以前から行ってみたいと思っていた場所があって、それが『神田テーブルテニスセンター(K-TTC)』なんだけれど、なぜかというと、私が高知県出身だからである。
実家に帰る度に行きたいなぁと思っておったんだけれど行けなかったというのは私が年末に帰るからで、年末年始は神田テーブルテニスセンターさんはお休みだからである。それが今年は夏に帰省することになったので、やっとこさ行く機会がおとずれたというわけである。
なんとタイムリーなことに、先月発売の卓球王国9月号の「取材先で訪問 ショップファイル」というコーナーでも取り上げられており、私はちょっと興奮してしまった。
で、こちらの代表者はご存知の方も多かろうと思うが、上の写真にも写っている中岡隊長こと中岡賢次郎さんである。
(卓球王国2017年7月号の裏表紙にもデカデカと中岡さんが載っていて、その時もめちゃ驚いた)。
私と中岡さんの出会いは、私が卓球を始めたばかりの小学6年生の頃までさかのぼる。その頃の私は週に2回ほど母校の小学校の体育館で父親と練習していたんだけれど、そこにたまに来ていたのが中岡さんであった。その後、中学生になるとちょくちょく練習場で顔を合わせるようになり、数えるほどではあるが練習やゲームをしてもらったりなんかして、私の中学校にも何度か来て頂いた記憶がある。
そんなわけで、中学を卒業して以来会っていないので、中岡さんに会うのは二十数年ぶりなのである。
といっても、私の方は全日本選手権で何度か見かけたことがあり、「たぶん中岡さんだよなぁ」と思いつつ確信が持てなかったので話しかけることはなかったが、卓球王国のゆうさんのある日のブログに「日本有数の卓球バカ」と紹介されていて、おおっと驚いたんだけれど、その後、卓球界ではかなり顔の広い方であることを知った。
てことで、そんな中岡さんの運営する卓球教室(卓球ショップも併設している)にドキドキしながら行って来たわけである。
そや、肝心なことを忘れていた。というのも「神田」の読みは「カンダ」ではなく「コウダ」であるのでお間違いのないように。ちなみに私の母校は神田小学校で、つまり神田は私の地元中の地元ってこと。
名物、「卓球無差別級レッスン」へ
私が参加するのは、毎週水曜日(19:00~20:45)に行われている「フリー教室」で、こちらは小学生から一般まで様々な年齢層の人たちが打ち合うというユニークな教室で、会員でなくても参加できるのでこれに参加することに決めたわけである。しかも料金は、学生は500円、一般は1000円という格安ぶり。
さっそく実家からチャリンコに乗って2分ほど走ると、道路沿いに発見。
グルリと回って正面に行ってみると
おほ、一見卓球教室に見えない風情ある佇まいが素敵ではないか。
一階には駐車場があって、この奥に入り口を発見。
中岡さんが私を見てすぐに気づくということはないだろうけれど、名前を言えばさすがに覚えているだろうから、とりあえず「できるだけ早いタイミングで名乗ろう」ということだけを心に決めて、ドキドキしながらドアを開けた。果たしてそこには何もなかった。
あはん、入り口を間違えちゃった。
どうやらこっちらしいわ。
気を取り直して階段を上ってガラガラと戸を開けると、そこは卓球ショップであった。常連さんらしき人と中岡さんの娘さんと中岡さんがいた。常連さんと喋っていたので近づいていって「あの、初めて来たんですけど」と言うと中岡さんに「学生さんですか?」と聞かれたので間髪入れず「あの中岡さん、〇〇中(出身中学校)の〇〇です」と名乗ったら、「あっ、〇〇か、変わってたからぜんぜんわからんかった(笑)」と言われた。
すぐに思い出してもらったことにホッとしつつ、料金を支払って隣の卓球場へ移動。
中に入るとたくさんの小学生・中学生たちが練習をしていた。実に活気がある。隅っこでササっと準備をすませると中岡さんが入って来て、他の一般の人と軽く打つように言われ、ちょこっと打つことに。その方とちょとだけ喋ったんだけど「私は最近ここで始めたんですよ、六十の手習いで」と仰ったので、この方おそらくフェイスブックなどで中岡さんがよく紹介している社長さんではなかろうかと思った。
そんなちょっとした名物社長さんと打っていると集合がかかり、教室がスタートする。中岡さんが全員を各台に3人ずつ振り分けていくんだけれど、ここの卓球場はとても広くて台が8台もあるので、大人数でもちゃんと回せるところが凄い。
私は男子中学生2人と同じグループになって、何をするかというと多球練習で、中岡さんの指示する課題を3人で10球交代でぐるぐる回りながらこなしていくわけである。中学生の1人もこの日が初めてってことで全員が初対面なので初めのうちは勝手がわからないのもあってかなりぎこちない感じだったんだけれど、やっているうちに徐々に慣れてきてスムーズに回せるようになっていった。
しばらくやると集合がかかり、中岡さんがホワイトボードに図を描いて打球のポイントを解説する。生徒同士の多球練習というのも初めての経験だけれど、コーチが図を描きながら全員に解説するというのも初めての経験であった。
そんな感じで組み合わせを変えながら3人グループでの練習(中岡さんの解説付き)が一通りあって、最後は2人で7分ずつの課題練習をやって終了となった。
(ちなみに全員が同じ練習メニューというわけではなく、マシンを使っている人なんかもいる)。
と、こんな感じで神田テーブルテニスセンター体験を終えたわけなんだけれども、東京の卓球教室では経験したことのない興味深いレッスンで、途中では女子中学生やペンドラ少年とも打つ機会があったし、何かと貴重な体験であったなぁと思う。
人がえらく多かったので中岡さんとはあまり喋ることができなかったけれど、また全日本などで見かけることなどがあればちょこっとでも話せればよいかな。
都会はそこら中に卓球教室があるけれども、田舎はもうほんとにぜんぜんないので(野菜の無人販売所はいっぱいあるけど)、このような卓球教室が県内の各所にできればよいのにと願わずにはいられない。
そんなわけで、以上かな。
そや、忘れている人もあろうかと思うので、最後に念を押してもう一度言っておきたい。神田は、「カンダ」ではなく「コウダ」であると。
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・ペン表コーチを訪ねて ~ル・クールTOKYO体験記~
出ましたね、卓球教室巡りシリーズ。まさかの他県とは(笑)
教室によって違いがあるというのは面白いですよね。
このシリーズ読んでると卓球教室に行ってみたくなります。
すんさん
シリーズというほど行けてませんが 笑
できれば全国各地の卓球教室を巡ってみたいという夢があります。
地域性とか運営者のポリシーなどで教室の個性にも違いが出るので、そのへんを比較しながら巡ってみるとたまらなく面白いだろうなぁとワクワクします。
はじめまして。こんにちは。
私が現役の頃に卓球教室があったらなぁと思いますねぇ。
指導者もいない環境でやってたので、今でも我流のクセが抜けません。
大人と子供が一緒に練習できる環境は素晴らしいと思います。
いちぞうさん
初コメントありがとうございます~。
私の現役の頃も卓球教室はありませんでしたが、あったら確実に通ってると思います。
確かに最初に習わないと独特のフォームになるかもしれませんが、逆に大人になると我流のクセが武器になっているのではないでしょうか 笑
クセがある方が個性的で私は好きですけどね 笑
ナルコさん、こんにちわ(^ー^)
故郷の卓球場で、しかも経営してる人と知り合いってナカナカ無いですよ~
いかにも地元って感じでイイですね。
みんなを集めて解説とか、生徒同士で多球練習ってめずらしい気がします。
あと、球拾いって意外とコツいるんですよね~
うまく網ですくい取れなくてコロコロあらぬ方へ転がって行っちゃったりして…(笑)
しかし卓球って打ち始めたら老若男女関係なくなっちゃう所がスバラシイ!
私も神田で「アーダ、コウダ」指導を受けてみたいものです。
お後がよろしいようで m(_ _)m ペコリ
つじまる兄さん
こんにちわ~。
昔から知ってる人が地元で卓球教室を経営してるのはやっぱ嬉しいですねぇ。
多球の球出しが下手だと迷惑をかけるので緊張すると思いますが、球出しの上達は卓球の上達にも繋がるんでいいシステムだと思います。
球拾いもたまにすごい下手な人がいますね(笑)。
利き手じゃない方で拾うのもフリーハンドのバランス感覚が鍛えられていいかもしれません。
私が地元で卓球教室をやるなら「卓球上達の秘訣はコウダ!」ってキャッチフレーズをつけると思います 笑
スベりますね、これは・・。