしい((((;゜Д゜)))
そして表カットマン特有の変化カットや広い守備範囲もあるため怖い存在ですよね。
粒高マンさん
ほんと恐ろしい攻撃力です。
日本人カットマンにはいないタイプ。
大きな国際大会にもっと出てきてもらえたら面白いですよねぇ。
将来的にどこかの国に帰化しそうな気がしないでもないです(´ω`)