【技術の断捨離2019】プレースタイルを快適にするために捨てたり残したり

 

ようやっと昨日のこと、初打ちが叶った。
約20日ぶりの練習であったんだが、モヤモヤとしていたものが解消され、やっと2019年がスタートしたなって感じ。

さて以前、断捨離っつうものを卓球に応用しようと思って断捨離を研究し、それで得た付け焼刃の知識を使って自分の持っている技術の整理をしてみたってことがあった。

技術の断捨離――自分の卓球を見つめ直す絞り込み作業
技術の断捨離――実践編

久しぶりに読み返してみると相当な熱量で書いてるなぁって我ながら呆れてしまったんだけれど、あれからだいぶと経って、年も改まったことだしここいらでもういっぺん整理しときましょうかそうしましょうってことで、そうすることにした。

今回も断捨離の生みの親である、やましたひでこさんの書籍に掲載されている表を使ってそれをやる。

【技術の断捨離】

今の気持ち   技術  理由は?
あっさりと手放せる ・前進回転に対する裏面ドライブ
・ツッツキに対する裏面ドライブ
練習してもうまくならない
迷ったけど手放せる ・表面でのチキータ 試してみたけどまったくうまくできない
迷ったあげく、手放せない 裏面でのチキータ
・前進回転に対する裏面(ミート打ち)
・下回転を表面でバックハンド
バック系技術の弱点の克服
絶対に手放せない ・プッシュ
・サイドスピンショート
ツッツキをミート打ち
・こするミート打ち
・サイドスピンツッツキ
ペンの強み・ミートマンの強みを活かせる

 

前回と内容がまあまあ変わったではないか。
なるほどやはりこの表を使って整理してみると今の自分がよく見えてくるね。

こうしてみると未練がましく執着している技術がわかるというもので、「裏面でのドライブ」は完全に捨て切った私であるが、「裏面でのチキータ」と「前進回転に対する裏面ミート打ち」とは、別れ話がこじれて離れられない状態である(なんとか頑張ってものにしたい)。

手放せない技術はだいぶ固まってきたように思う。
当ブログでもちょくちょく書いている、ペンの強みを生かすサイドスピンショートやサイドスピンツッツキは意識的に取り組んでいるから実践でもわりと使えるようになってきている。

「こするミート打ち」っちゅうのは、ドライブとミート打ちの中間的なやつで、これも意識的に取り組んでいる技術なんだけれど、まだまだ改良の余地ありって感じやね。
【過去記事】「ぶつけるドライブ」という打ち方

そんで「迷ったけど手放せる」の枠に「表面でのチキータ」ってのが入っているんだけれど、これが実にほろ苦い。
裏面チキータが難しいのであれば表面でやったればええやんけって最近チャレンジしていたんだけれど、どっこい裏面チキータよりムズイやないかいってことで、「君とは遊びだったんだ」つって、一方的に振ることにした。

とりあえずこんな感じかな。

では、この表を、サービスの断捨離にも利用してみることにしましょ。

【サービスの断捨離】

今の気持ち   技術   理由は?
あっさりと手放せる ・フォアサイドからのサービス 試合で使わないから
迷ったけど手放せる ・巻き込みサービス 回転量が少ないのでほとんど効かない
迷ったあげく、手放せない ・フォアサイドへのロングサービス うまくいけば激烈に効く(ただし試合になるとビビって出す勇気がない)
絶対に手放せない ・投げ上げサービス
・バックハンドサービス
・なんちゃってYG
得意なサービスだから

 

「巻き込みサービス」はちょくちょく練習で使ってはいたんだけれど、試合で使えるレベルにはならんかったので、惜しいけれど捨てることにした。
「フォアサイドへのロングサービス」は試合ではぜんぜん使わないんだけれど、どうしても手放せないので残しておく。

で、新しく加わったのが「なんちゃってYG」である。
これはつぐさんという方(常連の方)からコメント欄にて教えてもらったサービスなんだけれど、つぐさん曰く「最近よく効くのはなんちゃってYGです。実は下手でYGはまるで切れないんです。オールナックルですが一見切れてるように見えるようです。いかにも上級者っぽく振り切るのがコツで、ハッタリも大事だなと思いました」

とのことで、これを受けて私も練習で試してみるようになったんだけれど、これがほんとに効くのである。フォロースルーをさらに速くして「凄そうに見せる」という工夫を重ねていけば実践でも使える武器となりそうなので、今年はこれをもっと磨いていこうかと思っているところ。

 

こうして改めて自分の技術を整えてみると、実にすっきりとしてよい気分である。
練習時間が少ない分、やるべき技術を絞って練習に励むと効率的な練習になるってもんです。

名人と言われる落語家は、一般的に100~300の持ちネタがあるんだけれど、天才落語家・故桂枝雀さん(上方落語の爆笑王)は、持ちネタを60に絞ってそれを徹底的に磨き上げたという。
それを定期的に見直して、ちょこちょこ入れ替えて新たな60の持ちネタとし、それをまた磨いていくって感じだったらしいんだけれど、私もまさにその精神でいきたいと思うのであります。

あれもこれも手を出して中途半端になるより、「絞って磨く」っつうのがよいよね。

20 件のコメント

  • あけましておめでとうございます。
    この表、面白いですね。
    私は後陣からのドライブが捨てきれません。
    下がれば不利になるのはわかっていてもやめられません。
    いったい何に執着しているのやら 笑
    本年も面白いブログを期待しています。

    • すんさん
      なんかわかります、その気持ち。
      わかっちゃいるけどやめられないってやつですね 笑
      後陣での引き合いはドライブマンの醍醐味ですからね。ドライブマンとしての矜持がそうさせるのでしょう。
      捨てずにやり抜くことを
      おすすめします(無責任やな)。
      変わらずの阿呆ブログですが、本年もよろしくお願い致します。

  • ナルコさん、先日はありがとうございました〜!(^0^)”
    たまたま空いてて、ゆったり練習するにはイイ環境でしたね。
    なるほど~何やら思考を巡らせながらやっているなと感じましたが
    こーゆー事だったんですね!
    うーん、こうして表で見るとすごく分かりやすい。
    「絞って磨く。」
    身体のみならず、用具でも技術面でもメタボな私には耳の痛いお言葉でございます。
    弱い人間ほどゴタゴタ飾りを付けたくなるモンでございます、ハイ。
    自分はこれで行くという確固たる信念、自信のある自分らしいプレーが、理想でしょうか(^ ^)

    • つじまるさん
      充実の初打ちができてほんと良かったです ^_^
      人がいないところでやる練習は最高でしたね。
      私も少ない練習時間なりにあれこれ考えてやっておりますが、思考が行ったり来たりで前になかなか進みません(笑)
      プレースタイルの探求には終わりがないような気もします。
      追い求め続けることそれ自体が卓人としての楽しみなのかもしれません。
      用具マニアのつじまるさんも、用具が溢れてわちゃわちゃになったら、ぜひこの表をお使いください 笑

  • あけましておめでとうございました。
    断捨離表は参考になりますね。
    自分は裏面打法のグリップが表ソフトの打ち方に合わず、泣く泣く表ソフトを捨ててミート関連の技は全て失いました。
    快速スマッシュもプッシュもバックハンドスマッシュも無くなりましたが、代わりに表ソフトのグリップにする必要が無くなったのでどの高さの球もドライブできるフォアハンドと、チキータもロング球に対するカウンタードライブもできる裏面打法を手に入れました。
    ショートは死にました。
    上達するに従って理想としてた卓球とはどんどんかけ離れていっていますが、何かを得ることは何かを捨てる事なのかも知れませんね(T-T)
    捨てたくない技にこだわると勝ちは得られなくなるのかも知れません。
    ああ、表ソフトの感触が懐かしい…。

    おお、ついに自分の名前もブログデビューしましたねw
    練習してるといつかサーブも切れるようになるかもしれませんね。
    ハッタリサーブはさらに気合を入れた掛け声と強めに脚を踏み鳴らしたりするとハッタリ力が倍増します。
    真面目な中学生とかは面白いくらいに引っかかります。
    ずるい大人です。
    それでも一点ほしいのです。
    今年もよろしくお願いします。

    • つぐさん
      あけましておめでとうございます~。
      なんと、表ソフト卓球を全て捨てた代わりに自在の裏面打法を手に入れられたとは、大改革ですね!
      (お亡くなりになったショートのご冥福をお祈りします)。
      理想のスタイルと現実との折り合いをつけながらの取捨選択は難しいものですが、それが卓球人の楽しみでもありますね。
      私はショートと心中する覚悟だけはできてますが 笑

      勝手にデビューさせて頂きました 笑
      しかしあのハッタリYG は効きますねぇ。
      今度は実戦で使うつもりでいます。
      大人の世界では何かとハッタリが大事ですが、卓球においても有効ですね。
      ハッタリマスターを目指すの楽しいかもしれませんw
      本年もよろしくお願い致します。

  • こんちは!とても驚いたことがあるんです!実はテナジーの時代が終わるかもしれないんです!!!バタフライ公式サイトに出たのが2019年春ディグニクス05発売という記事です!この記事を見た瞬間、バタフライは、どこのメーカーにも抜かれないな!と、思ってしまいました。もう水谷も使っているらしいです!スプリングスポンジの進化版スプリングスポンジXがついているようです!僕の考えだと、05ということは、テナジーと同じように、80、64、25(+FX)とシリーズ化していく
    のだと思います。発売して、もしも使う機会があったら、ナルコさんレビューお願い致します!

    • ナユタン星人さん
      まさかのテナジー時代終焉!?
      そのラバーが噂になっているのは知ってましたが、水谷選手が替えたラバーがそれだったんですね!
      たしかに05ってことは、今後シリーズ化しそうですね。
      進化版スプリングスポンジX?!
      いやぁ、これは興味そそられまくりです。
      めっちゃ使ってみたい。
      あ、その前に、まだテナジーを使ったことがないんで、先にそちらを使わなきゃ・・笑

  • 俺はテナジー80使ったことあります!でも、俺はあまり向きませんでした。しかし、ロゼナの方はいい感じでした!あと、テナジーを使うのならば言っておきます。05は回転型、80はバランス型、64はスピード型、25は速攻型に向いてます!ちなみにFXはスポンジが少し柔らかいので扱いやすくなっております!(05ハードもありますが、使いにくいらしいです)

    • ナユタン星人さん
      ずっと表だったので裏ソフトの世界は浦島太郎状態ですw
      ロゼナは使いやすくていいですよね。

      テナジーで惹かれるのは一番人気の05ですが、自分で使うとしたらそれ以外かもしれません。
      25って速攻型に向いてるんですか!?
      そりゃめっちゃ使ってみたいですねぇ。
      テナジーを試しているうちにディグニクス05のさらに新しいシリーズが発売されそうな予感・・笑

  • 話題が変わりますが、僕はカールP2という表ラバーと粒高ラバーの間のいわゆる半粒を使っています。ナルコさんも表使いということで、表や粒の、でたらいいな♪というラバーを考えて頂けますか?ちなみに僕はバタフライからスプリングスポンジを使って表や粒を作って欲しいと思っています!あとは、アンチ表とか?まあ、アンチ粒は、禁止になったみたいですし・・・・ナルコさんお願い致します!

    • ナユタン星人さん
      スプリングスポンジを使った表っていいですねぇ。
      私が出たら面白いと思うのはゴリッゴリの「粘着の表」ですかね。
      ラバーにボールがぺったりくっつくくらい強力なやつ。
      まあ、ミートマンの私には合わなさそうですが(笑)
      (シェークのバックにはよさそう)

  • こんにちは、ナルコさん。シェークハンズで、かの有名な平岡義博先生がペンカットの動画を出しているのをみて俄然ペンカットをやる気になりつつも、まずツッツキが入らないゼロノスでございます。
    さて、卓球王国のゆうさんの話では、テナジーは前に振れる人の為のラバーとの事。私の愚考でなんなんですが、実はテナジーは裏面にピッタリのラバーなんじゃないかと。私も高弾性ラバーから裏面を始めましたが、コーチのススメに従って徐々にテンション系に変え、今はバックはテナジー80fxです。なかなかに具合が良いですよ。ナルコさんはフォア面ロゼナとの事ですが、バックは何を使っているんですか?
    Butterflyは春の新製品にディグニクスと張本alcを出すようですね…。使うあてはじぇんじぇんあ〜りませんが、Butterflyは今年もイケイケですね。他社も負けじとガンバってもらいたいです。私ですか?ヤサカ推しに決まってるじゃないですか。ヤサカがんばれ〜とテナジーを振る。

    • ゼロノスさん
      え、あの平岡さんがペンカット!?
      まじですか。そりゃ勇気をもらえますね。しかしツッツキが入らないとは (笑) たしかに難しそうですね。

      「テナジーは裏面にぴったり」これはまた興味深い考察ですね。
      うまく裏面が振れない人でもテナジーなら入りやすいなんてこともあるかもですね。俄然興味がわいてきちゃいましたw
      私はバックにはレガリスレッドを貼ってます。これも使いやすくていいラバーですね。
      あと、バックに表ソフトを貼って、反転して表と裏を使い分ける、みたいなこともやりたいんですが、今は裏を使いこなすための練習に手一杯ですw

      ディグニクスと張本くんモデル、人気が爆発しそうですね。
      バタフライ独走に拍車がかかるか、他社が一矢報いるか、楽しみですね。
      私は推しメーカーはありませんが、いろんな商品を出しまくるより、こだわった用具を満を持して世に問う、みたいなのが好きです。
      私もヤサカは好きなので、愛用のアンドロのユニフォームを着て応援します (笑)

  • なんだお互いに隠れヤサカファンじゃないですか。吹きましたよ(笑)
    ナルコさんのこだわった用具を満を持して…、というのは、ダーカー、アームストロング、コクタク系ですね。いやーマニアックですね。でもラケット交換が楽しみになりますよね(笑)
    私、レガリスレッド使ってました。でも、裏面ドライブの際、若干スポンジが負ける感じがしまして…。でも、軽いしかかるしいいラバーですよね。
    反転技術があったら、素晴らしいですよねぇ…卓球王国のdvdで新井卓将さんのペン粒のものを持っていますが、本当に素晴らしい。あのタッチの奥義が知りたい。半分でいいからセンスが欲しい。うちわでもいい。
    いや、楽しく呑気にやりますわ…パタパタ

    • ゼロノスさん
      ヤサカさんは私が卓球を始める前からやってる老舗メーカーなんで、いつまでも頑張ってもらいたいものですね。
      マニアックなメーカーは面白いですよね~。
      あまりに尖った用具だと、興味はあるが使ってみてぜんぜん自分に合わなかったらショックなので手が出しづらいという・・笑
      レガリスはコスパという面では最高かなと思いますね。
      一番の魅力は軽さかもしれません。
      総合的には素敵なラバーって感じですね。

      卓将さんの超絶テクニックはえげつないですよね。
      習いに行きたいものですよ。
      あのセンス・うちわと言わず、扇風機レベルでまるごと頂戴したいですね(笑)

  • ヤサカいいですよねぇ!ちなみにおすすめラバーがあります!その名前はライガン!レガリスより安くて、いいテンションラバーです!うちの近くのショップでは3000円で売ってました。ぜひ使って見てください。3本目に貼ってます!

    • ナユタン星人さん
      おお、ライガン。
      噂には聞いてましたが、3000円代で性能が良ければ最高やないですか!
      名前もかっちょいいし。
      今後の候補ラバーとしてさっそくメモりました。

  • 今日、やっと初打ちでした。あらためて2019年、新年を迎えた気分です\(^o^)/

    YGサーブ試してみました。もちろんなんちゃってです。確率は低いですが相手が戸惑う場面もあったので試合でも試す勇気を持ちたいです。
    とにかく卓球を出来たことが楽しい2019年1月17日でした。

    • てぐすさん
      初打ちおめでとうございます!
      実り多き「卓球ライフ2019」になるといいですね。

      おお、なんちゃってYG を試されましたか。
      うまくフェイクモーションができるようになればきっと強力な武器になると思いますよ。ぜひマスターして試合でもお試しを!
      2019年を「なんちゃってYG元年」にしちゃいましょう(笑)

  • naruko へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。